はじめまして、は。
まず軽い驚きから。
この地底において、この最も忌み嫌われているさとりの私を知らない、親切そのものの振る舞い。
差し出される手の冷たさと、それを感じさせない暖かな眼差し。洗礼されたお辞儀の後の、悪戯っぽい笑顔。
警戒の無い開かれた心と、その奥底の暗闇。
彼女のトラウマと、其れゆえの在り方。
私を前にして、そんなにも無防備に開かれているから、本来見るつもりもない奥底を垣間見て、密かに歯噛みした私に気づかずに、暢気な彼女は歯を見せて笑う。
覚えたのは罪悪感。
次に、開き直りにも似た、無知への嫌悪感。
奥底に生まれた、久しぶりの『普通』に触れた、小さな喜び。
それらをない交ぜにした結果、私は彼女に冷たい言葉を浴びせ、その差し出された手を振り払っていた。
きょとんとした、その子供より尚悪い、好意を覚えてしまいそうな表情に、チリッと苛立つ。
見当違いの心が、私をか弱い女の子だと勝手に思い込んで、手を差し伸べたくて仕方無い様だから、意地の悪い行為を強要させる。
彼女の見当違いの善意を悪意へと反転させんと、彼女の手を取る。
招く場所は、私の家。
そして明かす私の正体。
これで充分だと、その時の私は、暗い愉悦に奥歯を噛んだ。
はじめまして、は。
ただの偶然。
鬼たちが住み、毎日がお祭り騒ぎだという旧都を避ける様にして、情報収集なんて慣れない事をしていた。
できれば、騙されても襲われても、誰かに会って、この地底という場所の話を詳しく聞きたいと、少しでも役に立ちたいと焦っていた。
要領がよく、それ故に苦労しているだろう親友の一輪の助けに微力ながらなりたいと、大切な船を離れて、知らない道を恐々と歩いていた。
その先。
道を外れた岩陰に、一人の少女が蹲っているのが見えた。
おや? と足を止めると、その少女は分厚いフード付きのコートで小さな身体を覆い、小さな唇を噛み締めていた。
怪我でもしているのだろうかと近づいて、足音にハッと警戒する少女に、不器用ながら地底の霊魂たちから覚えたての洋風な挨拶をしてみたり、と。私なりに彼女に無害をアピールして歩み寄る。
どうしたの? と訪ねると無言が返って来た。
頭を掻きつつ、少女の様子を窺えば、怪我をしているという事もなく、彼女の手の平に、小さな生き物が見えた。
それは、生まれたての子犬の様で、少々細く、目が飛び出そうなぐらい痩せているが、愛らしさは健在で、少し和んでしまう。
どういった事情かは知らないけど、少女はその子犬が衰弱しているのを気にして、動けないのだろうと勝手に納得した。
私は一応死んでいるので、生気、といえばいいのか。そういう生者から発せられる、微弱な力を感じ取れる事が出来る。
子犬の衰弱が命にかかわりそうだと気づき、背負ったリュックから水の入った筒を取り出し、手の平に零して子犬の口元に持っていく。
子犬、といっても何かしらの妖怪らしく、一滴の水で少しは持つと考えたのだ。
予想通り、子犬は鼻をひくつかせてから、小さな舌でぺちゃぺちゃと水を飲みだし、最初は弱々しかった舌の動きも、次第に強く、手の平を舐める強さに、一応の回復を感じた。
うーん、流石妖怪。普通の子犬だったら、自力で水も飲めなかっただろうにと感心して。じゃあこの子を家まで送らなくては、次の段階を考える。
もしこの子の家で子犬が飼えない場合は、せめて回復して狩りができるまでは、私が育てようとそこまで考えて、少女の冷たい目線に気づく。
子犬に触れている手の平に、手を重ねる様にしていた手を、あっさりと振り払われて、少女は温度の感じない声で「結構です」と発した。
何が結構なのかは図りかねたけれど、まあこの流れだと考える事は全て一緒だろうと納得し、私はどうしようかと迷う。
関わったからには、できるかぎりの責任を果たしたい。
私の目指すあの人に、少しでも近づきたい。
あの人を救ったその日に、胸を張れるように。
一瞬だけ、彼女の事に思いを馳せていると、少女が、冷たい眼差しのまま、どこか触れれば切れそうな空気を隠す事無く纏い、私を促す。
家に招待する。
そしてその時に名を名乗ると。
唖然としたのは一瞬で、すぐに、不思議な少女だと感想を持った。
見た目は、私よりも年下に見えるけれど、年齢を言えば、そうはないのだろうと、少女の小さな頭を見つめて、歩幅を小さくする様意識した。
