Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

紫?!act4

2010/05/05 00:36:03
最終更新
サイズ
3.76KB
ページ数
1

分類タグ

紫が幼児退行してからしばらくの年月が経った。

霊夢の生活リズムもまるで360°変わった。

紫が食べやすい様にご飯を細かくして紫にあーんしたり
おんぶして空を飛び回ったり、風呂をいっしょに入ったり、寝るときはいっしょに寝て
紫にも霊夢にも楽しい日々が過ぎた。
しかし時折、霊夢を困らせる事もあった。
それは「よく誤解される事」だった。
ある時は紅魔館組に、白玉楼に、また地霊殿組に、そして命蓮寺の奴らと・・

霊夢がブチ切れる事もあった。
それは他の馬鹿な妖怪による紫への攻撃だった。
いまなら大妖怪の座を狙えると、妖怪の中で反響を呼んだのだった。
しかし霊夢、紫の式、紫の友人ら知人らによって数秒程で鎮圧された。
またその時に霊夢が「あんたら正々堂々戦えないのか!!!!!!?」と怒鳴った声は
辺り一帯の生き物やら妖怪やらを怯えさせたと言う。


そんな事もいろいろあって、ある日事件は起きた。
その日は霊夢もいろいろと忙しかった。
そして・・・夕方・・
「ねぇ~れーむー?あそんでーー?」
「今ね、ちょっと忙しいの・・後でね。ね?」
「いまがいいの~」
「お願いよ、後でね・・」
「い~や~だ!い~や~だ!い~や~だ!いまがいいーいまがい・・」
「うるさいわよ!!!後でねって言ってるでしょ!!!」
「れ、れ、れーむ・・?おこっちゃや、やだよ・・」
「はっ!?・・・あっ・・ご、ご、ごめんね・・紫・・」
紫を抱きしめる霊夢
「ほら・・あ、後で絶対遊んであげるからね・・ね?分かった?・・」
「う、うん・・・・」

そして夜・・・

「紫~?どこ~?」
霊夢は夕飯を作ってる隙に紫を見失ってしまった。
あまりの忙しさにさっきの紫の約束を忘れていた。仕方が無いと言えば仕方が無いのだろうか?
「紫~?」

しかし返事は無い。
「紫~???」
「まさか・・・・」
霊夢は外に出た。しかし人の気配も無ければ妖怪の気配も無い。
「紫~?どこなの~?」
霊夢は紫の名を呼びながら神社内を隈なく探す。
「紫~?!どこなの~?いいかげんになさ~い?」
しかし聞こえるのは鳥らしきものが鳴く声と風が吹く音だけだ。
「いいかげんにして!紫!・・・・あっ・・・」
霊夢の目にとまったのは紫と遊んでいた時に使っていた猫じゃらしだった・・・
ここでようやく霊夢は思い出した・・・


霊夢は空をもの凄い勢いで飛んだ。
村里へ行き、紅魔館へ行き・・・
しかしここで魔理沙とアリスが協力してくれた。
そして夜も暗い中手分けをして探す事に。

だが・・・

魔理沙「そっちは!?」
アリス「ダメね・・・」
霊夢「・・・・・・・」

魔理沙「ま、まだだぜ・・」
霊夢「・・・・・・ありがとう・・魔理沙、アリス・・・でももういいわ・・・」
魔理沙「な、なんで、だぜ?」
霊夢「元はと言えば私が紫の約束を守らなかった事が原因なの・・・だから私が悪いの・・・
   そんなんで周りの連中に迷惑かけたくない・・・」
魔理沙「め、迷惑だなんて・・そんなの・・」
そこでアリスが魔理沙の腕を引っ張る。
アリス「・・・・・・ほら、帰るわよ・・」
魔理沙「えっ?あっ!おい!」
アリス「いいから!」

こうしてアリスと魔理沙は帰っていった。

そして霊夢も博麗神社へと帰っていった。

台所には作りたてのご飯があったが、もう冷えてしまった・・
味噌汁もまるで水の様に冷たくなっていた。

霊夢は着くとすぐに布団に入った。

「・・・・・・・・・紫・・・ごめんね・・」
あの時怒鳴ってまで断るだなんて、私どうかしてたわよね・・
しかも「後で遊んであげる」って言ったのに、私ったら忘れていた・・・・
私って本当に馬鹿よね・・・子供の約束のひとつも守れないだなんて・・・
博麗の巫女失格よね・・・

あぁ・・・紫・・どこなの?・・・
お願い・・私に顔を見せて?そして私に思いっきり甘えて・・・
お願い・・紫・・もう一度、私の名前を呼んで?・・
紫・・・紫・・・・紫ぃ!!!!

「霊夢」
「え?・・・」
そう霊夢の目の前にいたのは背がすらっと高く、いつもの服を着て、いつもの紫の様な雰囲気の紫がいた

「紫・・・・!!!!・・」
しかし霊夢はそんな事はどうでも良かった。
霊夢は紫に飛びついた。そして抱きしめた。
「ごめんね・・・ごめんね・・・一人で寂しかったでしょう?・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」
「・・・・・・いいのよ。」
泣きじゃくっている霊夢を紫も抱きしめた。

「紫・・・!紫・・・!ごめんね・・・ごめんね・・・」
「ほ~ら・・・いい子は泣かないの・・」

こうして二人の夜は過ぎた。
よんでくれてありがとう!
GWだから全然寝れないからとにかくかきました。
tesuto
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
GWはかなり寝れます!(何

ああ、ちっちゃい紫が……まあそれはともかく完結おめでとう御座います。
2.名前も無い程度の能力削除
何言ってるんだ
まだ終わっちゃいないぜ!
この後のゆかれいむによるチュッチュが有るはずだ!

……すばらしい作品を有り難うございました。
ゆかれいむ大好きです。
後調子乗ってすみませんでした。
3.げそ削除
え?まだあとちっちゃくなった理由の話があるのでは?

それと、ネタで書かれているのかも知れませんが

>霊夢の生活リズムもまるで360°変わった。

変化なしってなりません?180°ならわかるのですが。