Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

うにうにしてたら爆発した

2010/06/12 14:25:26
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 ある日、フランドール・スカーレットは机に突っ伏して、うにうにしていた。
 身体全体が脈動して、何か芋虫を連想させた。
 うにうに。
 ちょっと横を向いて、机に頬をくっつけたままうにうに。
 紅茶を飲んでるレミリア・スカーレットが目に入った。
 うにうに。
 
「…………」

 思わず、右手を握り締めた。
 きゅっと。
 ドカーン、とカップが爆発した。
 飛び散る紅茶。
 一瞬にして、レミリアの顔は紅茶まみれになった。
 ごろごろと声もなく転がるレミリア。
 ぽたぽたと顔面から紅茶を滴らせながら、レミリアは尋ねた。
 羽がプルプル震えている。ついでに身体も震えている。握り締めたこぶしから、怒りが伝わってくる。
 
「ねぇ、フラン?」
「なぁにー?」

 うにうに。

「怒らないからね、どうしてこんなことしたのか、お姉ちゃんに話してごらん?」

 にっこり笑顔。
 でも、全身が震えている。
 フランドールは相変わらずうにうにした動きのまま答えた。

「なんかさー」
「うん」
「やってみたかった」
「ふぅん?」

 にっこり。
 うにうに。
 
「それでさー、ちょっと聞きたいんだけどー」
「何かしら?」

 ぽたぽたと垂れる紅茶を拭きながら、レミリアは聞く。
 最早怒りは臨界突破寸前だが、それに耐える。

「わたしは、なんでも壊せるのよねぇ?」
「そうね」
「だよねぇ」
「何を考えてるの?」
「うん、ちょっとやってみたいことがあったの、それのれんしゅー」
「へぇ、そう」
「うん」

 うにうに。
 芋虫のようにもぞもぞ動く。

「何をする気なの?」
「力の限界にちゃれんじ!」

 ぐっとガッツポーズ。

「怒るよ?」
「まぁまぁ」
「いや、マジで」
「いっきまーす!」
 
 しゅた、と左手を勢い良く天に突き上げる
 レミリアが止める暇もなく、それは発動した。
 きゅ、と右手を握り締めた。
 ドカーン。

 

 



 そして、地球は爆発した――――


 
なんか唐突に思いついた。

ところで、今、目の前に「ひょっとこ」のストラップがあります。
きっと彼が私を操ったのでしょう。
月空
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
何だ、ひょっとこなら仕方ないか。
2.名前が無い程度の能力削除
やってくれた喃、ひょっとこ!
うにうにフランちゃん……愛いのう……
3.奇声を発する程度の能力削除
ひょっとこなら仕方ありませんね
うにうに可愛いよ!