はじめまして、の後は。
ただの失敗。
彼女は『さとり』を知らなかった。驚くほどに無知だった。
わざわざ忌み嫌われる自分の能力を、吐き気をもよおしながら掻い摘んで説明しても、彼女は「はぁ」とか「ふぅん」と、ほとんど理解もしていない。
彼女の心は霧の中、もやもやと明確にできない、うすぼんやりとしたそういうもので覆われていた。
二人の間に訪れた長い沈黙。
私はイライラして彼女の出方と心を読むが、彼女は恐れをいまだに抱かない、予想を越える馬鹿だった。
そうして、考えに考えた彼女は、唐突に考え込んで上を向いていた顔を元に戻した。
しまった! と、狼狽して、大切な事を忘れていたと、初めて顔を歪めた。その心を襲う一瞬の波に、気をやる暇もなく、そうやって導き出された彼女の心が。
それを読めてしまう私は、かくん、と顎が外れて、呆れて暫く声が出せなくなる。
自己紹介。
彼女は名乗られたのに、まだ自分は名乗っていなかったと、誠心誠意、非礼を詫びた。
本当に申し訳なさそうだった。
先程までの話を『さとり』を聞いて理解していたのが、実は嘘ではないかと私が疑いたくなるぐらい、さとりにそう思わせるぐらいの、唐突さだった。
名状しがたい感覚を覚えて、私はその時にようやく、失敗した事に気づいた。
『私は、村紗水蜜です』
これまでにない、大きな失態。
彼女にとっては当然で自然な。
私にとってはありえない、不自然な流れ。
私を知って尚、名乗り、屈託なく笑う奴なんて、私は知らない。
心を読まれるという恐怖を、私は間違いなく伝えた。
恐ろしい、トラウマを抉られる痛みの強烈さすら、伝えた。
彼女は顔をしかめて、それは嫌だと。最悪だと。過去の痛みに眉をよせて、胸を押さえた。
そうして。
私は改めて、私がさとり妖怪だと、二度目の自己紹介をして。
自己紹介をされた。
理解の範疇を超える狂ったやりとり。
彼女は、本気で気が触れているのかと、ほぼ初めてとも言える、異様な恐怖を感じて、怯えて、拒絶しようとして。
村紗水蜜は。
安堵して、顔を緩めた。
私の顔を真正面から見て。心の窓は、開いたままに。
良かった。
そんな怖いさとり妖怪が『貴方』なら、そんなに怖がらなくても大丈夫ですね。
心底、助かったぁ、と言わんげに。
実際心で呟いて。
彼女は私に、向き直って笑った。
失敗、だった。
何かが、壊れた音と、盗まれた音を、私は聞いた。
はじめまして、の後は。
困った。
怖い話をえんえんと聞かされている。
古明地さとりと名乗った少女は、動かしても支障はない程に回復した子犬を、猫耳の生えた赤毛の少女に手渡し、私に付いて来る様に促した。
立派な家に圧倒されて、綺麗な廊下やステンドグラスの輝きと反射に目を奪われる。
綺麗だ、なんて陳腐な感想しか出てこないけれど、心が躍って、久しぶりに楽しくなった。
そうして案内された部屋で、お茶を用意して貰い、自己紹介をされてから。怖い話が続いていた。
正直、私は幽霊だけど、怖い話とか苦手なのだ。
知らなければ知らないですませられるのに、どうしてわざわざ語って聞かせるのだろう。
私の集中が切れると、少女はちろりとした目線を向けてくるので、慌てて居住まいをただし、話に集中する。
それが指の数で足りなくなる頃には、私は彼女の語る、さとり妖怪という妖怪の恐ろしさが骨身にしみていた。
信じられない。
ありえない。
なんだその反則すぎる妖怪。
怖いってものじゃない。
嫌すぎる。
げんなりして、うずく自身のトラウマから目を逸らした。
忘れるつもりは無いけれど、忘れていたくなる、こずるい自分に、まだまだ修行が足りないと猛省する。
まったく。私はどうしようもない。
『分かりましたか』
少女は続ける。
『そうですか。大変結構な事です。さて、存外長くなりましたが、改めて自己紹介をさせて頂きます。私は、さとり妖怪の、古明地さとりです……』
二度目だったので。
反応が追いつかずに『はぁ』とまた生返事が零れた。
自己嫌悪で少し忙しかった私は、自身の心が忙しなくごちゃごちゃと整理されていないのを知りながら、後でゆっくり掃除をしようと、今は目の前の少女の事だと。意識を戻す。
戻したら。
私は重要な事を忘却している事に気づいた。
家に招かれ、お茶まで出して貰い、自己紹介を二度もされたのに。
私はまだ、名乗ってもいなかった……!
