この作品は「悪魔とてんしが居る館 10」の続きとなっております。
まずはそちらを読むことをお勧めいたします。
う~ん、いてててて、ぺタフレアはさすがに効くわねさすが核の力……
でも毎日のように天界の桃食べている私にはどうってこと無いわ!
気絶したのは……当たり所が悪かったのよ、そうに違いないわ。
そういえばこれ生えてから2日経つわね、やっと開放されるのね♪
でもそこまで嫌じゃなかったなぁこれ、なんだかんだで気持ちいいっていうか……いやいやいや!私は犬じゃない!早く戻るべきだわ!
あぁでもこんなにぎゅって握られてたら変な気持ちに……って握られてる!?
またこいしね……ってそんなにこすらないであぁぁ!?
だ、だめぇ舐めちゃだめぇ!だめだってばぁ!
「っていい加減にしなさい!」
「えへへ~♪」
「あんた起きててやってたのね、寝ぼけてるならしょうがないって思ってたけど」
「い、今起きたんだよ!」
そんな汗たらたら流して言われてもねぇ、起きてたって証言してるようなものじゃないの。
でも問いただしても結局時間の無駄になりそうだからやめておきましょう。
今日はみんなに挨拶して紅魔館に戻らないとね。
ついでに霊夢のところにもよっていこうかしら?
この前見捨てられたことについて話がしたいわ……ふふっ
「ほら、早く食堂行くわよ」
「は~い分かった~」
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「おはようみんな」
「おはよー♪」
「おはようございます、またこいしと一緒に寝てたのですか」
そんなこと言われたって寝てたらこいしが来るんだから私にはどうしようもないじゃない!
それに今日でここから出るんだからもう無いわよ。
だからそんな包丁持って睨まないで!本気で怖いから!
「そ、それより早く食べないと冷めちゃうわよ!食べましょ食べましょ!」
「そうですね、いただきましょう」
「「いただきまーす」」
う~んやっぱりおいしいわね、でも今日でここの料理食べるの最後になっちゃうのかぁ……なんだか寂しいわねぇ。
でも帰れば咲夜の料理もあることだし諦めるとしましょう。
「「ごちそうさまでしたー」」
「じゃあさとり、こいし、お世話になったわね」
「えぇ、また遊びに来てくださいね」
「私わんこを送ってくる!」
「分かったわ、気をつけてね」
「は~い」
さ、早くここから出ないとさとりに何されるか分からないわ、とっとと行きましょう。
「じゃあねー怪我させちゃってごめんねー」
「えぇもう大丈夫よ、これからも修行がんばってねお空、お燐もお空のことちゃんと面倒見てあげてね」
「お空のことはあたいに任せろー元気でねー」
「じゃあ行くわよこいし」
「分かった~いってきま~す」
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「ち、ちょっとこいし」
「ん?なぁに?」
「耳引っ張らないで……」
「別にいいじゃん♪今しか味わえないよぉ♪」
「うぐぐ、まぁいいわ」
「まったくなにそんなイチャイチャしてるのよあぁ妬ましい妬ましい」
「あ、ぱるぱるだ~おはよ~♪」
「え、えぇおはよう」
「ぱるぱる?」
「あの子の事だよ♪水橋パルスィっていうの♪」
「ちょっと自己紹介ぐらい私にさせなさいよ、それであなたは誰?」
「私?私は比那名居天子、天人よ」
「天人!?いいわね天人はいっつも遊んでて」
む、なによこの子、天界の退屈さを知らないからこういうこと言えるのよね。
まったく天界の何がいいんだか分からないわ。
「天界なんて暇でしょうがないだけだわ、何なら今度来てみる?」
「いいわよ、ここ離れるわけにもいかないし」
「そう、それは残念ね」
「とりあえずここを通るんでしょ?早く行きなさいよ」
「えぇ、分かったわ、じゃあまたね、パルスィさん」
「またねぱるぱる~♪」
「もう来なくていいわよ!妬ましくなるだけだし……でも来るなら話し相手ぐらいにはなりなさいよね」
この子……ツンデレ?
