Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

お姉様の部屋

2010/06/18 20:26:39
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 今私は姉であるレミリアお姉様の部屋に居る。
 ここには私のお気に入りの紅色のふかふかソファがあるのだ。紅色はお姉様も私も好きな色だ。
 ああ、たまんない、このふかふか具合は。いったいどこまで私をふかふかさせるつもりなんだこのソファは。
 ふかふかふかふかふかふか・・・

 ただ、ここに居ると1つ難点があった。

「フラーン。そこのカップ取って」

 お姉様に、めちゃめちゃ頼まれ事をされるのだ。それもとてもくだらない用事で。
 しぶしぶ、カップをベッドで寝そべっているお姉様に渡す。

 そうだ、断ればいいじゃん。
 敬愛しているお姉様であっても、こんなに頼まれ事をされちゃあ、気にいらない。

「フラーン」
「嫌」
「まだ何も言ってないわよ」
「ろくでもない用事でしょ?」
「そんな事ないわ。大切な用事」
「そうなの?何?」
「そこの文々。新聞とって」

 投げつけてやった。

「そんな・・・うちの子が家庭内暴力をするなんて・・・」
「家出しないよりましさ」

 家出と暴力、どっちが悪い子かしら。

「家出なんてされたらお姉ちゃん、何するかわからないよ?」

 ・・・確かに。紅霧異変の比じゃない事をしでかしそうだ。



「フラン・・・お姉ちゃんはねぇ、フランが嫌いだから頼み事をしてるんじゃなくてぇ、フランの将来を思ってこそのぉ、頼み事をしているのよ。わかるぅ?つまりぃ、お姉ちゃんの頼み事をこなす事でぇ、フランのぉ・・・・・・」
「あーもーわかったよ。大人しく言う事聞きますよ」

 お姉様の話が長くなってきたので、私は半ば投げやりに答えた。というかその子供を諭すような口調をやめて。
 まったく、私が居なくちゃ何も出来ないんだから。

「うん、良い子。じゃあまずね、テーブルの上のスプーンとって」
「はいはい」

渡す。

「テーブルの上のシュガーとって頂戴」
「・・・はいはい」

 渡す。

「テーブルの上のミルクとって頂戴」
「・・・・・・・・・はいはい」

 渡す。

「テーブルの上のティーポットとって頂戴」
「いっぺんに頼めよ!!!!」

 投げつけてやった。

「うん、フラン、そこの布巾とって頂戴。切実に」
「あ、ごめんなさい・・・」

 少々やりすぎてしまった。

「なんでそんなに、細かく頼むかな?」
「いや、フランに構って欲しくて」

 ・・・はあ、怒る気にもなれん。

「それより、フラン。紅茶でびしょびしょだわ。着替えたいから服を取って頂戴」
「はあ、わかったよ・・・」

 本当に私が居なくちゃ駄目な人なんだから。

「クローゼットの中からドレスとって頂戴」
「はいはい」

 ガラガラガラ。渡す。

「箪笥の中から帽子とって頂戴」
「はいはい」

 ガサゴソ。渡す。

「そこに畳んである靴下をとって頂戴」
「はいはい」

 ひょいっ。渡す。

「ドロワはないから貴女のを頂戴」
「はいはい」

 ぬぎぬぎ。渡・・・

「せるかああああ!!!!」
「ああ!!あとちょっとだったのに!!!」

 ゆ、油断も隙もない・・・急いで穿き直す。

「どさくさにまぎれて何言ってんのさ!!!」
「・・・だって、ドロワも濡れて気持ちが悪いし・・・」

 本当だろうな・・・それ・・・

「それにしても替え位あるでしょうよ!」
「残念。咲夜が、咲マリだの咲アリだの咲めーだの、他の仕事を優先したおかげで替えがないの。もちろん、貴女のドロワもね」

 咲夜ぁ!!!しっかりしてよ!!!!そんなんだから商社だの瀟洒(笑)だの言われちゃうんだよっっ!!!

「あー気持ちが悪い、気持ちが悪い。フランが私に紅茶かけなきゃこんな事にはならなかったのにねえ・・・ああ、フランはドロワをくれないって言うし。今日1日、こんな気分で過ごさなきゃならないと思うと、憂鬱だわ~。はぁ~あ」

 うう・・・わかったよ、わかったよ!!
 やればいいんだろ!?やれば!?
うう・・・

「わ、わかったから・・・」

 お姉様の見てる前でドロワを脱ぐ。お姉様は目を見開いて私を舐めるように観察していた。

「あ、あんまり・・・見ないで・・・・・・」

 恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい・・・・・・
 心臓が壊れる・・・耳まで真っ赤だよ・・・絶対・・・

 お姉様に手渡す。

「ほう!まだ温い」

 何言ってんのさ!!さっさと穿いちゃってよ!!

