ある朝のことだった。
フランドールがいつものように、ふらふらと館内をぶらついていると、呼び声がした。
断じてクトゥルフではない。
小さな声が二重に三重に聞こえるのだ。それが全て自分を呼ぶ声なのだ。どうやらその声の発生源はレミリアの部屋かららしい。
大きな扉が微かに空いていて、中の様子が伺える。
フランドールは気になった。
気になって気になって仕方がなかった。
仕方がないから、その隙間に顔を突っ込んでみた。
レミリアが小さくなって十二人に増えていた。
フランドールは驚愕して、思わず扉を押し開いた。
その瞬間、部屋の中央でうずくまっていた十二人のレミリア(小)が一斉に振り向いた。ちょっと怖かった。
そして、一斉に飛び掛ってくる。
全員が「フーランちゃーん」と叫びながら、ぴょーんと。
フランドールは十二人のレミリア(小)に埋もれながら、鼻血をだした。
決して興奮したわけではない。
身体中にレミリア(小)を張り付かせ、身動きが取れなくなっていた瞬間に、咲夜が盛大に扉を開け入ってきた。
ばごーん、て。
咲夜は一瞬動揺し、助けを求める涙目で鼻血を出したままのパンモロなフランドールとそれに張り付くレミリアズを見て思わず十二人に増えて小さくなった。
フランドールは驚愕した。
さらに張り付く人数が増える。
フランドールは身動きできなくなった。
そこでしょうがなく、フランドールは四人に増えた。
ブーイングをくらった。少なすぎたらしい。
さらに増えて十六人になった。
ブーイングをくらった。多すぎたらしい。
ぐぬぬ、と歯噛みしながら、四人消すとちょうど良くなった。
一人のフランドールに一人の咲夜(小)と一人のレミリア(小)で一組。
それが十二組。
部屋の中はぎゅうぎゅうだ。
どごーん、と扉が吹き飛ぶ。
そこに登場するパチュリーさん。
フランドール(十二人)は助けを求めた。
汗で濡れた鎖骨が妙に扇情的だった、と後にパチュリーは語る。
パチュリーは頷き、咲夜たちとレミリアたちにプロテインを飲ませた。
彼女らはマッチョになった。
部屋中から汗のかほりがする。
全員がポーズを決め、胸の筋肉をぴくぴく動かしていた。
さらに全員の身長が伸び、その肉体はまるで巌のようだった。
猛烈にうねる筋肉が素晴らしい。
丸太のような腕からは、バラの香りがした。
かくして紅魔館に十二人のマッチョ吸血鬼と十二人のマッチョメイド長が生まれた。
フランドールは現実逃避に、泣きながら一人じゃんけんをしていた。
その噂を聞いた幻想郷の人々は、我先にと紅魔館を訪れた。
門番はマッチョ。
妖精メイドはマッチョ。
マッチョの巣窟に彼らは目を輝かせた。
そうして、パチュリーはプロテインを配りまくって、大もうけをした。
かくして幻想郷の少年少女、老若男女、妖精妖怪人間問わず、全員がマッチョになった。
そこはもはやマッチョの楽園となったのだ。
右を向けばマッチョが微笑む。
左を向けば自身の筋肉を見せ付けるようにポーズを決める。
上を向けばパンモロ状態の少女が岩のような筋肉で、天に昇っていった。
下を向けば地中から顔だけ出したマッチョが一人。魔法使い(マッチョ)がキノコを採るかのように採っていった。
四方八方どこを見ても筋肉しかなかった。
いつしか植物も影響を受け、幻想郷にある植物は全て筋肉質になった。
こうして、幻想郷はあらゆる意味でのアルカディアになったのだ。
おお、偉大なるプロテインよ……。
フランドールは全てがいやになって枕に顔を埋めて、眠った。
起きたら夢でありますように。
そんなことを思った。
フランドールがいつものように、ふらふらと館内をぶらついていると、呼び声がした。
断じてクトゥルフではない。
