パチェぺディア

『人間は考える葦であり、パチュリー・ノーレッジは考える美脚である』 （パスカル）
『不可能の文字がない辞書はただの不良品だ。パチュリーの辞書にこそ不備は無い』 （ナポレオン）
『役人は三宝を深く敬うこと。三宝とは、パチュリーの帽子・ドロワ・靴下である』 （聖徳太子）
『パチェもすなる日記といふ物を、パチュリーもしてみんとてするなり』 （紀貫之）
『Oh, You are Master Patche.』 （卑弥呼）
『俺、この任務が終わったらパチュリーに告白するんだ……』 （戦場の若き兵士、後に彼は銃弾に倒れる）
『俺、この任務が終わったらパチュリーに告白するんだ……』 （使い捨てカイロ、後に彼は使われることなく捨てられる）
『俺、この任務が終わったらパチュリーに告白するんだ……』 （パチュリーから放たれた弾幕の１粒、後に彼はマスパにかき消される）
『パッチェたんの靴下くんかくんか』 （ワラキア公ヴラド2世）
『パチュリーは大変なものを盗んでいきました。貴方の個人情報です』 （幸一さん）
『誰も学ばない、誰も知ろうとしない、誰も教えない。――パチェの美学を』 （ニーチェ）
『脱皮できない蛇は滅びる。服を脱がないパチェも滅びる』 （ニーチェ）
『哲学者は黙って、目玉焼きにマヨネーズ』 （ニーチェ）
『ニーチェ』 （ニーチェ）
『パチュリー様が書物を求めるのではない、世界がパチュリー様に書物を読むよう求めるのだ』 （小悪魔）
『今夜のおゆはんはパチュリー様のノーレッジ炒め』 （十六夜咲夜）
『私が運命をつかむのは私である。私を運命に導くのがパチェなのだ』 （レミリア・スカーレット）
『何か滑らない名言を言おうと思ったのだけれど、何を言おうとしたか忘れました』 （エレン・ふわふわ頭・オーレウス）
『ニーチェ以外はみんな友達』（パチュリー・ノーレッジ）


（フリー百科事典『パチェぺディア』より、"パチュリー・ノーレッジに纏わる名言集"項目から抜粋）



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　パチェぺディア（PatchePedia）、それはパチュリーのあらゆるデータを記載したパチュリー全百科である。
　編集は主に小悪魔が行っており、過去にイースター島のモアイ王や火星人のダニエルさんも編集メンバーに加わったという話もあるが真偽は定かではない。
　現在でも更新は行われており、大図書館の入り口付近に置いてある。
　図書館自体が一般公開されていないので、とても民衆に公開されているとは言いがたいが、基本的に図書館に来た者なら誰でも読める。
　それ故多くの猛者がこの書を手にし、ある者は勇気づけられ、ある者は恋人に思いを打ち明けることができ、ある者はカボチャを煮崩れさせない方法を編み出したのだとか。
　いつしか伝説が広まり、パチェぺディアは『賢者の書』として多くの魔法使いの憧れの品になった。
　ちなみにそんなパチェぺディア、今は魔理沙に絶賛レンタル中。



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　パチュリーは本当に魔女なのか。魔女なら何であんなに貧弱なのだ、もしかしたら魔女ではないのではないか
　疑問に思った魔理沙はパチェぺディアを引いてみた。
　『パチュリーの種族』の項目を引いてみると、以下のように書いてあった。
　１．魔女
　２．パチュリーという新種
　３．ガッデム
　４．しいたけ界のドン
　魔理沙は４番を採用した。



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　"Patchouli･Knowledge"という名前は本当に『パチュリー・ノーレッジ』と発音するのか。
　疑問に思った魔理沙はパチェぺディアを引いてみた。
　『パチュリーの名前の読み方』の項目を引いてみると、以下のように書いてあった。
　１．パチュリー・ノーレッジ
　２．パチョリ・ナレッジ
　３．ガッデム
　４．田吾作
　魔理沙は４番を採用した。