「では、早速穿きますか」

 ようやく、穿いてくれるか・・・


 お姉様は私のドロワを頭に穿いた。


「ほう!このかぐわしい芳醇な香り!」
「・・・・・・」

「・・・フラン?」
「うっ・・・うっ・・・」

「や、やばっ。やりすぎた」
「う、うえええーーーんん!」

「ごめん!ごめん!許して!許して!もう巫山戯ないからっ!!」
「うえーーん・・・えーーん!」







□ □ □

「もう!いい加減にしてよ!!」
「はい・・・」

「しかもお姉様のドロワ濡れてないし!!」
「あ、はい。それに至っては弁解の余地もありません」

「私をからかってそんなに楽しい!?」
「結構、かなり楽し・・・」

「なんて言った」
「いや、この通り反省してますんで、どうかお許しを・・・」

「もう!駄目な人なんだからぁ・・・」
「で、でも私の部屋に居るフランも悪いじゃない?目の前に居ると可愛いから、からかいたくなっちゃうもの・・・。い、嫌だったら他の部屋行きなさいよ・・・」

「私はっ!このソファがお気に入りなのっ!」
「ソファ?・・・そうなの?だったらあげましょうか?」

「え」
「好きなんでしょう?だったらいいわよ、あげても」

「いや・・・それは・・・」
「いらないの?」

 本当の目的はソファじゃなくてお姉様・・・・・・ソファは口実・・・

「・・・・・・」
「どうしたの?」

 うー・・・顔が熱い・・・・・・もし、私が温度計なら只今100℃。

「と、とにかく罰として明日は私の言う事聞いてもらうからね!!」
「えー」

「異論は許さない」
「わかったわよぅ・・・」

 しゅん、とうなだれるお姉様。少しは懲りたかしら?













「あ、でも最後に1つお願い事が」
「絶っっっ対やだ!!ろくな事じゃないもん!!」




「抱っこさせて」
「! も、もう・・・しょ、しょうがないなぁ~」

 まったく、私が居ないと駄目な人なんだから・・・
 次の日。
「抱っこして」
「はいはい」

「なでなでして」
「はいはい」

「・・・き、キスして・・・」
「! ・・・もう、おませさんなんだから・・・」






 ギャグと百合を、水飴と砂糖水と昆虫ゼリーに混ぜて煮詰めたらこんなん出来ました。
あと、どなたも突っ込んでくれなかったのですが・・・フランはレミリアのドロワが濡れてるかどのようにして確認したのかという事です。本来は本文中に載せていたのですがテンポが悪くなるんで削ったものです。以下に載せておきます。ふれふれふー!


ふ「ほんとに濡れてるんだろうね!!」
れ「あ、だめ!そんなとこっ!あっ!あっ!」
ふ「変な声出さないでよ!!」
れ「それもそうねー。私が上だし」
ふ「な、なんの話!?」


誤字脱字などあればご連絡をお願いします。

コメントありがとうございます。

>>1 様
ヒモなレミリアが書きたかった。その一言に尽きます。

>>ぺ・四潤 様
商社(笑)「今日は午前中にアリスさん。昼間に魔理沙さん。午後は美鈴。・・・こんなにいちゃいちゃしないといけないなんて。仕事も楽じゃありませんね」

>>奇声を発する程度の能力 様
昆虫ゼリー美味しいですよね。

>>高純 透 様
結論。この姉妹は可愛い。

>>clo0001 様
ヤンデレフランの方ではございませんか!コメントありがとうございます!!

>>6 様
何度泣かされても懲りずに甘える辺り、フランはMのかほりが・・・

>>7 様
商社(笑)「しかしアリスさんはクーデレ。魔理沙さんは甘えん坊。美鈴はお姉さんタイプ。三度楽しめて、三度美味しい」

>>8 様
私の中でフランドールは背伸びしている甘えん坊というイメージですね。
再開発
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
昆虫ゼリー…だと…

駄目な人ほどかまってあげたくなる法則
2.ぺ・四潤削除
ドロワを頭に穿くって言わねぇwww
いいテンポだな。「布巾とって頂戴。切実に」がツボにきたww
咲夜さん咲アリだの咲めーって仕事なのかww
3.奇声を発する程度の能力削除
昆虫ゼリー…昆虫ゼリー!?
この姉妹大好き!
4.高純 透削除
かまってちゃんなおぜうさまかわいいなぁ。
素直じゃないフランもかわいいなぁ。
5.clo0001削除
フランがレミリアのお願いを聞いても、レミリアがフランのお願いを聞いても、結局抱っこしているあたり相思相愛らしくてほのぼのしました。
6.名前が無い程度の能力削除
フラレミ♪レミフラ♪わぁい♪

>まったく、私が居なくちゃ何も出来ないんだから。
 ↓
>「う、うえええーーーんん!」
 ↓
>まったく、私が居ないと駄目な人なんだから・・・

何この最強コンボ…
そう言いつつも、後書きでしっかり甘えてるとか…もうっ。
相思相愛って素敵。
あと、フランとレミリアの「!」が可愛すぎました。
7.名前が無い程度の能力削除
咲夜さんの仕事内容をkwsk
お嬢様限定ツンデレふらんちゃん可愛いね
8.名前が無い程度の能力削除
『甘えるフラン』に勝てるものなど存在しない。
姉妹愛は行き過ぎなぐらいがちょうどいい
9.名前が無い程度の能力削除
レミフラの仲が良いとなんか安心するなぁ