あらすじ
おーい おーい
ほっかいどー
-あらすじ そのいち-
パカッ
あ、もこたんインしたお!
「おいすー」
おいすー。
-あらすじ そのに-
パカッ
あ、ぐやたんもインしたお!
「もこたん知らない?」
あっちだよ。
「ありがと」
どういたしまして。
-あらすじ そのさん-
ちいさな悩みもおおきな悩みも。
おでこのメガネでむきゅむきゅむきゅりーん。
メガネが似合うねノーレッジ。
けれどもメガネはかけません。
絶望した!!
ロイヤルフレア
閑話休題。
「パチュリーさま、プリン、おいしいですか?」
「~~~~~♪」
プリンにとろけるあの子のほほえみ。
すてきな笑顔に、小悪魔にっこり。
「おかわりもありますからね」
「わーい」
プリンが大好きノーレッジ。
メガネかけてよノーレッジ。
-あらすじ そのよん-
おやつの時間だよ。
「あら、美鈴」
「はい、なんですか、咲夜さん?」
「三つ編み、ほどけかけてるわ」
「あ、ホントだ」
「直してあげるわね」
「え、いいですよ。自分で…」
「……………」
仔犬の目。
「……お願いします」
「ええ、任せて」
「………咲夜さんずるいですよ…」
「女はずるい生き物ですわ」
「もー」
館のお庭でティータイム。
午後のひそかなお楽しみ。
細い指先、髪に触れ。
美鈴、すこし目を閉じる。
「…思い出しますねぇ」
「?」
「咲夜さんがちいさい頃」
「ああ…」
「私がこうして三つ編み、直してあげましたっけ」
やさしく愛しいすこし前。
まぶたを閉じれば思い出す。
記憶と言う名のプライベートスクウェア。
十六夜 咲夜は美鈴っ子。
「美鈴」
「はい?」
「目を閉じちゃダメよ」
ちゅ
「こういうことしちゃうから」
「……咲夜さんはホント、ずるいです」
さやりと吹いてく午後の風。
まだ開けないで、そのまぶた。
もう一度、やさしいキスが終わるまで。
-あらすじ そのご-
おっけーね体操、はーじまーるよー。
体操のおねえさん:藤原妹紅
体操してくれる皆:れみりゃ
ふらーん
ちびけーね
「それじゃいくよー!」
BGM:プレインエイジア
♪ちゃららら らんらんらん♪
「おっけーね!」
「おっけーね!」
「おっけーね!」
(まずは元気よく親指を立てて)
(ぐっと前に突き出そう!)
(掛け声にあわせて、1回、2回、3回!)
♪ちゃららら らんらんらん♪
(二回目のこの音が入ったら、あとは好き勝手!)
(体を駆け巡る衝動のままに、おっけーね! を繰り返せ!)
「きゃー!」
「きゃー!」
「きゃー!」
(途中で楽しくなって体操じゃなくなっても)
「子供は元気でおっけーね!」
「咲夜さん、これ意味あるんでしょうか?」
「出だしがちょっとそう聞こえるだけなのよね」
「………………」
「………………」
「お嬢様たちが楽しそうだからおっけーねですね」
「そうね、おっけーねよね」
今夜は朝までおっけーね。
-あらすじ そのろく-
くるりくる おどりあかして
くるりくる たのしいいちや
きがつけば おひさまのぞき
ながいよる おわりをつげる
おわかれね つぶやくわたし
あかいくつ あさひにかすむ
ぴかぴかの まぶしいあさひ
つきとほし かくしてゆくよ
あさがきて ゆめみるじかん
ゆめのなか きっとあえるの
あかいくつ きっとあえるの
-あらすじ そのなな-
耳に届いた、小さな鳴き声。
ぱちゅぱちゅりー、とネコの声。
「どこかでネコでも鳴いているのかしら?」
ヴワルの小悪魔つぶやいて。
司書の仕事に戻るけど。
それでも気になる、遠くの鳴き声。
とっても気になる、ネコの鳴き声。
幻想郷の果てからだって。
二百由旬の距離だって。
三途の川の向こうからでも。
魔法の呪文は届くから。
ネコになっても届くから。
「書斎に行って、みましょうか」
呟き向かう、ヴワルの書斎。
もうすぐ行くから、泣かないで。
わたしの大事なノーレッジ。
-あらすじ そのはち-
今日もあの子はネコだった。
「ぱちゅりー」
ヴワルの書斎のベッドの上で。
むらさき仔猫になってみた。
「あらパチュリーさま?」
今日は小悪魔一緒にいるよ。
さびしくなんかないんだもん。
ちいさな仔猫は小悪魔見上げ。
「…ぱちゅりー」
だっこしてー、と鳴いてみた。
「ふふ、はーい」
つぶらな瞳で伝わる心と心。
両手を組んで、抱きしめる。
「ぱちゅー」
「ちょっと恥ずかしいですね」
照れくさいねと頬染めながら。
二人はとってもしあわせそう。
ネコになってもノーレッジ。
あの子が大好きノーレッジ。
-あらすじ そのきゅう-
ポンポンポン
「妖夢、妖夢、かわいい妖夢」
「お呼びですか? 幽々子さま」
呼ばれて飛び出て魂魄妖夢。
かわいいかわいい魂魄妖夢。
「ふふ、呼んだだけ♪」
「みょん」
困り顔。
「ひどいですよ、幽々子さま」
「まぁまぁ妖夢」
まぁ妖夢。
「一緒にお茶でも飲みましょう」
ふんわり笑われ魂魄妖夢。
仕方ないなと頷いた。
「ではご用意を」
「ええお願いね~♪」
お茶の用意もつつがなく。
今日のお茶請け、何にしよう?