口をつけていたカップを落としそうになる。
信じられない……!
これは、このまま襟首を掴まれて外に放り出され、永遠に出入り禁止を喰らってもおかしくない、まさに天に唾吐く、船長という身分の自分にとって、とんでもなく許しがたい失態だった。
その、背筋が凍る、とどまる事をしらない無礼さが、いまだ続いている事実に、全ての事が吹き飛んだ。
青ざめる。
止まっている心臓がショックで動きそうなほどだ。
今の私のありえなさに比べれば、先程までのさとり妖怪の怖さだって、自然のものだと納得してしまう。というか、納得できる。
ああったく……!
あやうく勘違いする所だった。
つまり、さとり妖怪とは、少し失礼だけれど、意思を持つ鏡の様なもの。
昔聞いた童話の、魔法の鏡みたいなものだろう、と。
なら、そんな心をその鏡面に写さなければ、その醜さを見る事もない。
隠して覆って、押さえる事には、もう慣れているから、平気だ。
瞬きの間にそう結論づけて、私は彼女に頭を下げる。
そうして、
私はようやく自己紹介をした。
いや、もう。
本当に失敗した。
恥ずかしくて、穴があったら入りたい。船長失格の非紳士ぶりだった。
でも、うん。
恥ずかしすぎて思い返すのも苦痛だけれど、
私とさとりさんは、そんな経緯で出会って、お友達になった。
その後は、さとり妖怪の非情ぶりとか苛めっぷりを、身をもって知る事になるとは、まだ知らなかった私の。
いろんな意味での悪くて、少しだけ良い、失敗談である。
◇ ◇ ◇
思い出して思い返し。
楽しい楽しい思い出の旅の同行者は、私の問い「初めて会った時の事を覚えていますか?」に対して、懐かしそうに二度ほど首を縦にゆっくりと振っていた。
幽霊もイチコロと言われる銘酒。製造者八意永琳の『幽霊堕とし』高かったけれど、なかなかの効き目である。
「あー……。ぅい、なつかひぃ、っく、れしゅね、えぇえ」
「そうね。とても懐かしいわ」
同じく、永遠亭から買い取った。即効酔い覚まし。幽霊にも効きます♪ という、どう考えてもとあるお嬢様とその従者用の薬を、彼女のコップに注ぐ。
充分だ。
とても、懐かしい思い出。
彼女がそれを、寸分の違いはあれど、覚えていてくれることに満足した。
ちなみに余談だが、あの時の子犬は今は立派な成犬となり、名前は『みずあめ』でメス。
お腹の毛が極上のふくよかなレディに育った。
「あははははぁ、たのしいれすねぇ」
「そうね」
顔をあげれば、へらへらとした赤い顔。
心が、愉快に波打ち、第三の目を通じて私まで楽しくしてくれる。
好ましい。
落ち着くと、密やかに満足げな息を吐いた。
彼女はにこにこしている。
私も、にこにこと、彼女と見詰め合っている。
お酒は飲んでいないけれど、今日は、酔っていると、嘘をつくことにする。
「ムラサ、ああ、答えなくてもいいわよ。だから、私は心が読めるのよ。……あのね」
宴会の片隅。
心を読むさとり妖怪と、船幽霊の二人が席を外し、二人がくっついてようやく隠れる程度の樹木の後ろで、静かに話していても、誰も気づかないし気にしない。
私は紡ぐ。
「貴方は、ようやく大切な人を取り戻したのね。それは、心からおめでとうと伝えるわ」
くるくると、彼女が猫であったのなら、喉をならしていそうな蕩けた笑顔が、私の頬をくすぐる。冷たい頬ずりが嬉しかった。