まぁいいわ、そろそろ地上ね、早く外の空気が吸いたいわね。
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う~ん♪外の空気は新鮮でいいわねやっぱり♪
っとここ神社のすぐそこだったのね、ちょっと神社に行きましょう。
「おいこら霊夢~!」
「あー?あ、天子じゃない」
「この前はよくも見捨ててくれたわね!」
「まぁいいじゃない戻って来れたんだし、それにどうせ暇だったんでしょ?」
「う、まぁそうだけど」
「じゃあいいじゃない、昔のことは気にしないの」
「こんにちわ~毎度おなじみ清く正しい射命丸です♪」
「お、文じゃない、また焚き火用の紙でも持ってきてくれたのかしら?」
「焚き火用の紙じゃないですよ!新聞です!ってうわ!だ、誰ですあなたは!」
「誰です!じゃないわよ!天子よ!」
「あややや、私の知ってる天子さんは犬耳なんて生えてなかったはずですが」
「魔理沙にやられたのよ!それに今日で戻るわ!」
もうこの説明はしたくないわ……でも今日で戻るからまぁいいか。
「へぇ、なんかさわり心地良さそうね……それっ!」
「ひゃぁ!?ちょっと霊夢!や、やめて!」
「あら、ちゃんと神経通ってるのね」
そりゃ通ってるしすごい敏感なのよ!
って文がすごいニヤニヤしながら写真取ってる!やめてええええええええ
「うふふふふふ♪いい写真が取れました♪それではまた~♪」
「ま、待ちなさい文あああああああ!」
「待てといわれて待つ天狗はいませんよ~♪」
「って霊夢!いつまで触ってるのよやめなさい!」
「あ、うん」
うわ、もう飽きたわ見たいな顔されて普通に放された!
ちょっとショックだわ……
それにしてもあの天狗……今度会ったらただじゃおかないわよ!先憂後楽の剣と全人類の緋想天を重ねあてしてやるわ!
ま、まぁ霊夢に話したいことはまだまだあるけどまずはこの耳を治したいからね、早く紅魔館に戻りましょう。
「じゃあ私は紅魔館に戻るわ、じゃあね霊夢」
「分かったわ、次来る時はお賽銭を持ってくるのよ?」
「はいはい、次は持ってくるわね」
「お待ちしてるわ天子!」
霊夢は相変わらずお金に目がないわね、あんなに周りに人がいるのに恵んでやるやつがいないのかしら?
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「あ、天子!どこ行ってたのよ!みんな心配してたわよ!」
「あぁ、それがこの子に地底まで連れてかれちゃって」
「まぁ無事でよかったわ、パチュリー様も用意できてるみたいだからお嬢様に挨拶だけしてから行きなさい」
「えぇ分かったわ、それじゃあね」
そういえばレミリアにこの姿見せてなかったからどんな反応するのかな。
まぁどうせ触らせてーとか言うんでしょうけど触らせてあげないわ、疲れちゃうもの。
「レミリアー私よ、天子よ」
「天子!?帰ってきたのってなにそれ!?」
「え、犬耳と尻尾だけど……魔理沙にやられたのよ」
「触らせてー」
うわ、想像通りの反応だわ。
レミリアって読みやす!
「ダメよ、あんまり触られたくないの」
「うー」
「だ、ダメったらダメよ!」
「じゃあ諦める、早く治してもらってきなさい」
「分かった、行ってくるわね」
「ふんっ」
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「パチュリ~早く戻してぇ~」
「あらおかえりなさい、じゃあ早速治しましょう、じゃあ尻尾掴むけど許してね」
え、掴むの!?
でもしょうがないか、治すため治すため……
「パチュリー様なんで尻尾掴んでいるんですか?」
「え、そ、そりゃあ魔法に必要だからに決まっているでしょ」
「確かその魔法って掴む必要ないって言ってた気がするんですが」
「なんだって!?放しなさいパチュリー」
「ぐぅ、小悪魔余計なことを……じゃあそこに立って」
なんでみんなそんなに触りたがるのよまったく……
っとここでいいのよね。
「立ったわよ」
「いくわよ~!それ!」
前も思ったけどほんとにパチュリーの魔法って楽そうにしか聞こえないわ。
ってうわ!?また地面が光ってって同じパターンじゃないのきゃああああああああ!
う…あ……だめ、意識が……でもこれで戻るのよね……よか…った。
明日から…またがんば…る……わよ。
>さすが格の力……
さすが核の力……
気が付いたらこの話どんどん進んでいる!ゾロ目おめでとうございます。
それにしても犬天子…惜しい人?を無くしたw
誤字報告ありがとうございますw
犬天子はまた別に書くつもりでいたりいなかったりw
マジでか!!!
本気で尻尾モフモフしたい!!そして写真を譲ってください!!
まじっす!これの続きみたいにやるかもしんないっす!
あと写真は譲らんよ^q^