この作品は「悪魔とてんしが居る館 3」の続きとなっております。
まずはそちらを読むことをお勧めいたします。
ん~よく寝た~♪
今日の仕事は何かしら?
とりあえずご飯の時間だから食堂へ行きましょう。
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「おはようございます皆さん」
「おはよう、昨日はその、ありがとね」
「あ、天子だ♪おはよー♪」
あ、フランもちゃんと来てるのね、うん、やっぱりこっちの方がいいでしょう。
ってあれ?なんか足りないわね?
「小悪魔、パチュリー様は?」
「あぁ、パチュリー様なら昨日の結界を解除した時から体調が優れないそうで部屋で寝ています」
結界を解除ってあれよね「えいっ」よね?
あれで体調崩れるってことはパチュリーが弱いのかあの呪文の負荷が大きいのかどっちなのかしら。
どう考えても負荷なさそうだけどあの結界だし……う~ん
後でパチュリーのところに行きましょう。
「皆さんお待たせしました、ご飯が出来ましたよ」
「おいしそ~う♪」
「「いただきま~す」」
「おいしいおいしい♪」
「ちょっとフラン、ほっぺたにご飯が付いてるわよまったく」
「ん……ありがと」
ああああああああいいなああああ姉妹っていいなあああああ
「咲夜!鼻血鼻血!」
「え?」
「え?っじゃないよ!ほらティッシュ!」
「あ、ありがとう……姉妹ってすばらしいわね……」
「そうね……いいわぁ」
鼻血出るのもしょうがないわね、これは。
「「ごちそ~さまでした~」」
「天子、そのお皿運んでくれる?」
「えぇ、分かったわ」
「ありがとう、助かったわ」
「じゃあちょっとパチュリー様のところ行ってくるわね」
「えぇ、いってらっしゃい」
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「パチュリー様ー?」
「ゲフッゲフッ……て、天子……」
「だ、大丈夫ですか!?」
「え、えぇ、いつものことよ、でも今日は行かなきゃいけないとこがあるのに」
「行かなきゃいけないとこ?」
「人里で本の予約をして今日中にとりに行かなきゃならないのよ」
人里の本屋ってそんなことしてたのか、知らなかったわ。
「私が行ってあげたいんですけど、パチュリー様がこの様子じゃ……」
そうよね、小悪魔じゃないと薬とか分からないものね。
「だったら私が行ってきますよ」
「いいんですか?お願いします!」
「ゲフッ じゃあ天子、人里の本屋でこの紙を渡して本をもらってきて、すまないわね」
「はい、分かりました、じゃあ行ってきますね」
これは……うん何も見てない何の本かなんて見てない!
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なんか久しぶりね~外に出るのも、空気が新鮮だわ♪
「あ、おーい天子ー!」
「ん?お、チルノじゃない、どうしたの?」
人里に妖精とかいていいのかしら、後で慧音に聞いてみよっと。
「いや、ちょうど天子が居たから呼んだだけー」
「「おーいチルノー」」
「ん?」
「あ、あの子達はあたいの友達のリグルとみすちーとルーミアだよ!」
「……そこの緑髪の子……男の子?」
「違いますよ!どう見ても違うでしょう!」
「冗談よ冗談、ごめんね?」
「ならいいですけど」
なんか言わなきゃいけない気がしたのよ、天のお告げよ、天人は私だけど。
「そこのあなたは見たことあるわ、あの亡霊姫に追いかけられたり八目鰻の屋台開いてるのよね?」
「そうですそうです!よかったら来てくださいね!サービスしますよ!」
「分かったわ、暇な時には行くとするわ」
八目鰻かぁ、食べたこと無いからちょっと楽しみかも。
「わはーお腹すいたのかー」
「あはは、ルーミアはいつもそうだね」
「そうなんだ、よかったら紅魔館来なさい何かご馳走するわ」
ご馳走するのは咲夜だけどね。
「そういえばなんでメイド服着てるの?」
「いや、それは紅魔館で働いてるからよ、いろいろあってね」
そういえばそうだった、意識するとなんか恥ずかしいわね。
いつもの服着てくればよかったぁ。
「まぁいっか天子は天子だからね!一緒に遊ばない?」
ん~まぁ急ぎでもないしいいかな
「いいわよ、何して遊ぶ?」
「弾幕はこの前やったし……かくれんぼしよ!」
「いいわよ、皆はいいのかしら?」
「「いいよー」」
「じゃあ天子鬼ね!」
「え!?なんでそうなるの!?」
「新入りが鬼なのは常識だよ!」
そうなのか……まあいいけどね。
「じゃあ30数えるわよー いーちにーさーん―――……」
「三十!もーいーかーい!?」
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「ぜぇ……はぁ……リグルはどこだ……」
「もうかなり時間たってるよ?」
ルーミアは周りがやけに暗かったからすぐ分かった。
みすちーはなんか歌声が聞こえたから分かった。
チルノは羽が隠れてないのと寒くて分かった。
でもリグルが……見つからないわね。
あ、やば、こんな時間だパチュリーに本頼まれてるんだった!
