Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

レミリア→咲夜さん→めーりん

2010/04/09 20:08:05
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「最近思うのだけれどね」
「はい」
「美鈴のこと甘やかしてない?」
「そう、でしょうか?」

気怠そうに言うレミリアに返事をする咲夜。
当人は甘やかしているつもりなどはない。
が、レミリアにはそう見えたらしい。

「あの子が昼寝していたら、あなたはどうするの?」
「風邪を引かないように詰め所に運びます」

何故か誇らしげだった。

「…まあ、いいわ。漫画を読んでいたときは?」
「貸してもらいました。面白かったです」
「…確かに面白かったけどね。仕事中に読むのは感心しないわよ」
「時間は止めてましたので、問題ありません」
「はあ…」

先程より気怠そうに溜息をつくレミリア。
ここまで甘やかして、そして自覚もないとはさすがに予想外だった。

「…あなたのことはいいとしましょう。仕事はちゃんとしてるようだし」

問題なのは、

「美鈴が仕事していないことが問題なの。侵入者なんて魔理沙くらいだけどね。
門番が警報にもならないようじゃ意味が無いでしょう?」
「そうかもしれません」
「そういうこと。甘やかすなとは言わないけどね。フォローはしっかりしなさいよ」
「わかりました」

恭しく礼をする咲夜。
立ち振る舞いは完璧だったが、本当に理解したのかは凄まじく疑問が残る。

「話はおしまい。下がっていいわよ」
「はい。失礼致します」

言葉と同時にその場から消える。
一人だけになったレミリアは、

「わかってないんだろうなあ…」

自分も他人のことは言えないけどね。
呟くその声を聞いたものはいなかった。


後日。
いつものように門番が昼寝をし、魔理沙が図書館を襲撃する時刻。
ただ、いつもと違うのは、

「おお、メイド長。珍しいな。門のところにいるなんて」
「美鈴のフォローは私がするの。私が相手するからにはここは通さないわよ」
「…?よくわからんがそういうわけにはいかないぜ」
「だったら」

咲夜がナイフを構え、

「勝負!」

魔理沙がレーザーを放つ。
紅魔館門前にて弾幕勝負の幕は切って落とされた。












「お姉さまお腹すいたー」
「…やっぱり、甘やかしすぎたかしら」

窓からその様子を眺めるレミリアは呆れたように呟いた。
だがそれがいい。
すねいく
コメント



1.ぺ・四潤削除
めーりんのことになるとネジが一本外れる咲夜さんがいいなwww
昼寝してるめーりんを「疲れが溜まってて可哀想だから」とか言って詰め所に連れてって布団敷いて寝かせてるのか?
2.奇声を発する程度の能力削除
何と素晴らしき事か
3.名前が無い程度の能力削除
優しい咲夜さん……
文句なしにパーフェクトだ!
4.名前が無い程度の能力削除
どこかずれている……けれど良い!
咲夜さんかわいいよ!
5.名前が無い程度の能力削除
そういえば非では寝てる美鈴を担いで館内に連れて行ってましたな