「コンパロコンパロ~。お賽銭よ集まれ~」
「・・・・・・何やってんだ霊夢?」
「はっ、お賽銭の気配!」
「私は人間だぜ。あと真面目な顔をして儀式をやるな。素で怖いから」
はあ。と霊夢は溜息を吐くと、賽銭箱の前から離れて縁側へと座り込んだ。
「相変わらずピンチなのか?」
「・・・・・・魔理沙の胸くらい」
「ふーん。最近成長したんだがな」
一瞬石化した霊夢は、魔理沙に金の針を突きつけられて元に戻る。
「この程度のジョークに引っ掛る辺り相当きてるな」
「くすん。何故私はこんなにも苦労せねばならないの?」
「その台詞も聞き飽きたぜ」
ごろん。と魔理沙は縁側に横になった。
すると霊夢がにじり寄り、突如膝枕を始める。
「れ、霊夢?」
「ねえ魔理沙・・・・・・」
この展開は不味い。魔理沙はこの展開は「非常に不味い」と分かりつつも抵抗出来ない。
「私を、養って」
「・・・・・・来ると思ったぜ」
「酷いわ。私が可哀想じゃないの?」
かなり返答に困る質問である。可哀想であると問われれば頷かざるを得ない。
「そりゃそうだが・・・・・・」
「じゃ、決まりね」
「生憎緑茶を切らしててな」
「さよなら」
緑茶=命
命には代えられません。
◇
「ぶつぶつぶつぶつ・・・・・・」
「・・・・・・お嬢様。今日は日が悪いようです。大人しく帰りましょう」
「何言ってるの咲夜。霊夢があそこまで落ち込むなんて、幻想郷始まって以来の大事件よ!」
霊夢はレミリアの声に反応し、幽霊の様に振り返った。
目の前に居るのは紅魔館の主。
紅魔館=豪邸
豪邸=裕福
裕福=レミリア
レミリア=紅魔館の主
この方程式から導かれる答えは。
「レミリア。私をお嫁に貰って」
「ーーーーーッ!?」
「お、お嬢様ぁぁぁぁっ!?」
鼻符・ノーズブリードデビル。
「そして、私を養って」
「ええ養うわ養うわ。咲夜お部屋の準備宜しくね勿論私と相部屋でベッドはダブル部屋にはパチェに結界張ってもらって結婚式は盛大ガフッ!?」
「今日は日が悪いから帰らせて貰うわ」
「・・・・・・主に手を掛けるメイドなんて初めて見たわ」
咲夜はレミリアを背負い、バールのようなものを仕舞い込みながら神社を後にした。
◇
「あれ・・・・・・?幽々子様、こんな所に幽霊が居ますよ」
「よく見なさい妖夢。これは霊夢よ」
「えええっ!?」
「取って食べていいのよね?いいのよね??」
「二度も聞かないで下さい!霊夢、霊夢しっかりして!!」
「うう・・・・・・」
「いただきま~す」
かぷり。
「いったあああああい!!」
「何やってるんですか幽々子様!いきなり頭に噛り付くなんて行儀悪いですよ!!」
「頭じゃなけりゃいいんかい!」
「もごもご」
その後博麗アミュレットキャンセル夢想封印・集により、幽霊二人は星となった。
◇
「師匠!急患を発見致しました!!」
「むう、これは酷いわね」
「極度の栄養失調と頭部への損傷が認められます。こちらは歯型からして西行寺幽々子の仕業だと考えられます」
「見事だわウドンゲ」
「し、しかも切羽詰って八雲紫の革靴を焼いて食べようとした模様です!」
「それは危険だわ。浄化の準備を!」
「サー!」
「・・・・・・あんたら人の体で遊ぶんじゃないっ!」
「「動き出したー!!」」
◇
そして一日が終わる。
・・・・・・結局今日は何も口に出来なかった。
「・・・・・・おなか、すいた」
そんな失意の底に居る霊夢の前に、多数の人影が降り立った。
「・・・・・・やれやれ。しょうがないから米を少し分けてやるぜ」
「!!魔理沙大好きぃぃぃ!」
「・・・・・・偶には食事くらいご馳走するわ。遠慮なくいらっしゃい」
「!!!レミリアも大好きぃぃぃ!!」
「あの、放って置くのは忍びないので握飯を作って来たのですが」
「!!!!妖夢も大好きぃぃぃ!!」
「はい。これ師匠から預かった栄養剤です」
「!!!!!皆大好きぃぃぃ!!!」
