Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

馬鹿ばかり

2010/06/18 01:49:22
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「あちい、超あちい。何これ焼き鳥になる」
「てめ、言うなよ。言ったら暑くなるだろ」
「ごちゃごちゃうるせえよ蚊じゃないんだからさ」
「蚊ぁナメんなよ。あいつら母親なんだからな、子どものために栄養集めてんだからな」
「……蚊ってすごいんだな。ごめんおやつ程度にしか見てなかったよ」
「ああ、すごいんだよ蚊は。……にしても暑いな」
「あ、てめ、さっき言うなっつったべや」
「うっせノーカンだノーカン」
「……チルノ呼ぶか」
「……賛成」



「おいすー」
「おいっす」
「おいーす
「で、何よ」
「カキーンと一つやってくれ」
「10度くらい一気に頼む」
「お前ら私のこと冷房か何かだと勘違いしてるだろ」
「違うの?」
「初耳だわ」
「よーしそこに並べ。今日は蛙の代わりに鳥と虫を氷漬けにしてやる」
「頼んだ」
「暑いよりはマシだ」
「私の冷気甘くみてんじゃねえぞ。もう食らったらほら、あれだぞ」
「あれって何だよ」
「意味ワカンネーこと言ってないで早く冷やせや」
「本気出したらこの辺氷河期だね。マンモスだね」
「だから氷河期って何だよ、マンモスって何だよ」
「えーと、何か寒い、らしい」
「それ冬っていうんだよばーか」
「冬も知らねーのか、流石チルノだな」
「うっせ! うっせ! んだよ冬くらい知ってらぁ! レティのことだろ!?」
「ほら見ろばかだ」
「ばーかばーか」
「死ね! 帰る!」



「……あーあ、行っちゃったよ」
「からかい過ぎたな」
「変わらず暑いしよぉ……」
「お、ルーミアだ」
「ホントだ」
「まぁたあいつ闇出しっぱで飛んでるよ」
「あの化け杉にブチ当たるに一口」
「賭けになんねえよボケ。ほら、当たるぞ、当たるぞ、当たるぞ、当たった」
「落ちたな」
「行く?」
「日陰くらいにはなんだろ」



「昼間っから星が見えるぞ! 不思議!」
「そりゃてめえの頭ん中だけだよ。目ぇ覚ませ」
「駄目だ、完璧に逝っちまってる」
「ちょっと気持ち悪い虫這わせてやれば覚ますんじゃね?」
「誰かのへたっくそな歌聴かせたほうがマシだろ」
「おい! 今度はお月様だ! 狂ってやがるぜ今日のお天道様はよ!」
「狂ってるのはお前のおつむだ」
「いい加減起きろ宵闇糞野郎」
「おう!? おおう!? リグルとミスティアじゃん! よっす!」
「まだ昼間だっつうのにテンションたけえよ。闇の妖怪だろ、夜行性だろ」
「頭打っておかしくなってんだよ」
「今日暑いな! 狂ってやがる!」
「正常だよ。お天道様っつーか龍神ディスると笑い事じゃなくなるぞ」
「消されるな。存在から抹消されるな」
「パねえな龍神!」
「何も分かってねえよこいつ」
「龍神はどうでもいいからほれ、太陽から私たちを隠してくれ」
「お安い御用よ! それっ!」



「……予想はしてたけど何にも見えねえな」
「日光まともに浴びるよかマシでしょ。ルーミアGJ」
「どうよ、お天道様にも抗えるこの能力! 今なら私龍神も倒せるね」
「何言ってんだこいつ」
「茹だってんだろ暑すぎて」
「今の私は最強だ! 闇と光を、幻想郷をひっくり返してやる!」
「……これ本格的にヤバいんじゃね」
「ほっとけ」
「待ってろ龍神!!」
「あ! おい馬鹿! どこ行くんだ!」
「せめて闇置いてけえええ!!」



「あんの脳内茹で蛸が……」
「追いかけっか?」
「この暑さだと速度出して飛ぶのもめんどくせえよ……」
「同意……」
「どうすっかなぁ」
「どうすんべか」
「凉……水……川……川行くか、川」
「山の?」
「あそこなら邪魔も入らんだろ」
「んじゃ、出発」



