「見ろ、アリス。お前が快く本を貸してくれないから夜が明けなくなったぜ」
「それとこの異変がどう関係するのか論理的に説明してほしいわね」
「冗談はこの辺にして、この異変の正体はずばり、あの月にあるはずだ」
「夜が明けないから月が悪いなんて、そんな単純なら巫女はいらないでしょ」
「あいつも紅い霧が出てる館にいったら異変が解決したぜ? 終わらない冬だって春を追っかけたら解決したしな。きっと今頃は月に向かって飛んでるはずだぜ」
「それで、月が原因だったとしてどうする気なの?」
「こうするだけだぜ」
恋符『マスタースパーク』
「……」
「……」
「見ろ、私の魔法は月まで届く上に一撃粉砕だ」
「金輪際、お月見はできそうにないわね」
「団子があれば成立するって聞いたことあるぜ?」
「お酒みたいな水と正真正銘のお酒では違うでしょ」
「何にせよ、後は夜が明けるのを待つだけだぜ」
「明けなかったらどうするのよ。関係ない月を壊したなんて知れたら恨まれるわよ」
「明けない夜はないんだぜ?」
「飽けない夜もないのよ」
「それとこの異変がどう関係するのか論理的に説明してほしいわね」
「冗談はこの辺にして、この異変の正体はずばり、あの月にあるはずだ」
「夜が明けないから月が悪いなんて、そんな単純なら巫女はいらないでしょ」
「あいつも紅い霧が出てる館にいったら異変が解決したぜ? 終わらない冬だって春を追っかけたら解決したしな。きっと今頃は月に向かって飛んでるはずだぜ」
「それで、月が原因だったとしてどうする気なの?」
「こうするだけだぜ」
恋符『マスタースパーク』
「……」
「……」
「見ろ、私の魔法は月まで届く上に一撃粉砕だ」
「金輪際、お月見はできそうにないわね」
「団子があれば成立するって聞いたことあるぜ?」
「お酒みたいな水と正真正銘のお酒では違うでしょ」
「何にせよ、後は夜が明けるのを待つだけだぜ」
「明けなかったらどうするのよ。関係ない月を壊したなんて知れたら恨まれるわよ」
「明けない夜はないんだぜ?」
「飽けない夜もないのよ」