「最近思うのだけれどね」
「はい」
「美鈴のこと甘やかしてない?」
「そう、でしょうか?」
気怠そうに言うレミリアに返事をする咲夜。
当人は甘やかしているつもりなどはない。
が、レミリアにはそう見えたらしい。
「あの子が昼寝していたら、あなたはどうするの?」
「風邪を引かないように詰め所に運びます」
何故か誇らしげだった。
「…まあ、いいわ。漫画を読んでいたときは?」
「貸してもらいました。面白かったです」
「…確かに面白かったけどね。仕事中に読むのは感心しないわよ」
「時間は止めてましたので、問題ありません」
「はあ…」
先程より気怠そうに溜息をつくレミリア。
ここまで甘やかして、そして自覚もないとはさすがに予想外だった。
「…あなたのことはいいとしましょう。仕事はちゃんとしてるようだし」
問題なのは、
「美鈴が仕事していないことが問題なの。侵入者なんて魔理沙くらいだけどね。
門番が警報にもならないようじゃ意味が無いでしょう?」
「そうかもしれません」
「そういうこと。甘やかすなとは言わないけどね。フォローはしっかりしなさいよ」
「わかりました」
恭しく礼をする咲夜。
立ち振る舞いは完璧だったが、本当に理解したのかは凄まじく疑問が残る。
「話はおしまい。下がっていいわよ」
「はい。失礼致します」
言葉と同時にその場から消える。
一人だけになったレミリアは、
「わかってないんだろうなあ…」
自分も他人のことは言えないけどね。
呟くその声を聞いたものはいなかった。
後日。
いつものように門番が昼寝をし、魔理沙が図書館を襲撃する時刻。
ただ、いつもと違うのは、
「おお、メイド長。珍しいな。門のところにいるなんて」
「美鈴のフォローは私がするの。私が相手するからにはここは通さないわよ」
「…?よくわからんがそういうわけにはいかないぜ」
「だったら」
咲夜がナイフを構え、
「勝負!」
魔理沙がレーザーを放つ。
紅魔館門前にて弾幕勝負の幕は切って落とされた。
「お姉さまお腹すいたー」
「…やっぱり、甘やかしすぎたかしら」
窓からその様子を眺めるレミリアは呆れたように呟いた。
「はい」
「美鈴のこと甘やかしてない?」
「そう、でしょうか?」
気怠そうに言うレミリアに返事をする咲夜。
当人は甘やかしているつもりなどはない。
が、レミリアにはそう見えたらしい。
「あの子が昼寝していたら、あなたはどうするの?」
「風邪を引かないように詰め所に運びます」
何故か誇らしげだった。
「…まあ、いいわ。漫画を読んでいたときは?」
「貸してもらいました。面白かったです」
「…確かに面白かったけどね。仕事中に読むのは感心しないわよ」
「時間は止めてましたので、問題ありません」
「はあ…」
先程より気怠そうに溜息をつくレミリア。
ここまで甘やかして、そして自覚もないとはさすがに予想外だった。
「…あなたのことはいいとしましょう。仕事はちゃんとしてるようだし」
問題なのは、
「美鈴が仕事していないことが問題なの。侵入者なんて魔理沙くらいだけどね。
門番が警報にもならないようじゃ意味が無いでしょう?」
「そうかもしれません」
「そういうこと。甘やかすなとは言わないけどね。フォローはしっかりしなさいよ」
「わかりました」
恭しく礼をする咲夜。
立ち振る舞いは完璧だったが、本当に理解したのかは凄まじく疑問が残る。
「話はおしまい。下がっていいわよ」
「はい。失礼致します」
言葉と同時にその場から消える。
一人だけになったレミリアは、
「わかってないんだろうなあ…」
自分も他人のことは言えないけどね。
呟くその声を聞いたものはいなかった。
後日。
いつものように門番が昼寝をし、魔理沙が図書館を襲撃する時刻。
ただ、いつもと違うのは、
「おお、メイド長。珍しいな。門のところにいるなんて」
「美鈴のフォローは私がするの。私が相手するからにはここは通さないわよ」
「…?よくわからんがそういうわけにはいかないぜ」
「だったら」
咲夜がナイフを構え、
「勝負!」
魔理沙がレーザーを放つ。
紅魔館門前にて弾幕勝負の幕は切って落とされた。
「お姉さまお腹すいたー」
「…やっぱり、甘やかしすぎたかしら」
窓からその様子を眺めるレミリアは呆れたように呟いた。
昼寝してるめーりんを「疲れが溜まってて可哀想だから」とか言って詰め所に連れてって布団敷いて寝かせてるのか?
文句なしにパーフェクトだ!
咲夜さんかわいいよ!