小さな声が二重に三重に聞こえるのだ。それが全て自分を呼ぶ声なのだ。どうやらその声の発生源はレミリアの部屋かららしい。
大きな扉が微かに空いていて、中の様子が伺える。
フランドールは気になった。
気になって気になって仕方がなかった。
仕方がないから、その隙間に顔を突っ込んでみた。
レミリアが小さくなって十二人に増えていた。
フランドールは驚愕して、思わず扉を押し開いた。
その瞬間、部屋の中央でうずくまっていた十二人のレミリア(小)が一斉に振り向いた。ちょっと怖かった。
そして、一斉に飛び掛ってくる。
全員が「フーランちゃーん」と叫びながら、ぴょーんと。
フランドールは十二人のレミリア(小)に埋もれながら、鼻血をだした。
決して興奮したわけではない。
身体中にレミリア(小)を張り付かせ、身動きが取れなくなっていた瞬間に、咲夜が盛大に扉を開け入ってきた。
ばごーん、て。
咲夜は一瞬動揺し、助けを求める涙目で鼻血を出したままのパンモロなフランドールとそれに張り付くレミリアズを見て思わず十二人に増えて小さくなった。
フランドールは驚愕した。
さらに張り付く人数が増える。
フランドールは身動きできなくなった。
そこでしょうがなく、フランドールは四人に増えた。
ブーイングをくらった。少なすぎたらしい。
さらに増えて十六人になった。
ブーイングをくらった。多すぎたらしい。
ぐぬぬ、と歯噛みしながら、四人消すとちょうど良くなった。
一人のフランドールに一人の咲夜(小)と一人のレミリア(小)で一組。
それが十二組。
部屋の中はぎゅうぎゅうだ。
どごーん、と扉が吹き飛ぶ。
そこに登場するパチュリーさん。
フランドール(十二人)は助けを求めた。
汗で濡れた鎖骨が妙に扇情的だった、と後にパチュリーは語る。
パチュリーは頷き、咲夜たちとレミリアたちにプロテインを飲ませた。
彼女らはマッチョになった。
部屋中から汗のかほりがする。
全員がポーズを決め、胸の筋肉をぴくぴく動かしていた。
さらに全員の身長が伸び、その肉体はまるで巌のようだった。
猛烈にうねる筋肉が素晴らしい。
丸太のような腕からは、バラの香りがした。
かくして紅魔館に十二人のマッチョ吸血鬼と十二人のマッチョメイド長が生まれた。
フランドールは現実逃避に、泣きながら一人じゃんけんをしていた。
その噂を聞いた幻想郷の人々は、我先にと紅魔館を訪れた。
門番はマッチョ。
妖精メイドはマッチョ。
マッチョの巣窟に彼らは目を輝かせた。
そうして、パチュリーはプロテインを配りまくって、大もうけをした。
かくして幻想郷の少年少女、老若男女、妖精妖怪人間問わず、全員がマッチョになった。
そこはもはやマッチョの楽園となったのだ。
右を向けばマッチョが微笑む。
左を向けば自身の筋肉を見せ付けるようにポーズを決める。
上を向けばパンモロ状態の少女が岩のような筋肉で、天に昇っていった。
下を向けば地中から顔だけ出したマッチョが一人。魔法使い(マッチョ)がキノコを採るかのように採っていった。
四方八方どこを見ても筋肉しかなかった。
いつしか植物も影響を受け、幻想郷にある植物は全て筋肉質になった。
こうして、幻想郷はあらゆる意味でのアルカディアになったのだ。
おお、偉大なるプロテインよ……。
フランドールは全てがいやになって枕に顔を埋めて、眠った。
起きたら夢でありますように。
そんなことを思った。
寝る前に物凄いのを読んでしまったwwwww
誠に恐ろしい
あれですよね、夢の中とかまどろんでる最中とか、ホントに訳解らないこと考えますよね。仕方ないね。
じゃ、今日はもう寝ます おやすみなさい
あれ?あなたはパチy