Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

罵り白狼と罵り鴉

2010/03/20 03:53:57
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 犬走椛と射命丸文は仲が悪い
 二人が顔を会わせるとすぐさま口論になる

「おやおや、朝から酔っ払って御仕事ですか?射命丸様」
「……ええ、貴方と違って良い身分でしょう?」

 今朝も何時もよりも調子が悪そうな文に対して
 椛がぶっきらぼうな口調で馬鹿にすると
 文もそれに何時もの様に答えた

「……煮え湯飲ませますよ?この駄目鴉!」
 
 手にしていた盾を不意打ち気味に文の頭にぶつけて気絶させた






 射命丸文と犬走椛は仲が悪い

「あやや?そこに居るのは哨戒天狗の椛さんじゃないですか?」
「……なんのようですか?射命丸様」

 お日様も昇り終えているお昼頃
 哨戒の仕事をして、その場に座りっぱなしの椛に文が声をかける

「こっちは仕事でイライラしてるんです、さっさと行ってください」
「それは奇遇ですね……こっちもイライラしてるんですよ!」

 次の瞬間、文によって起こされた突風で椛が
 背中の木に叩きつけられるとそのまま気絶する事になった






 椛と文は喧嘩する事が多い
 二人とも、偶然明日が休暇で重なった日の夜の事
 
「御酒!」
「肉!」

 二人がピリピリとした雰囲気の中で天狗の屋台の中で注文していた
 文が無言のまま御酒を飲み干し
 その隣で椛が無言のまま出してもらった肉を噛み千切る

「…………」
「…………」

 いかにも険悪ですといった雰囲気のまま、二人が無言で手を動かす
 その様子を見て、回りの天狗達が姿を消し始める
 誰も、腫れ物には触れたくないのだ
 嫌な雰囲気のまま二人が食事を開始する

(ドン)

 そのまま暫くの時間が過ぎてから
 文が手にしていた杯を無遠慮置くと隣に居る椛の方を向いた
 それと同時に椛も手にしていた肉の骨を皿の上に置く

「……酒ぐらい飲めないんですか?この馬鹿犬」
「仕事に支障が残るまで飲む馬鹿が居ますか……駄目鴉」

 軽い言葉の応酬が始まる

「天狗の癖に御酒が飲めないなんて……これだから」
「そうですか……御酒を飲みながらの御仕事だから毎回ビリの癖に」
「ふ……ふふっ」
「……」

(パキィ!)
 何かがきれる音がした

「……その首絞め落としてあげましょうか?駄犬」
「……上等です!必要が無いその羽噛み落としてあげます」


 二人がそのまま屋台から出るとそのまま飛び去る
 その様子を見届けてから、他の天狗達がため息をつきながら
 二人が居なくなった屋台に戻る

 随分と昔から行われている文と椛の言い争い故に
 誰もが二人が姿を会わせる時は、とばっちりを受けたくないので
 その場から逃げるのが普通になっていた


  
 これが、周りに居る天狗達の常識であった 
 だが、当の本人達からすれば事実は違っていた
  

 
 

      ・・・


 
 屋台から飛び立って暫くしてから
 文と椛は静かにその場から姿を消していた
 そして、こっそりととある場所に移動をしていた

「……椛、もう大丈夫ですか?」
「……はい、辺りには誰も居ません」

 先程とは違って、二人とも柔らかい口調で小さくしゃべりながら
 誰にも見られずに目的の場所にたどり着く

 そこは誰も使っていない小さな小屋であった
 その中に、そっと二人が入り込むと

「も~み~じ~♪」
「うわっ?」

 普段からは考えられないような甘い声で文が椛に抱きついた

「うふふっ……もみじゴロゴロ♪」
「もう、いきなり飛びつかないでくださいよ文様」

 抱きつかれた椛もうれしそうに呟くと
 胸元に抱きついてきた文の頭を撫でる
 その動きに文が更にうれしそうな顔で椛の手に擦り寄る 

「……あの日の朝の一撃、痛くなかったですか?」
「ええ、痛かったですよ」

 まるで他人事のように文が呟くと
 椛が申し訳なさそうに、盾で叩いたと思われる箇所を撫でる
  
「ごめんなさい、でもあのまま仕事をなさるのは些か無謀だと思いまして」
「………」

 椛が何を言おうとしたのかは文にもわかっている
 文があそこまで酔うと言うのは、よっぽどの相手と付き合わされたと言う事
 大方、神社に居る鬼に付き合わされたのだろう
 そんな体で妖怪の山の仕事をさせるのは流石にきつい
 