「ねえ、私は自分でも驚くぐらい、貴方を待っていたわ」
くすぐり、くすぶる。
お酒の匂いが、彼女から発せられると、普段が無臭だからこそ違和感が面白くて、その唇に目を閉じる事で逸らした。
「……あの日から、私は貴方の心を読む事に躍起になって。貴方は自分でも言っていた通りに、隠す事と覆う事が、病的に上手かった。それは貴方なりの処世術。貴方は不器用な癖に、くだらない所で器用な事をしてくれるわ」
柔らかな髪質が首筋を撫でる、彼女が甘える様に、身を屈めて胸元に鼻先を押し付けてきた。
心が、たまに聖に甘える時に、胸元に顔を寄せ、そうやって甘えるのが密かな好みだと、訴える。
馬鹿、と返してやって。ふくらみの無い胸の中にその頭を抱きしめた。
少し固めだと不満そうなので、つむじを顎でぐりぐりとしてやる。
「貴方の表面は、普通に綺麗。貴方の裏側は、普通以上にどろどろしていて、そんな所も、いいなぁって思ったわ」
私に抱きしめられたまま、コップの中身を嚥下する。
おいしそうに飲む。
恐怖という、人々の感情を喰わなくなった、喰えなくなった彼女は、今は普通に人と同じものを食べて、自分の力へと変換している。
悲しいぐらいに器用で、そういう所がまた、いいなぁって、思わせる。
「ねえムラサ」
酔いが冷める前に、私は彼女の冷たさだけを感じて、彼女に被らされた帽子を、少し深く被る。
「……私は、心が読めるって、言ってるでしょう?」
冷たい彼女が、逆に心地よくなるぐらい、私は、静かに熱していて。
もう…っ、と呟く。
「そんなに、すきすきすきすき、嬉しいけど苦しいじゃないのよ。……もう」
呟いた時、心が変わる。
いつもの彼女に戻る。
私からの、一方的な甘やかしの時間はおしまい。
「あ」と、我を取り戻し、顔をあげた、少しだけ理性を取り戻した彼女の表情。
お早いお目覚めに、少し複雑になって、彼女の眼球を狙って、舌を這わした。
「うわ」なんて小さく驚いた声は無視して、右目を押さえる彼女に、つんっと澄ました顔を見せる。
酔いから生還した船幽霊は、僅かにこの体勢と飛んだ記憶に悩みつつも、幸せだし、いいか。なんて。ゆるみきった答えを出す。
馬鹿、と言外に言ってやる。
「えーと、さとりさん。ちょっと苦しいんで、離してくれます?」
「……」
「いや、苦しいのは嘘ですけど、ほら、心読んで? だんだん耐え切れない恥ずかしさが全身に広がって、理性が危ないっていうか」
「……」
「あの、さー」
「……」
「船長として、いえ、今日は船長帽がないので、一般の幽霊としてですけど」
「……」
「襲うけど、文句は受け付けないのでそのつもりで」
堪え性のない船長さんは、二十をまたずに陥落した。
その数字に悦に入り、彼女の、こういうのって。誘い受けっていうのかな? というふざけた思考を噛み付くことで遮断して、久しぶりの逢瀬に、期待に、微かに、息を呑む。
私たちは、こういう関係。
それを、言葉以外の形で、伝えてくれる行為が、涙がでるぐらい愛しかった。
ムラサの、緑の瞳が真剣な色を宿して、唇が動く。
好き、です。
心が、読めると知っているのに、彼女は言葉で私に伝えるのを好む。
そんな、人。
瞳を閉じたら気配すら曖昧になる彼女を、逃がさぬ様に、強く強く抱きしめた。
惚れたきっかけ?
