Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

陽気と庭のネコに感化されて書いたSS (複数本)

2006/05/21 23:42:15
最終更新
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3.37KB
ページ数
1
一本目 「ネコがワンと鳴いた日」

橙 「ワン」

~一本目・終~
 ↓
 ↓
 ↓
二本目 「神社のひだまり」

春の陽気に誘われて、フラっと遊びに出た橙。
蝶を追い、雀と戯れ、少し遠出の散歩でフラっと立ち寄った博麗神社。
おや?神社の屋根に、2匹のネコが寝てるよ。

橙 「ニャー」
ネコ語で挨拶。

ネコ① 「ニャー」
ネコ② 「ニャー」
ネコ語でお返事。

どこぞの空き屋で、橙が式にしようとしてるネコ達とは違い、なかなか人懐っこい。
すぐにうちとけた3匹は、神社の屋根で固まり昼寝。

と・・・・

妖夢 「この桜餅は頂いてく!幽々子様のおやつのために!」
霊夢 「待て、妖夢!それであんたらは満足だろうけど、それは桜餅を奪われた私にとって、屈辱なのよ!」

バン! と障子を突き破って、空に飛び出す妖夢と、ソレを追う霊夢。

霊夢 「陰陽玉!」

神社の屋根より、少し高い位置まで飛翔した霊夢は、橙に向かって叫んだ。いや、橙の傍に居る、ネコに向かってだ。

ネコ①&② 「ニャー」

2匹のネコは、身をかがめ、高くジャンプすると、クルクルっと身を丸くして、回転し始めた。

あらあら、ネコが陰陽玉になっちゃったよ。

橙 「ニ、ニャぁ・・・」

霊夢が飛び去った空を眺めながら、橙はあっけに取られていた。


~マヨヒガ in お風呂~
藍 「へぇ、そんな事がねぇ」
橙 「うん、クルクルって回転したら、陰陽玉になったの」
藍 「そうかそうか」
橙 「ホントだよ」
藍 「信じるさ」
橙 「あの紅白も、式神使えたんだねぇ」
藍 「いや、アレは式ではないよ。『ネコが陰陽玉に変身した』と言うより、
   『陰陽玉がネコに変身していた』のだろう」
橙 「私も、陰陽玉に変身できるようになれば、藍様の役に立てるかな?」
藍 「ん?なんで、そう思う?」
橙 「だって、アノ紅白は、陰陽玉があるから強いんでしょ?
   だったら、藍様の式の私が、陰陽玉に変身できれば、藍様は、もっと強く・・」
藍 「橙、ソレだったら、私は始めから式を持たず、陰陽玉を奪おうとするよ?」
橙 「あ・・・」
藍 「でもな、陰陽玉も所詮道具。ネコに変身できても、本物とは違う。
   私が式を持つ理由はイロイロあるが、単純な強さだけのためじゃないよ。
   何より・・私は、橙の事を、道具だと思ってはいない」

私のご主人様が藍様で良かった。

翌日の博麗神社。
神社の屋根で、橙が2匹の陰陽ネコに、自分のご主人の自慢話をしている。

橙 「ニャニャ ニャン」
ネコ語で。

ネコx2 「ニャーニャンニャー」
訳:そーなのかー

魔理沙 「マテ、霊夢!落ち着け!」
霊夢  「うっさい!私の楽しみの玉露の茶箱ひっくり返しやがって!」
魔理沙 「あれは、手が滑ってだな・・そ、それに八つ当たりしても、落とした玉露は帰ってこないぜ?」
霊夢  「少なくとも、私の気が晴れるわ。そのための礎になりなさい!」

開け放たれた障子から、魔理沙と霊夢が飛び出す。

霊夢 「陰陽玉!」

陰陽玉になり、飛んで行く陰陽ネコ達。

橙は2匹を見送ると、自身もあの2匹を真似るように、身を丸くして回転した。
陰陽ネコの2匹が、霊夢に向かって飛ぶ様を見て、橙も自分の主人が恋しくなった。
なので、回転したまま、マヨイガへと帰って行った。

~二本目・終~
 ↓
 ↓
 ↓
三本目 「マヨヒガのひだまり」

マヨヒガの家の縁側に腰掛け、ウツラウツラと船を漕いでいる藍。
そこに橙が突っ込んできて、藍の体に身を埋める。

橙 「藍様~」
藍 「ん?」
橙 「あのね~」
藍 「うん」
橙 「フフン~」
藍 「うん?」
橙 「なんでもな~い」
藍 「そうか」

橙の頭を撫でる。

ホーホケキョ

ひだまりの縁側。腰を掛けている藍に抱きついたままの橙。
二本のシッポがゆ~らゆら。

橙 「藍様~」
藍 「ん?」
橙 「あのね~」
藍 「うん」
橙 「フフン~」
藍 「うん?」
橙 「なんでもな~い」
藍 「変な橙だな」

ホーホケキョ チチチチ・・・・

ひだまりは温かい  イロイロと

~終~
(=・ ・=) ネコ
(=・・=) コネコ

とにかく、ネコが書きたかった。
それと、ひだまり
サヂテリアス・ズィ・アーチャー
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
そんな設定公式であったな………封魔録だったかな………