「妖夢、妖夢、かわいい妖夢」
「なんでしょうか? 幽々子さま」
「今日のお茶請け、妖夢がいいわ♪」
「では召し上がれ」
幻想郷へ。
-あらすじ そのじゅう-
5.揺り起こす(Practice Start)
6.掘り起こす(Replay)
-5.揺り起こす-
「もう……」
ため息ひとつ、ついてから。
そっと着衣に手をかける。
「起きないと…」
しゅるしゅるしゅると衣擦れの音。
着ていた全部を脱ぎ捨てて。
布団の中に潜り込む。
「……襲っちゃいますよ…小町…」
×揺り起こす
○百合起こす
おあとがよろしいようで。
-6.掘り起こす-
「小町のバカ!小町の意気地なし!
そうやっていつまでも布団で眠ってればいいんだわ!もう知らない!」
「ま、待って…待ってください、映姫さま!」
「小町……小町が立った! うわーい!」
小町が立った。
-あらすじ そのじゅういち-
夜もとっぷり暮れた頃。
うなぎ屋台に人影四つ。
「わざわざお礼なんか…」
「いえ、そういうわけにはゆきません」
「そうそう。あたいたちの立つ瀬がないよ」
「商売繁盛~♪」
まぁ一献。
「本当にお世話になりました」
「おとと…これはどうも」
「今日はあたいのおごりだよ」
「これは至れり尽くせりだな」
「贅沢三昧~♪」
杯交わして小一時間。
ほどよく酔いも回ってく。
飲んでるばかりの旦那さま。
お世話に走るよお嫁さん。
「ふむ…」
「ん、どーしたんらい?」
「あ、小町、たれがこぼれますよ」
「おとと、ろーもすいません、えーきさま」
「いや……よく出来た細君だな、と」
「良妻賢母~♪」
よく出来た細君と申したか。
「そう、そーなんらよ!」
「きゃ!? こ、小町、人前ですよ!」
「あはは、まぁ抱擁くらいは」
「えーきさまはホントに出来た嫁さんなんらよ。あのね――」
「家内自慢~♪」
たちまち始まる嫁自慢。
分かったときにはもう遅い。
ヤツのノロケは止まらない。
「(しまった、地雷を踏んだか…)」
「こ、小町、もうはなして…」
「えーきさまをはなすわけないじゃないれすか~」
「ちんちん~♪」
今夜は小町のノロケで満漢全席だ。
-あらすじ そのじゅうに-
-水あめは毒-
「妖忌和尚さま、藍右衛門さまがお見えで…」
ちゅぱっ
ちゅぱっ
――妖忌和尚は獣の如く体を丸め、水あめを舐めていた。
――弟子に「水あめは毒」と言い含めてまで水あめにこだわる執念。
「ごゆるりと…」
――妖忌和尚が時折このような行為に耽るのを見て見ぬふりをする情けが、こんぱきゅにも存在した。
-あらすじ そのじゅうさん-
おーい おーい おまえはだれだい?
えんかいのぞく おまえはだれだい?
おまえに きくかな いりだいず
「鬼の力、萃める力、思う存分に味わうといいわ!」
-あらすじ そのじゅうよん-
おーい おーい おまえはだれだい?
ここまでよんでる おまえはだれだい?
おまえに おくるよ このことば
スペシャルサンクス
and
YOU
おーい おーい
ほっかいどー
-あらすじ そのいち-
パカッ
あ、もこたんインしたお!
「おいすー」
おいすー。
-あらすじ そのに-
パカッ
あ、ぐやたんもインしたお!
