「霊夢さん、私と結婚してください」
「・・・は?」
神社に来て早々、一体何を言っているのだろうかこの天狗は。きっと幻聴だ、そうに違いない。
「ぱーどぅんみー、ぷりーず?」
たしかこんな時はこう言えばいいのよね。流石私、超ネイティブアメリカン。
「結婚は些か早過ぎるわ、ですか。なるほど、それならばお付き合いから始めましょうか」
「何そのご都合翻訳!?第一、何であんたに求婚されなきゃいけないのよ!」
特に親しい間柄でもないはずの文に求婚される理由が分からない。ただ単におちょくっているだけなのかもしれないが。
「あやや、これは失敬しました。霊夢さんの好きな所を6つくらい挙げて、私が本気なのを理解して頂かないといけませんでしたね」
「恥ずかしいから言わんでいい!しかも何でそんなに半端な数なのよ!?」
「昨夜、小一時間程考えたんですが、残念ながら6つしか見つからなかったんですよ」
「そんなことだと思ったよ畜生!!」
私は心に深い傷を負った。フイーン(笑)
「で、あんたが求婚してきた理由は結局何なのよ?」
「もちろん、好きだからに決まってるじゃないですか」
何を言ってるんだとばかりに即答してくる文。好きな所は6つしか思いつかなかった癖になんて奴だ。
「仮に私とあんたが付き合うとして、私にどんなメリットがあるのよ」
まぁどんなメリットがあっても付き合いなんてしないと思うけれど。
私ったら罪な女。まぁ仕方ないわよね、博麗の巫女だし。
「一日三食に夜食付き、食事は毎食一汁三菜をお約束しますよ。もちろん食費は私が全負担です」
「その話乗ったあああああああああああ!!!」
前言撤回。飯は博麗の看板なんかよりも重い。
それから一週間後・・・
『私たち、結婚しました。 射命丸 文・霊夢』
終われ
あやれいむ万歳!!
まずい、さなれいむ脳が、侵食…さ…れ…
最近のあやれいむ連続によってあやれいむもいいかなと思い始めている
なんとかしなければ
さぁ!皆もあやれいむに侵食されるがいい!(殴
あやれいむ…あやれいむもいいよね!!
だがゆかれいむもレイマリもレイアリも、最近見ないけど霊レミも好きな俺は…!
あぁ…あやれいむいいよね!!!
あやれいむに目覚めてしまったかもしれない。
そして霊夢にもいつしか飯だけじゃない文への気持ちが出来て来ると信ずる。