「ちょっとごめんなさい、用事があるから失礼するわ、また今度ね」
「うん分かった!今度紅魔館に遊びに行くよ!」
えっと本屋はどこかしら?
あ、あったあった
「すみませ~ん」
「は~い、いらっしゃいませ~」
「予約した本をとりにきたんですが……」
パチュリーに渡された紙を渡した。
「はい、少々お待ちください―――お待たせしました、こちらの本になります」
「どうも~」
「ありがとうございました~」
こりゃすごい量ね、でもパチュリーならすぐ読んじゃいそうね。
あ、慧音だ、ちょっと呼んでみよう。
「おーい慧音ー」
「ん?誰だおまえは?」
「初めまして、私、今は紅魔館で働いていますが天人の比那名居天子と申します」
「おぉあの地震の騒動起こしたやつか、里に何のようだ?人間を襲うようなことがあったら―――」
「違うわよ!パチュリーに頼まれてこの本をとりに来ただけよ!」
「そうか、それならいいんだ、もうじき暗くなるから早く帰るんだぞ?」
「はいはい、分かったわよ」
私そんなに弱くないけど、反抗する理由がないわね。
さっさと帰ろ、寒くなっちゃうし。
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「ただいま帰りました~」
「ずいぶんと遅かったわね」
「ちょっと色々してまして、これが受け取ってきた本です」
「ありがとう、あとあなた」
「はい?」
「なんで敬語なのかしら」
「え?だってメイドだし」
「前そんなんじゃなかったからかえって気持ち悪いわ、いつも通りして頂戴」
気持ち悪いって……ちょっとショックだわ。
まぁそれでいいか、って思ったんだけどみんな普通通りであとお嬢様だけよね、後でお願いしようかしら、それで気楽になるかも。
「はいはい、とりあえず体調はまだ悪いみたいだし今日は寝ちゃいなさいよ」
「えぇ……言われなくてもそうさせてもらうわ」
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「「いただきま~す」」
お、おいし(ry
「「ごちそうさまでした~」」
「お嬢様、ちょっといいですか?」
「なにかしら?」
「実はですね、もうお嬢様以外の人とは普段通りの言葉遣いで話してるんですよ、パチュリー様はさっき言われましたが」
「え?そうなの咲夜、フラン?」
「そうですわ」
「うん♪」
あ、なんかお嬢様が泣きそう、いちいち可愛いなぁ。
「是非!是非いつも通りで話してください!お願いします!」
「ち、ちょっと分かった、分かったから涙目にならないで!」
「咲夜?鼻血でてるけどどうかしたの?」
「い、妹様!なんでもないです!見ないでください!」
「?変な咲夜~」
また咲夜鼻血か、もう病気ねあれは、私にも感染しそうだけど。
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「じゃあもう寝ていいわ、お疲れ様」
「えぇおやすみなさい、また明日」
今日はいろんなやつと会ったわね、最近毎日が充実してていいわ♪
明日もがんばるわよ~♪
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「とまぁこんな感じですね」
「へぇ、総領娘様いきいきしてますね、紅魔館に行かせて正解だったかしら」
「そうですね、さすが衣玖さんです」
「今度顔出してみようかしら、ご苦労様、天狗さん」
「じゃあその時は私も一緒に行きますね♪いい取材が出来そうなので♪」
「分かったわ、これからもよろしくね」
「えぇ♪」
テスト前は何かしたくなる、それが人間の性…
あれって何で起こるんでしょうね?
なんででしょうwwRPGはテスト前が進めるチャンスだよね!
おいしいは……もういいよね……