※会話文のみです。予めご了承ください。
1.レミリアとフラン
「貴女って本当に人形みたい。例えるならフランス人形。フランだけに。ププっ」
「お姉様って本当にちっちゃいよね。何センチとかじゃなくて、何ミリってレベルで。"0ミリ"アだけに。あははっ」
「う、うわーん!咲夜ー!フランがいじめるー!」
2.フランとパチュリーと小悪魔
「く~この本飽きちゃったよ、パチュリー」
「そう。じゃあ次はさ~すの本を持ってきなさいな」
「はーい」
(ひ、百科事典……!)
3.魔理沙と文
「山でわんこ蕎麦の店が始まったんだって?」
「ええ。椛が頑張ってます」
(あいつ、犬じゃなくて狼だろ……)
4.早苗と霊夢
「ここに来る途中、栗の妖怪がいたんです」
「ふうん。最近は、変わったのがいるのね」
「寝てました。すぴー、すぴーって」
「それで?」
「これが本当のクリスピーだなあと思って」
「駄洒落かい」
5.チルノと大妖精とレティ
「釣りって難しいんだね。こうやればいいの?」
「うん、そう!チルノちゃん、すごく様になってる!」
「あれ?レティは?」
「まだ冬だと思ってたけど、サマーになってるなら帰るしかないわよね……」
6.穣子と静葉
「人里で教えてもらったこの踊り、楽しいけどそんなに長続きするものじゃないわね」
「じゃあやめる?」
「うん」
「まさに『飽きし舞い』ね」
7.文と霊夢
「『死なない天使』というフレーズを聞いてどう思われますか?」
「うん、まあまあ格好いいんじゃない?」
「では『比那名居 天子』というフレーズを聞いてどう思われますか?」
「桃よこせ」
8.妹紅と慧音
「私は竹林に住んでるから、筍が好きだ」
「私は人里の教師だから、他家の子が好きだ」
9.鈴仙と永琳
「毛玉とかそこら辺の妖精って、幻想郷の中では力の弱い存在ですよね」
「ええ、底辺ね」
「ところで、今日はあの子の様子、ちょっとおかしくないですか?」
「ええ、てゐ変ね」
10.魔理沙と霊夢
「私、レモネードはとことん酸っぱいのが好きなんだ」
「へえ」
「だから、喫茶店とかで頼むときには、毎回こう言ってるんだぜ」
「何て?」
「マスター、酸っぱく」
11.文と椛
「文々。新聞をより良くするために、新しい部署を作ろうと思うのですよ」
「はい」
「つきましては、椛。貴女にその部署をお手伝いしていただきたいのですが」
「いいですけど、どんな部署ですか?」
「文々。新聞のことをよりしっかりと理解してもらい、信頼を築き上げ、最終的に読者を増やすための部署。その名も『広報Project』よ!」
12.美鈴とパチュリー
「おや、パチュリー様。わざわざ門までいらっしゃるとは、何か御用ですか」
「ええ。大したことじゃないんだけど、ちょっと髪を切ってほしくて」
「そうですか。今は休憩時間ですから構いませんよ。どの辺りまで切りますか?」
「要は、視界が隠れなければいいのよ。だから、前髪を眉毛の上辺りまで切って、揃えて頂戴」
「分かりました。『パッツンリー・ノーレッジ』というわけですね」
13.パチュリーと小悪魔
「そこまでよ!」
「どうしたんですか、パチュリー様」
「この館で猥らな話題が流れていようものなら、私がこうやって止めようと思ってね」
「そうですか。『パチュリー・ノーエッチ』というわけですね」
14.パチュリーとアリス
「ねえ、貴女の人形を操る技術、私にも教えてくれない?」
「何よ。藪から棒に」
「だって、小悪魔一匹じゃ、図書館の整理がいつまで経っても終わらないんだもの。それに、魔理沙対策にもなりそうだし」
「そう言われてもね。言っておくけど、私、代償も無しで教えるつもりはないわよ?」
「……ケチ。いいわよ。貴女の家まで押しかけて、この目で盗むから」
「へえ。『パクリー・ノーレッジ』というわけね」
15.にとりと阿求
「きつねうどんと冷やし狸1つずつ!きつねの方は大盛り!」
「ふふ。こうやって2人で食事に来るのも久々ですねえ」
「まあね。私も最近は山からあまり降りて来てなかったし。でも、盟友とご飯が食べられるのは嬉しいよ」
「私もですよ。誘ってくれてありがとうございます」
「いやいや。お、来たみたいだね……。ん?どっちがどっちだって?えーと、私はきつねうどん。で、冷えたの阿求」
16.文と早苗
「ネーター、ネーター♪」
「ターミ」
「ネーター♪……何故でしょう?今、一瞬巨漢マッチョな男性の姿が見えたような……?」
17.さとりとお空
「お空は、誰か好きな子はいないのですか?」
「え?いや、私はそんな」(さとり様もこいし様も皆好きー!)