「ですが椛、盾をぶつけるのは酷いと思いますよ?」
「あのくらいしないと、文様を休ませて白湯を飲ませる事なんて出来ませんから」

 あの時の文句の通りに『煮え湯』を飲まされたのだ
 おかげで酒が入った文も少しスッキリしたのだ
 椛の言葉に文が少し膨れるが、頭を撫でられているうちに笑顔に戻る




 椛に抱きついた文が今度はお返しといわんばかりに
 椛の背中に回した手に力を込めて抱きしめた

「文様は暖かいですね」
「そうですか?」

 その暖かさが嬉しいのか、椛の尻尾が静かに揺れる

「ですけど、文様も酷いですよ」
「ん~……何がですか?」

 文がわからない振りをしながら椛に抱きついて
 その背中を手で撫でる

「いきなり突風で飛ばすなんて……」
「ああでもしないと、椛を休ませれませんから」

 周りから見たら普段と変わらないのだろうが
 文から見たら椛の体調が悪いと言う事が良くわかったのだ

「大方、数日間程真面目に仕事してたんでしょう?」
「……三日間座りっぱなしでした」

 椛が白状すると、文が抱きつく力を更に強くする
 そして、木にぶつかった背中を撫でる
 
「ごめんね、椛があんな状態で立っているから、ついイライラしまして」
「……わう」  

 あの後、椛の代わりに文がネタ探しと称して
 近くを不審人物が居ないか飛び回り哨戒のような事をしてくれたのだ








「ですけど、私達がこんな風に逢引してるなんて誰も思って居ないでしょうね」
「あははっ、大天狗様達も私達を見たら逃げ出して行きますからね」

 文と椛がお互いの顔を見合わせて微笑む 

「……出来たら、堂々と人前で椛に甘えたいんですけどね」
「……それは私も同じですよ、文様」 

 文の言葉に椛が少しだけ寂しそうにしながら頷いた
 
「……でも文様、人前で抱きつけますか?」
「……そ、そんな事!恥ずかしくって……無理です」
「で、ですから……こうやって居るんじゃないですか」
「む、むぅ……」

 二人とも周りが思っている以上に恥ずかしがり屋なのだ
 人前だと赤面して普通に話すこともできないくらいに

「こ、この話は終わりにしましょう」
「そ、そうですね」

 椛と文の二人が真っ赤になりながらお互いを抱きしめあう

 暫くしてから、椛が抱きしめている文の羽を軽く咬む
 そんな椛に文が一瞬ピクリと反応するが
 静かに、椛の首に抱きついて力を込める 
 
「……噛み千切りますよ?文様」
「こっちこそ……締め落としてあげますよ?椛」
 
 二人とも、お互いの顔が真っ赤になっている事を知りながら
 休みの間中、小屋の中から出てこなかった














 犬走椛と射命丸文は仲が悪い
 天狗達の中ではそれが常識である

「またわざわざ御酒を飲んでの御仕事ですか?」
「あら?そちらこそ犬のように地面を駆けずり回ってドロドロじゃないですか」



「釜茹でにしてあげますよ!駄犬」
「釜茹でにしますよ!?この駄目鴉」

 ……仲が悪いのだ
 副音(今日は一緒にお風呂ですよ♪)
   (今日は一緒にお風呂ですね♪)

 どうも、脇役です……

 まだしておりませんが、新作で椛にスペカがついたと言う喜びと
 実は文と仲が悪いって情報を聞きまして…

 と言う訳で、妄想開始(トレースオン)したら
『二人とも外では恥ずかしくて普通に会話できない』
『だから、人目を避けて逢引する時は凄く甘えるの!』
 と言う案が出てきた!

 なに、唯の脇役の戯言だと聞き逃して貰って構わない
 だが、別に甘い文椛を書いてしまっても構わないだろう?
脇役
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
実に良い文椛だ。
2.名前が無い程度の能力削除
やばい、なにがやばいかって?俺の顔だよ
最初は、文と椛が仲が悪いのは珍しいな、と読んでいたけど
二人になってからの関係がもう、甘すぎる!

この後お風呂でもいちゃつくんですね分かりますw
3.名前が無い程度の能力削除
ふむ、続けて
4.奇声を発する程度の能力削除
うおおおぉぉぉおお!!!!新境地に達しました!!!!
新しい文もみですね。
続編希望です!
5.名前が無い程度の能力削除
さぁ、早く白狼と烏の釜茹でシーンを詳しく書く作業に戻るんだ。
6.名前が無い程度の能力削除
鏡の俺の顔きめぇww
7.名前が無い程度の能力削除
表面は刺々しくて中は甘いって
お前ら金平糖かwww
8.名前が無い程度の能力削除
脇役さん…あんた…
ええ、遠慮は要らないわ、がつんと甘い文椛を書いてやって
9.名前が無い程度の能力削除
この二人公式じゃ仲悪いことになったからなぁ。
しかしこのあやもみはいいと思います。
10.名前が無い程度の能力削除
素直になれないにもほどがある……と思っていたら実はアベック言語だった。
かわいいな、おい。
11.名前が無い程度の能力削除
さぁもういっこのやつでかまゆでしーんかいてください
ってけいねせんせいがいってた
12.ずわいがに削除
あぁん? 二人っきりの時はデレデレ? それで公式設定を誤魔化したつもりなんですか?
残念ながら大成功と言わざるをえませんなぁ!
13.名前が無い程度の能力削除
釜茹でシーンをクワシ(r
14.名前が無い程度の能力削除
なるほどこういうことだったのか、納得した。
15.名前が無い程度の能力削除
にやにやがやばいww
16.名前が無い程度の能力削除
オレは一瞬年齢制限付きの方に来たのかと思った

ヤバイあやもみ株が急上昇
17.名前が無い程度の能力削除
うん。きっとこれが公式さ!本当は仲がイイんだ!
18.名前が無い程度の能力削除
さあ早く全て副音声で書くんだ!
19.名前が無い程度の能力削除
やヴぁい…
副音声…美味しすぎる…
20.名前が無い程度の能力削除
続けろ
21.こぶうし削除
ありがとう!!ございましたッッッ!!!!
狼と鴉の釜茹では最高のお味でしょうね!妄想したら脳の血管破裂しそうになりました(興奮で)
22.こじろー削除
公式設定の「仲が悪い」は、文ちゃんが恥ずかしさのあまり改ざんしたものと信じてやまない我がここにいるぞ!
さて、我もトレースオンしようか
23.名前が無い程度の能力削除
最新作ネタktkr!
この解釈は良いかもしれん!
24.名前が無い程度の能力削除
シリーズ化はまだか!
25.名前が無い程度の能力削除
新作設定のせうで死のうかと思ったけど、生きる気力が湧いてきた
26.KASA削除
あふううううううう! 萌える・・・・