そう、だなぁ。
…………うん。
彼女にだけの、秘密という事で。
そう答えると、さとりさんは赤くなって「……もう」とはにかむ様にそっぽを向く。
くらりと、可愛いすぎる! って、抱きしめようとしたら猫に引っかかれ、烏に突かれ、妹さんに蹴られた。
朝帰りになってしまったさとりさんを送り、妹さんがにっこり笑顔で青筋をたてながらそう尋ねるので、恐怖を抑えて素直に答えただけなのに。相変わらずこの家は、私に冷たい。
好きな所は、言葉で足りないぐらいあるし。
勿論、嫌いな所だって、ちょっとはある。
好きと嫌いは、両立しあってこそだし、だからこそ愛せる。
でも『きっかけ』と訊かれると。
少し照れる。
まず間違いなく。
最初は、あの出会いの時の。必死の自己紹介からだから。
呆れられて、冷たくされるだろうかと思いつつも、彼女が『さとり』だと安堵するという、混乱しきった心。
そのままで顔を上げたら、泣きそうな瞳と出会い、その弱々しさと、さとり妖怪の怖さが、更にごっちゃになって。
魔法の鏡、なんて言葉さえガラガラと崩れ。
気づいたら、抱きしめていた。
彼女が、ただの寂しがり屋で弱虫な女の子だと、気づいて。
私は、ただの見栄っ張りで罪深い幽霊だと、教えて。
気づいたら友達。
でも、心の奥底では、別の想いが芽生えていて。
「もう……。貴方の心を読むのには、本当に大変でした」
「はい。すいません」
「隠すのも、覆うのも、上手すぎて、不器用で」
「本当、すいません」
さとりさんは言う。
私も、きっかけは、あの日のあの自己紹介だと。
びっくりして。
まじまじと、その耳まで赤い彼女を見て。
照れて。
俯く。
同じですね、と見つめあい。
手を取れば。
爪と嘴と拳が、一気に飛んできた。
「…………」
まあ、当然と言えば当然。
気を取り直して、さとりさんに別れを告げようと玄関前に立つと。
彼女に「また来てください」と潤んだ瞳でか細く言われ、足が鉛よりも重くなってしまう。
まあ。うん。
当面の悩みは、どうやって、この可愛い彼女に、暫しのお別れの言葉を伝えるかと、いつ呼び捨てにしようかと。そういう幸せな悩みで。
さとりさんは、いつでもどうぞ、と。
言葉と裏腹に、緊張に頬を染めて、肩に力を籠めている。
そういえば、彼女こそ私を下の名前で呼べない。
やる事はやっているのに、何でかなぁ、と考えれば。
今度は彼女の平手が、ぱしんと私の頬にぶち当たる。
……はい。
すいません。
非情に紳士じゃありませんでした。
よろしい。と。
さとりさんは腕を組んで、少し笑って許してくれる。
そんな、私たちの、ちょっとした遠距離恋愛。
非常に上手くいっているんじゃないかと、自画自賛してみる。
村さと、そういうものもあるのかと思うが何もおかしなところはないな
しかしやっぱり船長は極悪だ。閻魔さまにラストジャッジメントされちゃえ(誉め言葉)
船長の極悪さ加減は微塵たりとも変わらないわーw
なんとゆープレイガールwww
逢瀬の場面ではもう辛抱たまらなくて……ふふ……不覚にも(ry
罪作りのみっちゃんはもっと罪を重ねるべき
こいしさん、お燐ちゃん、お空ちゃん、頑張ってこの稀代の悪霊船長をコントロールしたって下さいまし。
さとり様はお幸せに。
子宝に恵まれると良いですね(何
はいはい、釣りおt……なん……だと!?
某所でこの組み合わせを見て気になっていた所に、まさか出来上がってくるとは。
しかも、夏星さんの文章で。
相手が変わっても、相変わらずの悪霊っぷりに痺れます。
さとり様はお幸せに。
キャプテンは爪と嘴と拳に負けずもっと頑張れ
船長の地霊殿ペット編期待してます。
さとり相手だと滅茶苦茶船長っぽいWW