「もこたん知らない?」
あっちだよ。
「ありがと」
どういたしまして。
-あらすじ そのさん-
ちいさな悩みもおおきな悩みも。
おでこのメガネでむきゅむきゅむきゅりーん。
メガネが似合うねノーレッジ。
けれどもメガネはかけません。
絶望した!!
ロイヤルフレア
閑話休題。
「パチュリーさま、プリン、おいしいですか?」
「~~~~~♪」
プリンにとろけるあの子のほほえみ。
すてきな笑顔に、小悪魔にっこり。
「おかわりもありますからね」
「わーい」
プリンが大好きノーレッジ。
メガネかけてよノーレッジ。
-あらすじ そのよん-
おやつの時間だよ。
「あら、美鈴」
「はい、なんですか、咲夜さん?」
「三つ編み、ほどけかけてるわ」
「あ、ホントだ」
「直してあげるわね」
「え、いいですよ。自分で…」
「……………」
仔犬の目。
「……お願いします」
「ええ、任せて」
「………咲夜さんずるいですよ…」
「女はずるい生き物ですわ」
「もー」
館のお庭でティータイム。
午後のひそかなお楽しみ。
細い指先、髪に触れ。
美鈴、すこし目を閉じる。
「…思い出しますねぇ」
「?」
「咲夜さんがちいさい頃」
「ああ…」
「私がこうして三つ編み、直してあげましたっけ」
やさしく愛しいすこし前。
まぶたを閉じれば思い出す。
記憶と言う名のプライベートスクウェア。
十六夜 咲夜は美鈴っ子。
「美鈴」
「はい?」
「目を閉じちゃダメよ」
ちゅ
「こういうことしちゃうから」
「……咲夜さんはホント、ずるいです」
さやりと吹いてく午後の風。
まだ開けないで、そのまぶた。
もう一度、やさしいキスが終わるまで。
-あらすじ そのご-
おっけーね体操、はーじまーるよー。
体操のおねえさん:藤原妹紅
体操してくれる皆:れみりゃ
ふらーん
ちびけーね
「それじゃいくよー!」
BGM:プレインエイジア
♪ちゃららら らんらんらん♪
「おっけーね!」
「おっけーね!」
「おっけーね!」
(まずは元気よく親指を立てて)
(ぐっと前に突き出そう!)
(掛け声にあわせて、1回、2回、3回!)
♪ちゃららら らんらんらん♪
(二回目のこの音が入ったら、あとは好き勝手!)
(体を駆け巡る衝動のままに、おっけーね! を繰り返せ!)
「きゃー!」
「きゃー!」
「きゃー!」
(途中で楽しくなって体操じゃなくなっても)
「子供は元気でおっけーね!」
「咲夜さん、これ意味あるんでしょうか?」
「出だしがちょっとそう聞こえるだけなのよね」
「………………」
「………………」
「お嬢様たちが楽しそうだからおっけーねですね」
「そうね、おっけーねよね」
今夜は朝までおっけーね。
-あらすじ そのろく-
くるりくる おどりあかして
くるりくる たのしいいちや
きがつけば おひさまのぞき
ながいよる おわりをつげる
おわかれね つぶやくわたし
あかいくつ あさひにかすむ
ぴかぴかの まぶしいあさひ
つきとほし かくしてゆくよ
あさがきて ゆめみるじかん
ゆめのなか きっとあえるの
あかいくつ きっとあえるの
-あらすじ そのなな-
耳に届いた、小さな鳴き声。
ぱちゅぱちゅりー、とネコの声。
「どこかでネコでも鳴いているのかしら?」
ヴワルの小悪魔つぶやいて。
司書の仕事に戻るけど。
それでも気になる、遠くの鳴き声。
とっても気になる、ネコの鳴き声。
幻想郷の果てからだって。
二百由旬の距離だって。
三途の川の向こうからでも。
魔法の呪文は届くから。
ネコになっても届くから。
「書斎に行って、みましょうか」
呟き向かう、ヴワルの書斎。
もうすぐ行くから、泣かないで。
わたしの大事なノーレッジ。
-あらすじ そのはち-
今日もあの子はネコだった。
「ぱちゅりー」
ヴワルの書斎のベッドの上で。
むらさき仔猫になってみた。
「あらパチュリーさま?」
今日は小悪魔一緒にいるよ。
さびしくなんかないんだもん。
ちいさな仔猫は小悪魔見上げ。
「…ぱちゅりー」
だっこしてー、と鳴いてみた。
「ふふ、はーい」
つぶらな瞳で伝わる心と心。
両手を組んで、抱きしめる。
「ぱちゅー」
「ちょっと恥ずかしいですね」
照れくさいねと頬染めながら。
二人はとってもしあわせそう。
ネコになってもノーレッジ。
あの子が大好きノーレッジ。
-あらすじ そのきゅう-
ポンポンポン
「妖夢、妖夢、かわいい妖夢」
「お呼びですか? 幽々子さま」
呼ばれて飛び出て魂魄妖夢。
かわいいかわいい魂魄妖夢。
「ふふ、呼んだだけ♪」
「みょん」
困り顔。
「ひどいですよ、幽々子さま」
「まぁまぁ妖夢」
まぁ妖夢。
「一緒にお茶でも飲みましょう」
ふんわり笑われ魂魄妖夢。
仕方ないなと頷いた。
「ではご用意を」
「ええお願いね~♪」
お茶の用意もつつがなく。
今日のお茶請け、何にしよう?