「あれ、さ。どう見ても……」
「厄神だな、まごうことなき」
「縄張りここらだったのかよ……!」
「どうする? 上流行く?」
「天狗がうるさい」
「下流」
「人間、つーかあいつらに見つかる可能性大」
「……諦めっか」
「だな」
「何のお話?」
「どぅわっ!?」
「へぁあ!?」
「楽しそうね、混ぜてもらってもよろしいかしら」
「よろしくないんで慎ましくお帰り願います」
「やぁねぇ私の帰る場所はここよ?」
「あ、じゃあ私らが帰ります。お邪魔しました」
「しました」
「待って」
「いっだぁ!!?」
「金盥!? どっから!?」
「訪ねてくる人も誰もいないの。寂しいからお話しましょ?」
「ミスティア音波!! 虫壁張るから全速力!!」
「合点承知!!」
「っ!!」
「今だっ!!」
「ダッシュダッシュ!!」
「……逃げられちゃった」



「ぜぇ……ぜぇ……」
「いき……息できねえ」
「汗だくだよったく」
「もう私あそこには近寄らねえ」
「ってかまだ日が落ちねえのかよ。長くね」
「そういう季節なんだろ。あーあぢい」
「うらめしやぁ!!」
「まだ屋台開かねえの?」
「幾ら何でも明るすぎらぁ」
「うらめしやー!!」
「キンキンに冷やしたコーラ飲みてえ」
「だからそういうこと言うなって言ってんだろ飲みたくなるから」
「うらめしやー」
「冷やし中華始めようぜ冷やし中華」
「いいねぇ張り紙出すか」
「うらめしやぁ……」
「……どうする? そろそろ反応する?」
「アホ、目合わすな」
「やぁ……」
「泣き出したぞおい」
「振り向くな」
「ぁ……」
「てか、何で妖怪相手に営業やってんだあの馬鹿は」
「馬鹿だからだろ。私たちの周り馬鹿ばっかだな」
「愛すべき馬鹿だな」
「ああ、だから賢く優しい私たちは馬鹿どもに手を差し伸べてやんだよ」
「そういうこった。つーわけで飯行くぞ小傘!」
「や?」
「んなマヌケ面してっから嗜好品呼ばわりされんだよ。シャキッとしろシャキッと」
「どこ行くの?」
「店開き。今日から私冷やし中華を始めることにしたからよろしく」
「かき氷係と大飯喰らいはどうするよ」
「どっか適当に転がってんだろ。したら回収だ」
「だな」
「お腹空いた!」
「いくら腹減ってたって私ら相手にやってもしょうがねえだろ」
「もうすぐ中華食べさしてやっから大人しくしてろ」
「うん!」



「うめえ! これ超うめえ!」
「落ち着いて食べろよルーミア。こぼしまくってんぞ」
「おい私はいつまでかき氷作ればいいんだ!」
「200グラムを5人分だ。計算は自分でしろ」
「分かるわけねえだろ! おちょくってんのか!」
「おいしいね! ビックリするくらいおいしい!」
「大げさなんだよいちいち。そんな調子だと営業も満足に出来ないだろ」
「でもおいしいもん」
「だってよミスティア」
「んだよ」
「おかわり!」
「いい加減にしろや暗闇馬鹿。何杯目だと思ってんだ」
「だから私はいつまでこのハンドルを回し続ければいいんだ!」
「夏が終わるまでかな」
「お、夏限定メニューにかき氷追加か。客増えるな」
「いいだろ」
「話し聞けや!! てめえら絶対凍死させてやるからな!!」
「お、お腹いっぱい……」
「おかわり!!!!}



「やっぱこいつら馬鹿だなリグル」
「でも見てて飽きねえだろミスティア」
「まぁな」
「明日どうする?」
「厄神の顔に冷やし中華ぶつける遊びとかどうよ」
「訂正、お前も馬鹿だ」
「お前もな」
※このSSに出てくるキャラはキャラの皮を被った男子高校生か何かです
わおん
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
誰が誰だかサッパリ解りませんでした。
2.奇声を発する程度の能力削除
普通にありそうな会話だwww
3.名前が無い程度の能力削除
なにこのフレッシュ二面組…
4.名前が無い程度の能力削除
何か憎めない奴らですね。
5.名前が無い程度の能力削除
何だろう……こういうの好きだw
6.名前が無い程度の能力削除
会話見てる分には愛すべきバカだな。でも関わりたくないw
7.名前が無い程度の能力削除
皆優しくて良いですね
バカだし憎まれ口叩くけど友達を思いやる、そんな関係性が好きです。
8.名前が無い程度の能力削除
フレッシュ二面組思い出したw 高校生っぽいぐだぐだ感がたまらない