朝起きると、私は暖かいお布団に包まれていた。
今日も何も変わらない一日が始まる。
でも、その一日がとてもかけがえのないものであることをすでに私は知っていた。
私の家は幻想郷にある、ただの名もない農家だ。
私個人の名前はあるが、それは家族や近所で呼び合うための便宜的なものでしかない。
私? 私は、加奈、って名前ってことにしておいてくれていいや。加奈。それが私の名前でいい。
まだ日が登り切ってない空を見ながら布団をたたみ、いつものように顔を洗うために外の井戸に向かう。
お父は昨日の農作業がキツすぎたのか、まだ布団で寝言を発していた。
お母は、台所でご飯の準備をしている。
「加奈ーっ、水汲んでおいてねーっ」
チルノ「ちょっと待って」
加奈「え、誰?」
チルノ「あ、もういいよ、お疲れ様」
加奈「え? え?」
チルノ「ふう、終わり。家帰って弾幕ごっこする」
加奈「え、ちょっと!?」
ちょっと前作読み直してくる。
ストーリーの大筋は変わってないから結局は心の持ちようなのですかね
最後にちょっとアレ?って感じが残って消化不良な感じだけど
全体的に流れる綺麗な雰囲気に心が動かされました。