Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

チルノのおうた

2010/05/16 19:57:06
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「むむ。この茶は美味いぜ」
「褒めても茶菓子は出さないわよ」
 博麗神社の縁側にて、私はいつもの様にお茶をたかっていた。
 うーん、このテキトーに時間が流れていくのが楽しいんだぜ。
 霊夢はさっきから無愛想な顔をしているだけだ。
 コイツも暇なんだ、きっと。
「暇じゃない」
「うぉ。心読まれた!?」
 ……油断ならないな、コイツ。
 そんな感じに、過していたら。
「わーい!」
 いきなり目の前に、チルノがやってきた。
「なんだ、チルノ。茶でも飲みに来たか?」
「私の神社はお茶のみ場じゃないわよ」
「あたい、お茶にはキョーミないね」
 おやっ、じゃあ何だ?
「みすちーに新しい歌を教えてもらったのさ!」
 ……う、歌か。寺子屋のお遊戯見ろってか。
「まぁ、良いじゃない魔理沙。暇なんだし」
 また心読まれた。なんだコイツ?
「あ、ああそうだな。それを聞かせてくれるのか?」
「うん!」
 チルノはニッコリと微笑んだ。
「じゃあ、行くよー?」
 チルノは、大きく息を吸い込んだ。
 ……ミスティアの奴、どんな歌を教えたんだ?
 ちょっとだけ期待していると、


「バーナナーの王様ーっ! バーナナーの王様ーっ!」


 ズコー。
甘熟王ー。
最近、口ずさんでしまいます……。

バナナ、美味しいよね。
早草
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
また、バナナブームが来ている気がする。私個人の感覚だけど。