Q.今日の里へのご用事は？

（式が取れてるときはよくこっちに来るの。
人間の子供と遊んであげるのも楽しいし、
お店に行けばたまーお魚もくれるし。
でも尻尾はあまり握らないで欲しいなぁ…

そういえばさ、最近私以外の黒猫って見た？
死臭とか漂わせていかにも危ないのに人間ってば全然気づかないの…
それどころか「可愛い！」とか言って撫でちゃったりしてさ！
だから私が代わりに追い払わないとダメなの！！！
里の平和は私が守るわ！
お魚だって渡さないんだから！）






いや、特に用事はないんだけどね。
下調べは完璧でも実際にこの眼で見ないとわからないことも多いってことさ。
まぁ、食料が豊富だってのは今しがた納得したところだよ。

誤算があるとすれば…ここは猫が多いね。
力を持ったリーダーを傘にのさばっているようだ。

…何もしないよ？
問題を起こして聖に迷惑をかけるわけにはいかないからね。
猫よりもっと賢い生き方を、私達は知っているのだよ。

もういいかい？






骨董品を眺めに…のつもりだったんですけどね。

あ、あのっ、やっぱりご迷惑じゃ…

いいの。今日はあんみつって決めたから。


そこのアンティークショップでアクセサリーを探していたんです。
でも「うわぁ、リアルメイドさんだぁ」って。
失礼だとは思ったんですけどついつい…

視線は慣れてるけど、あそこまで熱っぽく見られると、ね。
別の意味で気になっちゃって。

だってアンティークとメイドさんですよ！？
絵になるじゃ～ないですか～！

声が大きいって…
あ～～早く行かないとお店閉まっちゃうよ？
あそこのあんみつはすぐになくなっちゃうからね。

ああああすいませんすいませんすぐ行きましょう！

向かいの飲茶もおいしいから今度行ってみるといいわ。

いいですね！　是非その時は先輩も一緒に！

は？　え？
先ぱ？！　ちょ、まっ、
走らないの！　前向いて！！






（ほら、折角地上に出てきたんだから色々見ていきたいじゃない？
そしたら案外居心地良くってつい居ついちゃって…
まぁ仕事もあるし、いつまでもって訳じゃないから安心しなよ。
適当に堪能したら適当に帰るか――）ふぎゃ！！！

うあ！？なんか蹴っちゃった？！

……と、これはまた、こういう猫は久しぶり。

ぅにゃーん！！！

あ、逃げた。

うあ～～～～～～ごめんね猫ちゃ～～～～～～ん；；

橙（天罰覿面…！）

ナズ「桃まんうま～」

さとり「よしよし痛かったね～すりすりすりすり～～」

before
咲「あそこのあんみつを知らないですって？　何しにここに来たのよ？！」
早（この人についていこう。決めた。）

after
咲「今日は私のおごりね。」
早（この人に一生ついていこう。決めた。）



ガオガイガー？と思ったらジェネリックだった。残念。

追記
解かり辛いようなのでさとりさんはさとりさんにしました。
関係ないけど、昔近所にさとる君というお兄ちゃんがいたなぁ。元気だろうか？