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　パチュリーはどうして紅魔館にいるのか、その役割は何なのか。
　疑問に思った魔理沙はパチェぺディアを引いてみた。
　『パチュリーの職業』の項目を引いてみると、以下のように書いてあった。
　１．レミィ補佐官
　２．穀潰し
　３．ガッデム
　４．トイレに設置されたトイレットペーパーで廊下の距離を測るだけの簡単なお仕事。
　魔理沙はフィフティ・フィフティを使った。
　１番と３番が残った。
　魔理沙は４番を採用した。


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　パチュリーは何であんな無愛想な顔をしているのか。
　疑問に思った魔理沙はパチェぺディアを引いてみた。
　『パチュリーの顔』の項目を引いてみると、以下のように書いてあった。
　１．（>_<）
　２．（・３・）
　３．ガッデム
　４．( ◉◞౪◟◉)
　魔理沙はオーディエンスを使った。
　100人のうち、95人が3番に投票し、残りの5人はタヌキ寝入りした。
　魔理沙は４番を採用した。


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　ここまでの事実が全て本当ならば、パチュリーは変身すると全身タイツのヒーローになるのではないか。
　淡い希望を胸に抱き、魔理沙はパチェぺディアを引いてみた。
　『パチュリーと全身タイツ』の項目を引いてみると、以下のように書いてあった。
　１．腹筋マン
　２．漁港のマッスル
　３．ガッデム
　４．おまえはもう死んでいる。
　魔理沙はコールを使った。
　「あー、こちら魔理沙。今、パチェぺディア引いてるんだけどな……」
　『何よ、今まで私に言ってきたのは全部嘘だと言うの！？』
　『違うんだ、ボンソワール卑弥呼、これには深いワケが──』
　『そうやって貴方はいつも嘘ばかり！ 私との恋愛は遊びだったのね！』
　『誤解だ、待ってくれボンソワール卑弥呼、話を聞いてくれ！』
　『馬鹿、馬鹿ッ』
　『待ってくれ、ボンソワール卑弥呼！ 僕を見捨てないでくれ！』
　『ニーチェの馬鹿！ もう知らない！』
　「切るぜ、じゃあな」
　魔理沙は４番を採用した。


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　命蓮寺が建って２ヶ月。
　その日、たまたま魔理沙は里で白蓮と会った。

「あら、ご機嫌よう」
「お、こんなところで会うとは奇遇だな。どこかに行くのか？」
「ええ、紅魔館というところに、名高き賢者がいると聞いたので」
「きっと、パチュリーのことだな。あいつは気をつけたほうがいいぜ」
「と言いますと？」
「パチュリーはな、魔女って言われてるけど本当はただのしいたけなんだ」
「まあ、初耳ね」
「しかもあいつ、パチュリー・ノーレッジって呼ばれて西洋人気取ってるけど、本名は田吾作って言うんだ」
「意外と渋い方なのね」
「もしパチュリーが誰だか分からなかったら、トイレでトイレットペーパーを引き伸ばしている（ ◉◞౪◟◉）を探せばいい」
「どうもご親切に、これで人違いする心配は無いわ」
「それと、あいつが全身タイツを着たら全力で逃げろよ。奴がマチョリーモードになった瞬間、おまえは死んでいる」
「あら、意外と怖い方なのね。ありがとう」

　そう言って、白蓮は紅魔館に向かったのであった。
　その日の夜、魔理沙の家に『そこまでよ！』という大量の文字列が降り注ぎ、家が爆発したらしいが真相はパチェぺディアにも載らなかったそうな。


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　　　　○　　　　　○　　　　　　　　＜ そ こ ま で よ ！
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6月9日はむきゅーの日。
ちなみに6月7日は、3月98日ということで咲夜さんの日でもあるらしい。

何はともあれ、パチュリー様のノーレッジ炒め、美味しいです。