「……気が多いのね。それで、本命は?」
「だから、私は別に」(流石に言えないよ。本命、燐だなんて)
(ふむ、お空は『紅 美鈴』さんがお好きと)
18.さとりとお燐
「地上では『オリンピック』というイベントを、4年に一度開催しているそうよ」
「『お燐ぴっく』ですか!?それは、是非参加してみたいですね!」
19.にとりと魔理沙
「最近結構日焼けしちゃってさ。ほら、皮もこんな感じで剥けちゃうんだ。ペリペリーって」
「ほう」
「もう、嫌になっちゃうよ。色もさ、小麦色通り越してこんな真っ黒で」
「大変だな。今のお前は『河城にとり』というより『皮黒にとり』って感じか」
20.永琳とにとり
「貴女がこんなところにくるなんて珍しいわね。何の御用かしら?」
「はい。最近私の作った『映像記録装置』が広まって、色々な映像作品ができていますよね?」
「ええ。私もいくつか見させていただいたわ」
「それ自体はとても嬉しい事なんだけど、何だか作品が増える毎に、色んな意味で過激なものも出てき始めて」
「あらあら」
「そこで、『月の賢者』と言われた永琳さんに、今度立ち上げる委員会の委員長になっていただきたいのです」
「私が?」
「そうです。このままだと、『子供になんてもの見せるんだ!』と、装置を作った私が慧音さんに八つ当たりされ兼ねません」
「なるほど、話は分かったわ。私で良ければ引き受けるわよ。どんな作品があるか気になるしね」
「本当ですか!ありがとうございます!」
「それで、何ていう委員会なの?」
「『八意永琳会長による映像倫理委員会』、略して『八意映倫委員会』です!」
21.橙と藍と紫
「藍様は『九尾の狐』って妖怪なんですよね?」
「ああ、そうだよ。橙」
「でも、苗字は『八雲』ですよね?」
「まあ、紫様の式だからな」
「尻尾が九本なのに、苗字に入っているのが八って、何だかおかしくありませんか?」
「うーん……」
「というわけで紫様。橙のために、私の名前を『や九も藍』と改めたいのですが」
「却下」
22.早苗とルーミア
「外の世界で見た中で、それはもう、とびきり怖い映画があったんです。外国映画で、人が何人も死ぬような……」
「そうなのかー」
「ええ。でも、タイトルが思い出せなくて。何故か、ルーミアさんと話してたら思い出せるような気がしたんですけど」
「ソウなのかー」
23.ミスティアとルーミア
「はい、八目鰻とお酒ね……あ、ごめん。こぼしちゃった」
「そそうなのかー」
24.チルノとルーミア
「あたいはさいきょーなのに、なんで霊夢や魔理沙や他のやつらに、いっつも負けちゃうんだろう……。ルーミアは、あたいに足りないものって、何だと思う?」
「脳なのかー」
25.咲夜と霊夢
「私は、今でこそお嬢様を主として敬っているけど、昔は結構我侭も言ってたのよ」
「へえ。何か意外ね」
「まあ、子供だったからね。そして、そうやって私が愚図るたびに、お嬢様から『一を引くぞ!』って脅かされたものだわ」
「……ああ。名前が『十五夜 咲夜』じゃ、たしかに間抜けよね」
26.はたてと文
「私も、今ではこうして真面目に記者をやってるけど、子供の頃は結構我侭も言ってたのよ」
「へえ。何か意外ね」
「まあ、子供だったからね。そして、そうやって私が愚図るたびに、天魔様から『ーを足すぞ!』って脅かされたものだわ」
「……ああ。名前が『姫海棠 ほたて』じゃ、たしかに間抜けね」
27.映姫と小町
「こぉまぁちぃはぁ、ずるぃですぅ。ぷろぽーしょんなんて、私よりずっと良くて……」
「そんなことないですって。四季様、飲みすぎですよ」(こ、この人、こんなに酒癖悪かったっけ?)
「背も高くてぇ、胸も大きくてぇ、私なんか、そのどっちもないというのに……グス」
「し、四季様?もう帰りましょう?あたいが送っていきますから」
「……その余裕が、また腹立たしいです!うわぁん、貴女なんか『大野塚 大町』に改名しちゃえばいいのです!」
「でっかいからですか!?」
「……自覚があるのですね?」
「って、ちょ、墓穴!?」
28.ヤマメとパルスィ
「久しぶりに運動したら疲れちゃったなあ」
「そうね」
「やあ、マメも出来ちゃったし、大変よ」
「……」
「……やあ、マメも」
「二度言わなくてもいい!」
29.雛と紫
「あ、あったあった……ごめんくださーい」
「はいはい。あら?珍しいお客様ね。今日は何の御用かしら?」
「厄を集めに参りました!」
「……残念ながら、うちに厄なんてないと思うのだけど」
「ええ?そうなんですか?ここは、幻想郷の誕生に関わった、厄もゆかりのある家だと聞いたのですが」
「うちは『八雲紫のいる家』よ!」
30.文とアリス
「うーん、どうまとめましょうか……」
「あら?貴女、こんなところで何をしてるの?」
「ああ、これはどうも、アリスさん。いえ、先程拾ったスクープ記事を書いてたんですけど、どうオチをつけようかなと思いまして」
「ねえ、仮にもニュースでしょ?オチとか言っていいわけ?」
「いいんですよ。嘘さえ書かなければ、面白おかしく記事を書くのは有効な手段なんです」
「まったく、呆れたものね。……で、どんな記事?」
「あ、はい。これなんですが」
「何々……『熱愛発覚!?紅魔館の魔女と普通の魔法使い、禁断の行為を激写!』……な、何よ!この記事はー!?」
「うわ、わ、アリスさん、冷静に冷静に!」
「誰がこの状況で冷静にしてられるのよー!!」
「お、落ち着いて!オチ着いてー!!」
おわれ
あと、筍・他家の子の発想には恐れ入りました。
参加してえwww
そして、ツッコミが追いつかないwwww
どうも名前ネタに弱いな自分…。
楽しませてもらいました。
永夜抄でのラストワード、『天網蜘網捕蝶の法』自体が映倫と掛けていたはず。
天丼って上手く使うと本当に面白いですね!