Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

第一話「神社 もえる」

2010/05/25 18:54:57
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「もえろーいいおんなー」

パチパチ

博麗の巫女さんは歌っていた。

そのリズムに合わせるかのように、パチパチと音がしています。

相槌を打っているのはだれでしょう。

霊夢の後姿を見つめている、普通の魔法使い?

それとも腕を組んで首を横に振ってる、紅魔館のメイド長?

もしかしてお腹を抱えて笑い転げている、悪戯好きの氷精さん?


残念、すべてはずれ。

正解は……


「燃えろーじーんーじゃー」


神社でした。


「あはははは~よく燃えるわねーこの神社。天子が使った材木はいい物だったのねー」


涙を流しながら笑う霊夢に、魔理沙が声をかけた。5メートルくらい離れながら。


「霊夢、気持ちは分かる。けどそこにいたら焼け死ぬぞ!」

「魔理沙……ねぇ、今の私……綺麗? 燃える神社を背に泣いている女って綺麗かしら?」


燃える神社の前で、くるくると踊りだす霊夢。

仕事で舞を踊る事があるだけに、神秘的な何がを漂わせています。

が、しかし、笑い声が高らかに響いているせいで、ぶっちゃけ怖かった。

咲夜がおしっこちびるくらいに。


「霊夢、落ち着きなさいな。神社なら又建て直せばいいじゃない」

「そーよねーまた壊れたのよねー。そしてまた壊れるのよねー」


今度は「新品、新品あったらしい神社♪ 今度は何日もつかしら~♪」と歌い始めた。


で、突然だけど犯人はレミリアです。

現在は燃える神社の上で「ふやじょーれっど」してます。

人類は10進法を採用しました。でもチルノちゃんは5進法しか扱えません。

だから、燃える神社に氷をぶっ掛けて鎮火させようと提案した咲夜に、飴玉5個で釣られました。

飴玉5個=飴玉最強に一杯!

ちなみに、チルノちゃんは神社に到着するや否や、余りの面白さに爆笑で役に立ってません。

でも咲夜は瀟洒だから、チルノちゃんのドロワーズだけで許してくれました。

笑い転げているチルノちゃんは、脱がされたことに気が付いていませんけど、些細なことですね。

グッジョブ咲夜、結婚してください。



「ああっ!」

「はん! 賽銭箱なんかがなんだっていうのさ。こいつの神社のお賽銭ももうすぐ尽きる。この世の全ての賽銭箱は、燃える運命なのさ!」


突然霊夢さんの悲鳴が上がったかと思うと、火の手が急に強くなりました。

レミリアが5コススペカを追加したみたいです。

ついに跪く霊夢。綺麗な髪も、ススを被っています。

そんな霊夢の右に咲夜がいつの間にか立ってました。

そしてあろう事か、レミリアに指を突きつけたではありませんか。

之が見れただけでも、私が地底からわざわざ出てきたかいがあったというものですね。

私の名前ですか? どうぞ当ててみてください。

正解者にはもれなく、妹の生理用品(未使用)を差し上げます。

そんなことより、咲夜が何か叫んでます。


「……私は、一生懸命がんばろうとする人間が大好きなのよ。お賽銭箱にしがみつく霊夢も! それを燃やそうとするなんて……」

「堪忍袋の緒が切れました!」


咲夜が光ったと思うと、そこにはハートキャッチされそうな動きで、プリティでキュアキュアな服を着た少女がいました。

思ったよりも似合いますね。ちょっとパルパルです。


「咲夜……良い度胸しているじゃない。主人にたてつこうというのか!」

「愛する人を傷つける吸血鬼を、私はもう主人とは思わん!」

「だからお前は完全で瀟洒なのだー!」

「いくぞ!流派、どこかの地方不敗は!」

「紅魔の風よ!」


はい、もういいですね。タダたんに熱血ごっこがしたかっただけみたいです。

咲夜は心の中で、レミリアのドロワーズを脱がすシミュレートしてますし。

レミリアは、咲夜にだきしめてほしくてうずうずしてますし。

霊夢は咲夜の告白に眼をまるくして……あ、相思相愛だったんですか。


なら咲夜を抱くのは諦めましょう。霊夢と戦うほど私は無謀じゃないです。

かわりにほうけてる魔理沙でもお持ち帰りします。

まぁそんなこんなで、私は興味をなくしたのでまた引きこもりたいと思います。

明日には神社も直っているでしょう。

ほら、いくらウルトラ○ンが暴れて町を壊しても、明日には直っているのと同じです。

大道具係りの天子は大変ですね。がんばってください。

ふわぁぁねむい……
記者「どうして神社を燃やしたのですか?」
犯人「だって暇だったんだもの」
記者「では、神社が直るまで紅魔館に住むことになった霊夢さん、一言おねがいします」
巫女「咲夜と一緒に部屋にして」
犯人「絶対にNO!」


一方その頃

「あれ、おねえちゃん私の生理用品使った?」
「"私"は、使ってないわ?」
こじろー
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
何だこれ…ww
犯人は巫女と同居したいがために神社を燃やしたって事?
2.華彩神護削除
霊夢がチョイ病んだwww
あとどうやって字を大きくするんですか?教えてください。
3.名前が無い程度の能力削除
>咲夜がおしっこちびるくらいに。
ちょっと燃えてる神社行ってきます
4.名前が無い程度の能力削除
咲夜と一緒に部屋にして…だと……?
部屋ごと一つになりたいなら某所に…いや霊咲をとりあえず書こうか
5.こじろー削除
>犯人は巫女と同居したいがために神社を燃やしたって事?
犯人「暇だったので」
黒幕「巫女と同居したかったので、お嬢様に今回の異変を提案しました」

>あとどうやって字を大きくするんですか?教えてください。
CSSですね。例としては以下の文参照
<span style="font-size:25pt">「堪忍袋の緒が切れました!」</span>
これを本文で描くと、おっきくなっちゃった!(幻想入り用語1900番

>ちょっと燃えてる神社行ってきます
夕飯までには帰ってくるのよ?

>部屋ごと一つになりたいなら某所に…いや霊咲をとりあえず書こうか
「めずらしい、咲夜じゃない。素敵なお賽銭箱はあっちよ」
「賽銭箱に私を入れたら、霊夢にもらってもらえるのかしら?」
「試してみる?」
「私は入れないから、代わりにこの懐中時計を入れるわ」
~中略~
「あの懐中時計はいつ返してもらえるのかしら?」
「あんたか私が死ぬときに出してあげるわ。あんたは、私のものなんだから。この白い肌も、柔らかい胸も、さらさらな髪も、弾力のある唇も」
「あ……霊夢、さっきしたばかり、んっ」
数十年たっても、懐中時計はひっそりと賽銭箱の奥で光り続けるだろう。
二人の時間を刻みながら。


霊咲をとりあえず書いてみた。
コメント欄に書くという暴挙。
さすが幻想郷常識に囚われない!