Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

ぼくのかんがえたかわいいうどんげ

2010/05/12 00:16:05
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「鈴仙ー」

鈴仙が何をするでも無くぼーっとしているとてゐが部屋に入ってきた。
手には古ぼけたノートのようなものを持っている。

「あら、てゐ。どうしたの?」

かつて少女だった彼女は今や黒髪の美人兎へと成長した。
悪戯ばかりしていたのも今は昔。すっかりと落ち着きのある性格になっていた。

「てゐも成長したものね」
「鈴仙もね。昔は失敗ばっかりだったのに」

その言葉には苦笑いが出る。
失敗ばかりしていた私も、今や師匠に認められ永遠亭のNO3と言ってもいい立場だ。兎たちからの信頼も固いデキル女というものになった。

「そんなことより鈴仙。こんなの見つけたんだけど」

はい、と手渡されたノートを見やる。
表紙の字は掠れて読めなくなっていたが、中身は無事のようだ。

「なにかしら?」

パラパラとノートをめくっていく。

喪心『喪心創痣(ディスカーダー)』
狂気の瞳の力を宿した弾幕を放ち、相手の精神にダメージを与える。
その一撃は相手の魂すらも砕く。

散符『真実の月(インビジブルフルムーン)』
暗黒の力を持った『隠された真実の月』の力を使うことによって繰り出される大技。
相手の精神を一瞬で崩壊させる。

『幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)―LRE』
狂気の瞳の力を最大まで引き出すことで放たれる奥義。
そのあまりの威力は物理的な破壊を同時に引き起こすことになる。
使いすぎると失明の危険が伴う。

『空裂眼刺驚(スペースリパースティンギーアイズ)』
眼から圧縮された体液を発射し―――


「いやあああ!?」

ノートを放り投げ、弾幕を放ちズタズタにして、この世に存在しなかったことにする。
私は何も見なかった。
そうだこんなものは存在しなかったんだ。
こんな変な名前のスペルは使っていなかった。
そう、私は使っていなかった…!

「おー、いわゆる黒歴史ノートって奴?」
「て、てゐ!誰かに見せてないでしょうね!?」

てゐの肩を掴み、ガクガクと前後に揺する。

「あー、それ他の兎が見つけてきたんだよね」

怒涛の勢いでまくし立てていた鈴仙の動きが止まる。
その頬には汗がだらだらと流れていた。

「だから、見られているんじゃないかな」
「あ、あはは…」

ふらつく体を支えることも出来ず、そのまま倒れ込む。


もう、何も、見えない。











「お師匠様ー。鈴仙がうなされてるー」
「また薬間違えたのね。いつになったら治るのかしら」
側に転がっている胡蝶夢丸ナイトメアの瓶を見て、永琳はため息を付いた。
月にいた頃カッコいいと思って、怪我もして無いのに眼に眼帯つけて、突然眼を押さえて
「っぐわ!・・・くそ!・・・また暴れだしやがった・・・」とか言いながら息をを荒げて
「奴等がまた近づいて来たみたいだな・・・」なんて言ってた
依姫様に「何してんの?」と聞かれると
「っふ・・・・狂気の瞳(自分が持ってる特殊能力)を持たぬ物にはわからんだろう・・・」
と言いながら人気の無いところに消えていく
訓練中、静まり返ったキャンプの中で「うっ・・・こんな時にまで・・・しつこい奴等だ」
と言ってキャンプ飛び出した時のこと思い返すと死にたくなる

組み手の訓練で試合してて眼を痛そうに押さえ相手に
「が・・・あ・・・離れろ・・・死にたくなかったら早く私から離れろ!!」
とかもやった訓練の教官も私がどういう兵士か知ってたらしくその訓練はノーコンテストで終了
毎日こんな感じだった

でもやっぱりそんな痛いキャラだと豊姫様に
「狂気の瞳見せろよ!狂気の瞳!」とか言われても
「・・・ふん・・・小うるさい姫だ・・・失せな」とか言って豊姫様逆上させて
スリーパーホールドくらったりしてた、そういう時は何時も眼を痛がる動作で
「貴様・・・許さん・・・」って一瞬何かが取り付いたふりして
「っは・・・し、静まれ・・・私の眼よ・・・狂気を静めろ!!」と言って眼を思いっきり押さえてた
そうやって時間稼ぎして休憩が終わるのを待った
平日の短い休憩ならともかく、休日に絡まれると悪夢だった


変な名前のスペルをカッコいいと思ってつけてるうどんげはカワイイと思う。
すねいく
https://twitter.com/kitakatasyurain
コメント



1.奇声を発する程度の能力 in 携帯削除
うどんげ可愛いよ!
あと、大人びたてゐも可愛い!
2.名前が無い程度の能力削除
一個吸血鬼の技が混じってるじゃねーか!!
3.名前が無い程度の能力削除
ちくしょう、本編よりあとがきの改変コピペのほうに笑っちまった。豊姫さまw
作者さん、ごめん。
4.名前が無い程度の能力削除
あんた絶対あとがきがやりたかっただけだろw

……でも、鈴仙の体液にならブチ抜かれてみたいかも(ボソッ
5.名前が無い程度の能力削除
幼女歴が神話の時代にまで遡れるてゐが成長
ってどんだけ時が経ったんだ?
と思ったら夢落ちか

鈴仙は自分が中二病だって心のどこかで感じている?
6.名前が無い程度の能力削除
畜生……!
こんなありふれた厨二ネタに……!