Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

良く似た二人

2010/05/16 00:14:16
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「御嬢様と私って似てませんか?」

「漫画読んでる時に何を言うのかしら?美鈴」

 美鈴が部屋で寝転がって漫画読んでいたので

 私もそれに便乗して、美鈴のお尻を枕代わりにして

 漫画を読んでいた時のことだった

「大体、何処が似ているって言うのよ?」

「当ててみてくださいよ」 

 お互いに暇ではあるので、美鈴の言葉を考えてみる

「スタイル?」

「違います」

 まあ、仕方がない……悔しいけれど

 ああ、スタイルが良くなりたい

「カリスマ?」

「私にそんな物ありませんよ」

 そりゃそうだ、ついでに言えば誰も持っていない

「咲夜萌え?」

「咲夜さんは私が育てました」

 まあ、拾ってきたの私だけど育てたのは美鈴だ仕方がない

「わからないわねぇ」

「降参しますか?」

 むっ、少し悔しいから枕代わりにしている美鈴のお尻をぺしぺし叩く

 次の瞬間、美鈴の尻に飛ばされた

「……痛いじゃないですか」

「……主を天井に吹っ飛ばしておいて言う事はそれだけか?」

 くそっ、良い尻しやがって……

 おかげで天井にぶつかって落ちてきた時に顔から落ちたのに
 
 痛くなかったじゃないか……

「良いじゃないですか御嬢様頑丈ですし」

「……まあいいか」

 仕方がない、美鈴は昔っからこんな感じだから

 怒ってもどうしようもないし

 諦めて、美鈴のお尻を枕にして漫画を読みながら答える

「美鈴と私、何処が似てるのかしらねぇ?」

「似てますよ……」

 ふーむ、美鈴が言うのなら似てるのだろう

「ところで美鈴」

「なんですか?」

 そうそう、一緒に漫画を読んでいてすっかり忘れていた

「風邪をひき掛けている私はともかく」

 本当なら紅魔館一行で地下旧都温泉ツアーに行く予定だったが

 情けない事に私が風邪をひいてしまったのだ

 咲夜には、パチュリーとフランを見てもらう為に無理やり行かせた

 薬飲んで一日寝ていれば治るはずだと思って屋敷で漫画読んでいたのだが

「なんで美鈴は旅行に行かなかったのかしら?」

 足りない漫画を美鈴の部屋に読みに行こうとしたら

 旅行に行っているはずの美鈴が居た訳だ

「いや~、寝坊したら置いていかれましてね」

「……聞くんじゃなかったわね」

 無論、それが嘘だとはわかっている

 なんだかんだで美鈴も旅行を楽しみにしていたはずなのだ

「ついでに、御嬢様一人だと寂しいかと少し思いましてね?」

「残念だけど、それはハズレね」

 これも嘘……実を言うと寂しかった

 広い紅魔館で誰も居ないと実に寂しい

「ああ、それと明日の旅行スケジュールに、御嬢様も間に合うかと思いましてね」

「明日は……地霊殿の動物鑑賞『おりんりんランド』ね」

 地下にある大動物園で触り放題だそうな

 フランも私も実に楽しみにしていたのだが

「……風邪、治るかしら?」

 まあ、諦めている……

 だから寂しさを紛らわせる為に漫画を読んでいたのだ

「大丈夫ですよ」

 なのに、この能天気な門番が

「薬飲んで寝たらすぐに治りますよ」

 えーい、希望を持たせるような言い方するな!

 ……咲夜もフランも貴方の『私みたいになれますよ~』って言葉信じて
 
 毎日頑張って牛乳飲んでるんだから

「全く……そう簡単に治らないから風邪なのに」

 やれやれ、美鈴の言葉聞いていたら漫画読む気無くなって来た

「もう良いわ、眠くなってきたからここで寝る」

「えー?ベッドで寝たほうが良いですよ」

「うるさい、疲れたから此処で寝る」

 此処で寝てやる!幸い、美鈴の尻枕で寝ることも慣れてる

「せめて普通の布団で寝てくださいよ」

「……ぐぅ」

「寝たふりしても無駄ですよ?起きて下さい」

 むぅ……馬鹿な事言ってたら……本当に……眠くなって……





     ・・・





「あれ?御嬢様……あ~、本当に寝てますね」

 人のお尻を枕代わりにしないで欲しいんですけどね

 まあ、良いですそれよりもこのままだと

 絶対に御嬢様の風邪悪化しちゃいますから 

 とりあえず、御嬢様を私のベッドに入れて寝てもらいますか

 よいしょ……っと……さて、私は漫画の続きを…

 ……って、御嬢様が私の手を握って離れないじゃないですか?

 はぁ……やっぱり御嬢様も私と似て『寂しがりや』ですね



 ん~……仕方ありませんね、今日少し失礼して

 御嬢様と一緒に寝ることにしますか?

 では、御嬢様……おやすみなさい








 後日、レミリアの風邪が治ったが、代わりに美鈴が風邪をひいてしまった

「げほげほっ……御嬢様旅行に……」

「はぁ……風邪をひいた部下置いて旅行にいけるものか!馬鹿者」

 結局、二人は旅行に行けませんでしたけど

「今度、キャンプに行きませんか?食料は現地調達で……」

「面白そうね……」

 まあ、二人とも寂しくは無かったようです
(ジジジ……ッ)

 どうm……名もn……き脇や……です

 d…んぱの繋がり……悪いけど……なんとか生きてます
  
 仕事も……きついし……作品……書けない………

 投稿速度……遅くなるけど……頑張って作品挙げるから……

 ゆっくり……待ってってね?

(プツン)
名も無き脇役
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
この二人の主従なのに家族のような気の許せる友達のような関係にほんわかしますね。

わ、脇役ぅーーーーーー!
2.ぺ・四潤削除
尻枕か……おっぱい枕よりも弾力があってさぞかし寝心地いいんだろうな……
動物園で触り放題とはもちろんお燐やお空がいるんだよな?こいしちゃんが犬耳つけてこいぬちゃんになっていたりするんだよな?
3.名前が無い程度の能力削除
イチャイチャしやがって……たまんねぇ

あいかわらず紅魔館勢、特に美鈴とお嬢をいい感じに書きますね~
4.名前が無い程度の能力削除
尻枕を堪能するとか、えらく気楽な主従関係ですね。好物です。
5.こじろー削除
これはまさかの永久ループ!?
ほのぼのしてぽむぽむでしたー
6.名前が無い程度の能力削除
うつぶせっておっぱい大きいと苦しいらしいのに
お嬢様に尻枕をするために体を張る美鈴が素敵すぎる

さてと、美鈴がすこしでも苦しくないようにうつぶせおっぱいを包み込む
マットレスに転職してくるか
7.奇声を発する程度の能力削除
素晴らしかったです!!
脇役さーん!!
8.名前が無い程度の能力削除
死ぬなーーーーーー!!!
脇役さーーーーーーん!!!
面白かったーーーーーー!!!
9.名前が無い程度の能力削除
僕も美鈴のお尻に飛ばされたいです
10.名前が無い程度の能力削除
お嬢様と美鈴のそれぞれの優しさに心打たれた
ほんと美鈴はみんなのお母さん役が似合う
脇役ううぅぅうぅー!
どんなに遅くてもまってるぞ
お仕事のほうも無理せずお体を壊さぬよう程々にがんばってください