" />眼鏡云々 作者: わおん
Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

眼鏡云々

2010/05/31 16:27:00
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「美鈴、それ……」
「あ、昨日オフの時に買ってきたんですよー」
「そんなに視力落ちたの?」
「昔は湖の向こう側にいる氷精も見えたんですけどねー」
「あ、そう……」

「今じゃほら、外すと咲夜さんの顔もまともに見れない」
「近い、近い」
「おっとすんません」

「不便そうねぇ」
「でも付けると頭良くなったように見えません?」
「その台詞自体が頭悪そうよ」
「ですよねー」

「咲夜さんは掛けたりしないんですか?」
「帳簿付ける時とか一応、ね」
「みーてーみーたーいー」
「いいから仕事しなさいな」
「へーい」

「にしてもどうして今更そんなに落ちたのよ」
「漫画の読みすぎっすね」
「あんたね……」
「そういえばお嬢様も最近しかめっ面多くなりましたよ。多分……」
「あー、そういえば……自重させるべきかしら」

「でも見たくないっすか? お嬢様の」
「……」
「ほらー」
「しばらく漫画禁止」
「そんな!」


***


「さとり様眼鏡だー」
「眼鏡だー」
「だー」
「寄らないの三人とも、今日中に片付けたいんだからこの書類」

「『陰鬱さが増してる』余計なお世話よお燐」
「『これ何て言うんだっけ?』眼鏡ってさっき自分で言ってたでしょお空」
「勝手に私の眼鏡取らないで頂戴こいし」

「いやー、陰鬱さがまた可愛らしいと思ったんですよ」
「『ごく一部に受けるタイプのだけど』ほほう、喧嘩を売っているんですね?」
「眼鏡! そうだ眼鏡だ!」
「『で、さとり様がつけてるのは何て言うんだっけ?』堂々巡りとはこのことだわ」
「せかいがまわる」
「外しなさい。そして返しなさい」


***


「おー懐かしいねそれ」
「学生時代の名残ですけどね」
「文学少女って感じ」
「まあよく隅っこで読んでましたけど、独りで」
「悲しいカミングアウトにご先祖神様大号泣(笑)」
「死にます」
「冗談だって早苗ー」

「気ぃ落すなって」
「いえこの程度のことなら慣れっこです。へいきへっちゃら」
「で? どうして掛けてんのさ」
「使ってた鞄ひっくり返したら出てきたんで使おうかなと」
「使えるの?」
「それが何だか視力上がってるみたいです」
「おー」
「奇跡ですね」
「いや多分環境が変わったから」
「……」
「不満そうな顔しないでよ」

「そういやコンタクトにしなかったんだね」
「怖いですもん、あんなの」
「かわいー」
「だってガラスの膜を目に入れるんですよ!? 考えただけでゾッとする」
「まあ、それはねー。異物が入ってくる感覚がねー」
「それなんですよ。異物」
「自然に機械が侵略してくるのと一緒さね」
「そう、かもしれません」
「こっちに来て良かったと思う?」
「コンタクトする必要が無くなった程度には、まあ」
「ふーん」


***


「いっちゃん終わった?」
「まだ少しかかりそうねぇ」
「悪いね、事務仕事任せちゃって」
「こういう細かい仕事はナズか私しか出来ないからね。まぁ気にしないで」

「関係ないんだけどそれどこで手に入れたの?」
「古道具屋。伊達だよ」
「それまたどうして」
「気持ちの切り替え、かな。集中力は上がるよ」
「その鼻眼鏡で?」
「……雲山!!」

「……終わった?」
「正体不明のほうは」
「いっちゃんのそれ終わったらご飯にしよっか。今日はカレーだよ」
「辛さは?」
「今回は4。ほっしーだけ1」
「よっしすぐ終わらす」
「頑張ってねー」


***


「すっげえ! これすっげえ!」
「どうしたチルノ!」
「目がおっきく見えるよミスティア! ほらうにょーん!」
「マジだ! 大発見じゃね!?」
「あ、それ光の屈折ってやつだよ。この前寺子屋で聞いた」
「空気読めよ蛍……」
「だから尻から光れないんだよ……」
「私メスだからしょうがないじゃん! てか、空気云々と関係無いし!」