「妖夢、妖夢、かわいい妖夢」
「なんでしょうか? 幽々子さま」
「今日のお茶請け、妖夢がいいわ♪」
「では召し上がれ」
幻想郷へ。
-あらすじ そのじゅう-
5.揺り起こす(Practice Start)
6.掘り起こす(Replay)
-5.揺り起こす-
「もう……」
ため息ひとつ、ついてから。
そっと着衣に手をかける。
「起きないと…」
しゅるしゅるしゅると衣擦れの音。
着ていた全部を脱ぎ捨てて。
布団の中に潜り込む。
「……襲っちゃいますよ…小町…」
×揺り起こす
○百合起こす
おあとがよろしいようで。
-6.掘り起こす-
「小町のバカ!小町の意気地なし!
そうやっていつまでも布団で眠ってればいいんだわ!もう知らない!」
「ま、待って…待ってください、映姫さま!」
「小町……小町が立った! うわーい!」
小町が立った。
-あらすじ そのじゅういち-
夜もとっぷり暮れた頃。
うなぎ屋台に人影四つ。
「わざわざお礼なんか…」
「いえ、そういうわけにはゆきません」
「そうそう。あたいたちの立つ瀬がないよ」
「商売繁盛~♪」
まぁ一献。
「本当にお世話になりました」
「おとと…これはどうも」
「今日はあたいのおごりだよ」
「これは至れり尽くせりだな」
「贅沢三昧~♪」
杯交わして小一時間。
ほどよく酔いも回ってく。
飲んでるばかりの旦那さま。
お世話に走るよお嫁さん。
「ふむ…」
「ん、どーしたんらい?」
「あ、小町、たれがこぼれますよ」
「おとと、ろーもすいません、えーきさま」
「いや……よく出来た細君だな、と」
「良妻賢母~♪」
よく出来た細君と申したか。
「そう、そーなんらよ!」
「きゃ!? こ、小町、人前ですよ!」
「あはは、まぁ抱擁くらいは」
「えーきさまはホントに出来た嫁さんなんらよ。あのね――」
「家内自慢~♪」
たちまち始まる嫁自慢。
分かったときにはもう遅い。
ヤツのノロケは止まらない。
「(しまった、地雷を踏んだか…)」
「こ、小町、もうはなして…」
「えーきさまをはなすわけないじゃないれすか~」
「ちんちん~♪」
今夜は小町のノロケで満漢全席だ。
-あらすじ そのじゅうに-
-水あめは毒-
「妖忌和尚さま、藍右衛門さまがお見えで…」
ちゅぱっ
ちゅぱっ
――妖忌和尚は獣の如く体を丸め、水あめを舐めていた。
――弟子に「水あめは毒」と言い含めてまで水あめにこだわる執念。
「ごゆるりと…」
――妖忌和尚が時折このような行為に耽るのを見て見ぬふりをする情けが、こんぱきゅにも存在した。
-あらすじ そのじゅうさん-
おーい おーい おまえはだれだい?
えんかいのぞく おまえはだれだい?
おまえに きくかな いりだいず
「鬼の力、萃める力、思う存分に味わうといいわ!」
-あらすじ そのじゅうよん-
おーい おーい おまえはだれだい?
ここまでよんでる おまえはだれだい?
おまえに おくるよ このことば
スペシャルサンクス
and
YOU
シグルイネタ大好きですw。
それはそうと、このネタの宝庫にどこから突っ込めばいいのやらwwwwww
面白いやらどこか懐かしいやらで涙が滲みました
なかでもやっぱりノーレッジ。
いちばんだいすきノーレッジ。
今後も素晴らしい作品、是非是非お待ちしております。
どうかこれが、締めではありませんように。(意訳:次回作も超期待!
めがねかけてよノーレッジ!
これからもがんばってください!