───こうして命を繋ぐ毎日です。
「・・・・・・何やってんだ霊夢?」
「はっ、お賽銭の気配!」
「私は人間だぜ。あと真面目な顔をして儀式をやるな。素で怖いから」
はあ。と霊夢は溜息を吐くと、賽銭箱の前から離れて縁側へと座り込んだ。
「相変わらずピンチなのか?」
「・・・・・・魔理沙の胸くらい」
「ふーん。最近成長したんだがな」
一瞬石化した霊夢は、魔理沙に金の針を突きつけられて元に戻る。
「この程度のジョークに引っ掛る辺り相当きてるな」
「くすん。何故私はこんなにも苦労せねばならないの?」
「その台詞も聞き飽きたぜ」
ごろん。と魔理沙は縁側に横になった。
すると霊夢がにじり寄り、突如膝枕を始める。
「れ、霊夢?」
「ねえ魔理沙・・・・・・」
この展開は不味い。魔理沙はこの展開は「非常に不味い」と分かりつつも抵抗出来ない。
「私を、養って」
「・・・・・・来ると思ったぜ」
「酷いわ。私が可哀想じゃないの?」
かなり返答に困る質問である。可哀想であると問われれば頷かざるを得ない。
「そりゃそうだが・・・・・・」
「じゃ、決まりね」
「生憎緑茶を切らしててな」
「さよなら」
緑茶=命
命には代えられません。
◇
「ぶつぶつぶつぶつ・・・・・・」
「・・・・・・お嬢様。今日は日が悪いようです。大人しく帰りましょう」
「何言ってるの咲夜。霊夢があそこまで落ち込むなんて、幻想郷始まって以来の大事件よ!」
霊夢はレミリアの声に反応し、幽霊の様に振り返った。
目の前に居るのは紅魔館の主。
紅魔館=豪邸
豪邸=裕福
裕福=レミリア
レミリア=紅魔館の主
この方程式から導かれる答えは。
「レミリア。私をお嫁に貰って」
「ーーーーーッ!?」
「お、お嬢様ぁぁぁぁっ!?」
鼻符・ノーズブリードデビル。
「そして、私を養って」
「ええ養うわ養うわ。咲夜お部屋の準備宜しくね勿論私と相部屋でベッドはダブル部屋にはパチェに結界張ってもらって結婚式は盛大ガフッ!?」
「今日は日が悪いから帰らせて貰うわ」
「・・・・・・主に手を掛けるメイドなんて初めて見たわ」
咲夜はレミリアを背負い、バールのようなものを仕舞い込みながら神社を後にした。
◇
「あれ・・・・・・?幽々子様、こんな所に幽霊が居ますよ」
「よく見なさい妖夢。これは霊夢よ」
「えええっ!?」
「取って食べていいのよね?いいのよね??」
「二度も聞かないで下さい!霊夢、霊夢しっかりして!!」
「うう・・・・・・」
「いただきま~す」
かぷり。
「いったあああああい!!」
「何やってるんですか幽々子様!いきなり頭に噛り付くなんて行儀悪いですよ!!」
「頭じゃなけりゃいいんかい!」
「もごもご」
その後博麗アミュレットキャンセル夢想封印・集により、幽霊二人は星となった。
◇
「師匠!急患を発見致しました!!」
「むう、これは酷いわね」
「極度の栄養失調と頭部への損傷が認められます。こちらは歯型からして西行寺幽々子の仕業だと考えられます」
「見事だわウドンゲ」
「し、しかも切羽詰って八雲紫の革靴を焼いて食べようとした模様です!」
「それは危険だわ。浄化の準備を!」
「サー!」
「・・・・・・あんたら人の体で遊ぶんじゃないっ!」
「「動き出したー!!」」
◇
そして一日が終わる。
・・・・・・結局今日は何も口に出来なかった。
「・・・・・・おなか、すいた」
そんな失意の底に居る霊夢の前に、多数の人影が降り立った。
「・・・・・・やれやれ。しょうがないから米を少し分けてやるぜ」
「!!魔理沙大好きぃぃぃ!」
「・・・・・・偶には食事くらいご馳走するわ。遠慮なくいらっしゃい」
「!!!レミリアも大好きぃぃぃ!!」
「あの、放って置くのは忍びないので握飯を作って来たのですが」
「!!!!妖夢も大好きぃぃぃ!!」
「はい。これ師匠から預かった栄養剤です」
「!!!!!皆大好きぃぃぃ!!!」
───こうして命を繋ぐ毎日です。