「しかし、最近めっきり暑くなってきたね」
「もうすぐ春も終わりだけど、お前も終わりだよ!!」
「何なんだよ!いきなり。」
「香霖堂も、幻想郷も、東方Projectも、みんな全部おわりいいいいいいいーーーっ!!!」
「何があったんだ魔理沙!」
「……マツタケ食べたい。」
「気持ち悪いよ!」
「香霖はいいのか…?香霖堂がお蔵入りになって。
東方Project初の長編シリアスストーリー。
魔理沙を月の民に奪われた霖之助の孤独な戦い。彼の見出した一筋の光とは!?」
「堂々と嘘を吐くな!大体何で月の民が魔理沙なんか狙うんだよ?」
「そう言う問題じゃないと思うけど。」
「うるさいよ!
そうだ月の民と言えば、この前お世話になったばかりじゃないか。魔理沙に毒キノコを食わされた時に。」
「ああ、あの時ね。
私はあれであいつらはヤバイと確信したぜ。」
「何があったんだ?」
「お前を看病してたらつい眠っちまってなー、気付いたらもう夜だったんだよ。
手洗いを借りに行こうと思ったら、兎が薬を挽いてたんだ。」
「ほう、それで?」
「そいつはこっちに気付いたらしく、ゆっくり振り返ったんだ。
そしたらそいつ……耳が垂れてたんだよ!」
「当たり前だろ!」
「おまけに目も真っ赤だったんだ。マジで心臓が止まりそうだったよ。」
「兎だから目は赤いだろ!無理矢理恐がるな!」
「医者の服装も何かおかしかったし、あいつら絶対に狂ってるよ。うわ~超恐えぇ~。」
「そんなの放っとけよ!」
「まああの医者、実は凄い力があるんだよな。服のセンスは悪いけど。」
「ああ、そうらしいね。」
「カリスマ溢れるセリフもあるしな。実に羨ましいぜ。ま、服のセンスは悪いけどな。」
「いい加減服から離れろよ!
でも魔理沙がカリスマ溢れるセリフを貰っても誰も得しないんじゃないか?」
「いや、ああいうのにはやっぱり憧れるもんだぜ。ゲームに出てない香霖には分からないかも知れないが。」
「そう言うものかねえ。」
「そうだよ。ああいうの一回言ってみたいんだよ。
『美しく残酷にこの大地から去ね!』とか
『神の荒ぶる御霊を味わうと良い!』とか
『私そういう女じゃないから!』とか。」
「最後のは関係ないだろ!」
「もう良い!香霖には二つ名にすら『普通の』が付く私の悲しみなんて分からないんだ!」
「いきなり意味不明な逆ギレの仕方をしないでくれ。」
「だってお前は『動かない古道具屋』だろ?
あのパチュリーと同じじゃないか。そんなのに私の気持ちなんて分かる筈がないだろ!」
「そこかよ!別に羨ましがるような二つ名じゃないだろう。」
「『動かない』なんて大物感のある二つ名じゃないか。いや~羨ましい。」
「絶対無いと思うぞ。」
「私も『動かない普通の魔法使い』に改名しようかな。」
「パクるなよ!」
「でも御揃いだぜ?嬉しくないのか?」
「嬉しくないよ!と言うか『普通の』はそのままでいいのか?」
「いや、そこはさ、自分のこれまでのキャラのイメージとかそう言うのがあってさ……」
「いきなり歯切れ悪くなるな!」
「と言うわけで、これからは『動かない普通の魔法使い』霧雨魔理沙をよろしくお願いします。」
「どういう訳だ!これ以上動かない奴を増やしてどうするんだ。」
「ほら、三人寄らば文殊の知恵って言うじゃん。」
「動かないのに寄るも何もないだろ。」
「突っ込む所が間違ってると思うけど。」
「うるさい!もういい!」
「もうすぐ春も終わりだけど、お前も終わりだよ!!」
「何なんだよ!いきなり。」
「香霖堂も、幻想郷も、東方Projectも、みんな全部おわりいいいいいいいーーーっ!!!」
「何があったんだ魔理沙!」
「……マツタケ食べたい。」
「気持ち悪いよ!」
「香霖はいいのか…?香霖堂がお蔵入りになって。
東方Project初の長編シリアスストーリー。
魔理沙を月の民に奪われた霖之助の孤独な戦い。彼の見出した一筋の光とは!?」
「堂々と嘘を吐くな!大体何で月の民が魔理沙なんか狙うんだよ?」
「そう言う問題じゃないと思うけど。」
「うるさいよ!
そうだ月の民と言えば、この前お世話になったばかりじゃないか。魔理沙に毒キノコを食わされた時に。」
「ああ、あの時ね。
私はあれであいつらはヤバイと確信したぜ。」
「何があったんだ?」
「お前を看病してたらつい眠っちまってなー、気付いたらもう夜だったんだよ。
手洗いを借りに行こうと思ったら、兎が薬を挽いてたんだ。」
「ほう、それで?」
「そいつはこっちに気付いたらしく、ゆっくり振り返ったんだ。
そしたらそいつ……耳が垂れてたんだよ!」
「当たり前だろ!」
「おまけに目も真っ赤だったんだ。マジで心臓が止まりそうだったよ。」
「兎だから目は赤いだろ!無理矢理恐がるな!」
「医者の服装も何かおかしかったし、あいつら絶対に狂ってるよ。うわ~超恐えぇ~。」
「そんなの放っとけよ!」
「まああの医者、実は凄い力があるんだよな。服のセンスは悪いけど。」
「ああ、そうらしいね。」
「カリスマ溢れるセリフもあるしな。実に羨ましいぜ。ま、服のセンスは悪いけどな。」
「いい加減服から離れろよ!
でも魔理沙がカリスマ溢れるセリフを貰っても誰も得しないんじゃないか?」
「いや、ああいうのにはやっぱり憧れるもんだぜ。ゲームに出てない香霖には分からないかも知れないが。」
「そう言うものかねえ。」
「そうだよ。ああいうの一回言ってみたいんだよ。
『美しく残酷にこの大地から去ね!』とか
『神の荒ぶる御霊を味わうと良い!』とか
『私そういう女じゃないから!』とか。」
「最後のは関係ないだろ!」
「もう良い!香霖には二つ名にすら『普通の』が付く私の悲しみなんて分からないんだ!」
「いきなり意味不明な逆ギレの仕方をしないでくれ。」
「だってお前は『動かない古道具屋』だろ?
あのパチュリーと同じじゃないか。そんなのに私の気持ちなんて分かる筈がないだろ!」
「そこかよ!別に羨ましがるような二つ名じゃないだろう。」
「『動かない』なんて大物感のある二つ名じゃないか。いや~羨ましい。」
「絶対無いと思うぞ。」
「私も『動かない普通の魔法使い』に改名しようかな。」
「パクるなよ!」
「でも御揃いだぜ?嬉しくないのか?」
「嬉しくないよ!と言うか『普通の』はそのままでいいのか?」
「いや、そこはさ、自分のこれまでのキャラのイメージとかそう言うのがあってさ……」
「いきなり歯切れ悪くなるな!」
「と言うわけで、これからは『動かない普通の魔法使い』霧雨魔理沙をよろしくお願いします。」
「どういう訳だ!これ以上動かない奴を増やしてどうするんだ。」
「ほら、三人寄らば文殊の知恵って言うじゃん。」
「動かないのに寄るも何もないだろ。」
「突っ込む所が間違ってると思うけど。」
「うるさい!もういい!」