Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

しゃべることすらできないけれど

2010/05/20 21:36:32
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この気持ちに気付いたのはいつのことだったろうか。
認めるのも恥ずかしい話だが、私はどうやらあいつに惚れちまってたようなのだ。

いつからなんていうのは、もう忘れた。
恋は気付いたら始まってるんじゃないか、と誰かさんは言っていたし、私もそういうものなのだと思う。

この気持ちを伝えるなんてことは全く考えてない。
どうやって伝えたらいいのかすら分からないのに、そんなの、夢みたいな話だ。
だから、適当に押し殺してしまうのが一番なのだと思う。
言わないで諦めてしまうなんて、らしくない話だけれど、手段が分からなかったのだ。

諦めると決めたはずなのに、たまに、どうしてどうやって伝えるかを考える自分に気付いて、嫌になる。
神社に行く時、やたらと軽くなる体に気付いて、未練がましいな、と嫌になる。
嫌になることが多くなってきて、でも、自分が原因だからどうしようない気分になる。
誰かさんに心配されてしまったのが歯がゆくて、ごめんとも大丈夫とも言えない自分がまた嫌になった。

言えたらなあ。
そう思うことが多くなった。
伝えることすら諦めた、とつぶやけたならどんなに楽なのだろうと思うことが、多くなった。
きっと、どんなことでも、言ってしまえれば、魔法みたいに軽くなるのだ。
そのくせして、溜め込んでいるとどんどん重くなってしまうのだから、たまらない。
そのうち、胸のうちのどろどろが固まりきって、身動きが取れなくなってしまうんじゃないかってくらいだ。

うじうじするのは苦手なのに。どうして私はこうも諦めが悪いのだろう。
最初から諦めるって考えてるのに、いまだに縋り続けてるのはみっともない。
感情ってのは本当に厄介だと思う。ああもうって全てを放り出せたらいいのに。

「神社、行くか」

そういう声を聞いて、また軽くなる体に私は絶望するのだ。
それでも、霊夢の箒に会いたいと、思ってしまう自分が、どうしようもなく、嫌だった。

「――――……っていう夢を見たんだ」
「そんな気持ち悪い箒、捨ててしまえ」
魔理沙の箒×霊夢の箒。
魔理沙の箒が折れてばっかりでかわいそうだと思ったのです。
田北
http://takita12.blog93.fc2.com/
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コメント



0.簡易評価なし
1.無評価名前が無い程度の能力 削除
物に魂が宿る幻想郷にしてもこの発想はなかったわw
箒特有の何か別の甘さを感じた…
2.無評価名前が無い程度の能力 削除
この組み合わせは盲点だった……
3.無評価名前が無い程度の能力 削除
oh…
4.無評価名前が無い程度の能力 削除
悲恋すぎる
誰か一緒に立てかけてやってくれ
5.無評価名前が無い程度の能力 削除
無機物萌えを極めるがいいさ
6.無評価奇声を発する程度の能力 削除
まさかの組み合わせwww
7.無評価名前が無い程度の能力 削除
霊夢箒の反応予想:
「知らないわよっ…いつも、別のオンナのお尻ばかり…信用できないっ」
8.無評価ぺ・四潤 削除
小傘ちゃんがいるんだから箒が意思を持つ日がきてもいいんじゃないか。
しかしこの発想は無かったww
一緒になれるといいなww
9.無評価名前が無い程度の能力 削除
もうその想いを掃いてしまえw
10.無評価名前が無い程度の能力 削除
八卦炉が魔理沙の箒を応援しつつも
実は密かに想っているんだな。

もうZUN帽が来ても驚かない
11.無評価桜田ぴよこ 削除
無機物萌え来たな……
12.無評価天井桟敷 削除
これは珍しいレイ、……あり?
13.無評価euclid 削除
一昔前に陰陽玉とレヴァンティンの漫才があったことを思い出しつつ。
しかし、魔理沙の鬱屈した気持ちかと思わせつつこのラスト、
思わずガタターってズッコケそうになります。