「ねぇ、お姉ちゃん?」
と、わたしは横でニマニマと笑みを浮かべる全裸のお姉ちゃんに聞いた。お姉ちゃんの思考は頭の中に流れてるけど無視。
というか言語化できないので無視するのが一番だ。
「なぁに? こいし」
くいっと小首を傾げる。ニマニマした表情のまま。
ひどくむかつく
手をパッと開いて、お姉ちゃんに向ける。その手は、なんというか、その、とっても言いたくない感触に包まれている。
「あのさぁ」
「うん」
「なんでわたしの手はこんなにぬめってるの?」
うん。めっちゃぬめぬめするんです。
実を言うと朝起きて、いつものようにわたしベッドの上で、わたしに馬乗りをしていた全裸のお姉ちゃんを払いのけると、すでにぬめりが生じていた。
しかも違うの。
粘り気のあるぬめぬめじゃなくて、なんて言ったらいいんだろう?
例えるなら、生き物の粘液のような……?
なんかエロいなぁ……。
「ローションよ」
お姉ちゃんが胸を張って言った。
全裸で。
「は?」
「だから、ローションよ」
「なして?」
聞くまでもなくわたしには分かっているのだ。お姉ちゃんが何を考えているかなんて。もうね、同じ単語がループしてるの。もう怖い。なにこの姉。いつからこんなになったんだろう?
「それはね」
触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触ってこいしのぬめった手で私の身体中を――――
――――あ、危ないとこだった。
意識がふっとんっじゃうところだったかも。
勿論、現実逃避、って言う形で。
ぶんぶんと首を振る。
だめだめ。逃げちゃだめ。こんなところで現実逃避してフリーズなんかしたらお姉ちゃん食べられちゃう。性的な意味で。
どうしたのお姉ちゃん。元の優しいお姉ちゃんに戻ってよぅ。
昔はこんなんじゃなかったのに。やることと言っても、寝起きにちゅーとかせがんだり。お風呂に一緒に入ったりとか、そんな感じの可愛い感じのだったのに。
最近はちゅーが深いのになったり、全裸で飛び込んできたり。こんなことしたり。
どうしてなの? 誰か教えてー。
「ふふふ、分かってるでしょうに」
お姉ちゃんが両手を広げる。
やめて。
わたしのお姉ちゃんを壊さないで。
さっき逃げちゃだめ、とか考えたけど撤回。
わたし逃げる。
こんな眼なんか閉じてやるー! お姉ちゃん最近わたしに心を読ませて悶えてるしぃ。だったらいらない。これいじょうわたしにストレスを溜めさせないで。こいしちゃん泣いちゃうぞ!
というか泣いたぞ。ちくしょー!
「うわーん。お姉ちゃんの変態ぃぃぃぃぃぃい!」
だだだだだだだだ、と部屋から逃げる。
どこへ行こう?
そうだ、変態のいない場所まで――――
こうしてわたしは心を閉ざした。
あ、その前に手、あらわなくっちゃ!
何故さとりがこうなったのか。
それには実は深い深い訳があったのだ。
彼女がそうなった理由とは。
そう。ただ一つ。
ある日。消費期限の切れた牛乳をうっかり飲んでしまった彼女は、三日三晩腹痛に襲われ、地獄の経験をした。
そうして、それから復活した彼女は悟ったのだった。
誰だってきっとすぐに死んでしまう。その経験が物語っていた。事実、彼女は死にそうな経験を積んだ。
そうしてようやく極地へと辿り着いたのだ。
すなわち、そうだこいしにエロいことしよう、と言うことだった。
ちゃんちゃん。
あ。けれどその後ちゃんと戻りました。
記憶はあるみたいで悶えてます。
一種の気の迷いだったようです。
ちゃんと謝ってくれたし。
たまに夢に見るようで、朝方にベッドの上でごろごろ転がっています。
枕に顔を埋めて頭を抱えています。
顔真っ赤にしてぼすぼすクッション叩いたりしてます。
本当に、本当によかったです。
by こいし
と、わたしは横でニマニマと笑みを浮かべる全裸のお姉ちゃんに聞いた。お姉ちゃんの思考は頭の中に流れてるけど無視。
というか言語化できないので無視するのが一番だ。
「なぁに? こいし」
くいっと小首を傾げる。ニマニマした表情のまま。
ひどくむかつく
手をパッと開いて、お姉ちゃんに向ける。その手は、なんというか、その、とっても言いたくない感触に包まれている。
「あのさぁ」
「うん」
「なんでわたしの手はこんなにぬめってるの?」
うん。めっちゃぬめぬめするんです。
実を言うと朝起きて、いつものようにわたしベッドの上で、わたしに馬乗りをしていた全裸のお姉ちゃんを払いのけると、すでにぬめりが生じていた。
しかも違うの。
粘り気のあるぬめぬめじゃなくて、なんて言ったらいいんだろう?
