ふぅん…
旧都っていうくらいだからもっと寂れていると思ったけど。
私も一端の魔女だからね。
未知の素材や書物はいくらあっても困らないってこと。
土地が変われば住む者もそれが扱う品も変わるし、何より雰囲気も変わる。
…雰囲気って大事なのよ?
シダは草原に生えないってことよ。わかるでしょ?
…とは言っても、それが使い物になるかどうかは別問題ね。
目ぼしいものはなさそうだし、早いとこ帰ろうかしら。
それとも…折角来たんだから観光旅行を楽しもうかしら?
『……(こくっ)』
そうね、たまにはそういうのもいいかしら。
頼もしいボディガードもいることだし、ね?
『(こくこくっ)』
ふむ、同業者は思考も似たもの同士ってことか。
だが地獄に関してはこっちに一日の長ありってやつだぜ。
すなわち、レアモノは街では売ってないって事だな。
メダルくらいならタンスを漁れば出てきそうだが。
しかしこうのんびり飛んでると、地下も意外に快適だな。
あんときゃ雪が舞って風情があったが………
………………………………………………地下で雪ねぇ…。
一体どんな原理だ?
応用すれば室内に雪を降らせられるかな?
…ちょいと話のわかるヤツに聞きに行くとするか。
地下で色々知っていそうな陰気なヤツ。
ともすればいい収穫になるかもしれないな。
恋に狂い嫉妬に狂い、次は何に狂おうか…
はぁ、悩ましい。狂おしい。
快活であることの、なんと若々しいことか。
羨ましい。
病んで疾しくしくしくと…
あゝせめて物言わぬ人形なら、ただ居るだけでよかったものを。
あゝせめてそこらの石ならば、ただ転がっていればよかったものを。
怠惰と堕落に蝕まれ、無力であったと嘆くのか…
あゝせめて…
あゝせめて…
あな た…………?
……く~…………か~…………
人形は愛でられてなんぼなのよ。
馬鹿にしないでちょうだい。
ったく、こんな酒癖の悪い妖怪見たこと………………たくさんあるなぁ。
EX ~EX中ボスは星熊さんだと信じて疑わなかった私がフルーツでした~
さとり「とりあえず床のモップがけから頼むわ。」
魔理沙「顔を合わせた途端にこれだ…私は安くないからな!?」
さとり「その後はペットのエサやり。」
こいし「や、無意識に。」
アリス「や、いきなり言い訳されても…」
こいし「起きたら地霊殿に返すように言ってね!」
アリス「私が!?」
ストロードール「布団! カエセ! 地霊殿! カエセ! カエセ! カエセ!」
パルスィ「ひぃぃぃいぃぃぃぃぃぃい????!…………がくっ」
ストロードール「………すっ」
パルスィ「……」
ストロードール「……風邪ヒクナヨ、オ嬢サン。」
クカカカカカカ!!!
気になるのでよかったら後でどういう状況だったのか教えてください……