「なになにー」
「目がうにょーん」
「すげえ!」
「な!」
「ルーミアは分かってるな」
「悪かったね」

「貸して貸して!」
「いいよ、ほら」
「うにょーん、てあれ?」
「おい闇出すなって!」
「いった! 誰!? 今私の足踏んだの!?」
「あ! 落とした!」
「何やってんだ!!」
「踏んだ! 今何か踏んづけたよ!?」
「あー!!」

「……すんませんした」
「ま、やっちまったもんはしゃーない」
「うん」
「うん」
「あたいの顔に免じて、リグルは許してあげよう」
「え? 何で私?」
「どんまい」
「どんまいリグル」
「いやさっきの完璧ルーミアの」
「過ぎたことは気にすんなって! な!?」
「そうそう!」
「『そうそう』じゃないでしょルーミア!」
「さー次の遊び考えよー」
「おー」
「おー」
「釈然としねえ……」


***


「うおっ何だそれ」
「眼鏡」
「いやそりゃ見れば分かるがよ」
「ちょっとお札作りに熱中しすぎたわ。目が痛い」
「珍しいな」
「ここじゃそうね。あまり出回ってないみたいだし」
「そっちじゃなくて何かに熱中することがだよ」

「そう?」
「そうだよ」
「私一度決めたらとことんやる方よ」
「知らなかったな」
「私も最近知ったわ」
「おい」

「いやー、でも一気に酷使するとキツイわね」
「だからそれか。度はどのくらいだ?」
「軽い軽い。気休め程度よ」
「どこで」
「スキマ」
「過保護なんだな」
「裏があるに決まってるでしょ」
「まあ確かにそうだが」

「今夜は眼鏡パーティーよぉ~」
「だぁっ! いきなり出てくんな!」
「眼鏡……何?」
「参加条件は眼鏡を掛けてくること~」
「意味分からん」
「参加者には私の蔵のから引っ張り出してきた秘蔵の酒を振る舞いま~す」
「のった」
「のるのかよ」
「ではまたここでお会いしましょ~」

「相変わらず意味不明だな……」
「で、どうするのさ」
「ん~、意味不明だが秘蔵の酒は魅力的だ」
「てことは参加ね」
「はぁ、霖之助のとこで借りてくっかな……」


***


「結局何がしたかったんですか? 紫様」
「たまたま今日メガネっ娘が多かったから、それだけ」
「本当ですかぁ?」
「式は主に疑問を持たないものよ。ほらほらさあさあ」
「別に構いませんがね……たまに使うし」
「あら似合うわぁ~。さ、行きましょうか」
「はいはい」


…………

……

…


「……意外と集まったな」
「こうなることは分かってたんでしょ、あのスキマ」
「だろうなぁ」
「似合うじゃない」
「ありがとよ、ふらふらするけどな」
「じゃ、乾杯」
「乾杯っと」


 カラン、とガラスの向こうに酒と友。
 夜は長い。
自分もコンタクト怖いです。眼鏡派。
わおん
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コメント



0.簡易評価なし
1.無評価こじろー 削除
おきてすぐPCチェックの我はめがね派
めがねがないと寝起きは目の前の人の顔も判別できないですからねー
そしてメガネレイムに不覚にもどきっときたんだぜ
2.無評価奇声を発する程度の能力 削除
私もそろそろ眼鏡を掛けなきゃ…orz
チルノのやり取りに吹いたwww眼鏡が似合うキャラは意外と多いですよね、アリスとか。
3.無評価名前が無い程度の能力 削除
わかるよ早苗さん、確かにコンタクトは怖い。
というわけで俺も眼鏡派。
4.無評価名前が無い程度の能力 削除
入れてしまえば意外と違和感ないですよ、コンタクト。
さとり大変だなw
5.無評価名前が無い程度の能力 削除
地霊殿楽しそうだなw
6.無評価名前が無い程度の能力 削除
このお空が妙に可愛らしい件
7.無評価名前が無い程度の能力 削除
コンタクト怖いねー