例えるなら、生き物の粘液のような……?
なんかエロいなぁ……。
「ローションよ」
お姉ちゃんが胸を張って言った。
全裸で。
「は?」
「だから、ローションよ」
「なして?」
聞くまでもなくわたしには分かっているのだ。お姉ちゃんが何を考えているかなんて。もうね、同じ単語がループしてるの。もう怖い。なにこの姉。いつからこんなになったんだろう?
「それはね」
触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触ってこいしのぬめった手で私の身体中を――――
――――あ、危ないとこだった。
意識がふっとんっじゃうところだったかも。
勿論、現実逃避、って言う形で。
ぶんぶんと首を振る。
だめだめ。逃げちゃだめ。こんなところで現実逃避してフリーズなんかしたらお姉ちゃん食べられちゃう。性的な意味で。
どうしたのお姉ちゃん。元の優しいお姉ちゃんに戻ってよぅ。
昔はこんなんじゃなかったのに。やることと言っても、寝起きにちゅーとかせがんだり。お風呂に一緒に入ったりとか、そんな感じの可愛い感じのだったのに。
最近はちゅーが深いのになったり、全裸で飛び込んできたり。こんなことしたり。
どうしてなの? 誰か教えてー。
「ふふふ、分かってるでしょうに」
お姉ちゃんが両手を広げる。
やめて。
わたしのお姉ちゃんを壊さないで。
さっき逃げちゃだめ、とか考えたけど撤回。
わたし逃げる。
こんな眼なんか閉じてやるー! お姉ちゃん最近わたしに心を読ませて悶えてるしぃ。だったらいらない。これいじょうわたしにストレスを溜めさせないで。こいしちゃん泣いちゃうぞ!
というか泣いたぞ。ちくしょー!
「うわーん。お姉ちゃんの変態ぃぃぃぃぃぃい!」
だだだだだだだだ、と部屋から逃げる。
どこへ行こう?
そうだ、変態のいない場所まで――――
こうしてわたしは心を閉ざした。
あ、その前に手、あらわなくっちゃ!
何故さとりがこうなったのか。
それには実は深い深い訳があったのだ。
彼女がそうなった理由とは。
そう。ただ一つ。
ある日。消費期限の切れた牛乳をうっかり飲んでしまった彼女は、三日三晩腹痛に襲われ、地獄の経験をした。
そうして、それから復活した彼女は悟ったのだった。
誰だってきっとすぐに死んでしまう。その経験が物語っていた。事実、彼女は死にそうな経験を積んだ。
そうしてようやく極地へと辿り着いたのだ。
すなわち、そうだこいしにエロいことしよう、と言うことだった。
ちゃんちゃん。
あ。けれどその後ちゃんと戻りました。
記憶はあるみたいで悶えてます。
一種の気の迷いだったようです。
ちゃんと謝ってくれたし。
たまに夢に見るようで、朝方にベッドの上でごろごろ転がっています。
枕に顔を埋めて頭を抱えています。
顔真っ赤にしてぼすぼすクッション叩いたりしてます。
本当に、本当によかったです。
by こいし
だから私はこいしちゃんにエロいことをしようと思う。
そして、人間の一生は短い。
なので私もこいしちゃんにエr(ry
なので私もこいしちゃんn(ry
ですから私は見ているだけでいいのです。
だからさとり様にエry