「あ! お前は!」
「うにゅ?」
霧の湖にて、チルノはお空に遭遇した。
「にゅ! あの時の! 溶けたんじゃなかったの!?」
「何であたいが溶けるのよ! あんたはあたいが負かしたんだから!」
「うにゅ……? 『任した』?」
「そうよ! 『負かした』んだから! 忘れたとは言わせないわよ!」
お空はこの氷精に何を任されたのか考え込む。しかし、どう考えても思い出すことは出来ない。
自分が任されたものとはなんだったのか……。
と、そこでお空は思い出した。
自分は核融合炉の管理を任されているということを。そして、それを任したのは――
「うにゅ!? も、もしかしてあなたは神様ですか!?」
「へ……? そ、そうよ。あたいは最強の神様、チルノよ!」
チルノは見栄を張って壮大な嘘を吐いた。しかし、お空は信じ込んでしまって、すっかり頭を低くする。
「神様。どうもすみませんでした。許してください」
「う……うむ! 特別に許してやらんでもないが、条件がある!」
「はい、何ですか?」
「あたいにお菓子を持ってくること! それが条件よ!」
「うにゅ、分かりました」
「分かったら行きなさい! 許してあげないよ!」
「うにゅ!」
お空はチルノに急かされたので、にとりから渡されたジェットを使うことにした。
チルノはまともに浴びて溶けた。
「さとり様!」
「あら、お空。どうしたの?」
「お菓子ください!」
「? おやつにはまだ早いけど……分かったわ。ちょっと待ってね」
さとりは戸棚を開ける。が、さとりは顔をしかめた。
「あら。おやつがないわ……。困ったな……もうすぐお客様も来ると言うのに。あ、ここに飴玉がある。これでいいか。はい、お空」
「ありがとうございます! それじゃ!」
お空は急いで部屋から出て行く。
「忙しい子ね」
「お姉ちゃーん」
「こいし。どうしたの?」
「ここにあったサルミアッキ知らない?」
「サルミアッキ? 何かしら、それ?」
「世界一不味い飴なんだけど……」
「飴ならお空にあげたわよ?」
「え?」
「あー……腹減った。何か食うもんないかな……」
魔理沙が飛んでいるところ、向こうから猛スピードで飛んでくる物体に気が付く。
「おい、お空じゃないか。どうしたんだ?」
「うにゅ。構っている余裕ない!」
「まぁ、そう言うなって。お、お前飴玉持ってるじゃん。くれないか?」
「ダメ! これは神様のものなんだから!」
「神様って、神奈子とか諏訪子とかか? なら、これを持って行くといいよ」
魔理沙は一本のネジをお空に渡した。
「これはどんな食べ物も作り出すことが出来る機械の中でも特別な部品だ。その飴玉と交換してくれればやるぜ?」
「うにゅ!? ほんと!? それじゃ、はい!」
「っとと」
お空が乱暴に投げた飴玉を魔理沙は口でキャッチする。
そのままお空は行ってしまった。
「へへ。やっぱ鳥頭だな。あれは拾ったネジでそんなもんjabakana」
お空はネジを持って湖へと到着した。しかし、そこにチルノの姿はない。
『あれ~? どこにいったんだろう?』
そこでお空とにとりの声が重なった。
「うにゅ? どうしたの?」
「おぉ、お空じゃん。ちょうどよかった。ちょっとネジが無くなって困ってたんだよ。探してくれる?」
「ネジってこれ?」
「おぉ! それそれ! ありがとう!」
にとりは喜んで、お空からもらったネジを四角い機械に回す。
「うにゅ? それが食べ物作る機械?」
「はぁ? 何言ってるんだよ。これはだね。紅魔館のわがままなお子様が私の科学を散々バカにした結果の報いを受けるための装置を発動するための――スイッチだよ」
にとりは赤いボタンを勢いよく押した。紅魔館は爆発した。
「うにゅ?」
霧の湖にて、チルノはお空に遭遇した。
「にゅ! あの時の! 溶けたんじゃなかったの!?」
「何であたいが溶けるのよ! あんたはあたいが負かしたんだから!」
「うにゅ……? 『任した』?」
「そうよ! 『負かした』んだから! 忘れたとは言わせないわよ!」
お空はこの氷精に何を任されたのか考え込む。しかし、どう考えても思い出すことは出来ない。
自分が任されたものとはなんだったのか……。
と、そこでお空は思い出した。
自分は核融合炉の管理を任されているということを。そして、それを任したのは――
「うにゅ!? も、もしかしてあなたは神様ですか!?」
「へ……? そ、そうよ。あたいは最強の神様、チルノよ!」
チルノは見栄を張って壮大な嘘を吐いた。しかし、お空は信じ込んでしまって、すっかり頭を低くする。
「神様。どうもすみませんでした。許してください」
「う……うむ! 特別に許してやらんでもないが、条件がある!」
「はい、何ですか?」
「あたいにお菓子を持ってくること! それが条件よ!」
「うにゅ、分かりました」
「分かったら行きなさい! 許してあげないよ!」
「うにゅ!」
お空はチルノに急かされたので、にとりから渡されたジェットを使うことにした。
チルノはまともに浴びて溶けた。
「さとり様!」
「あら、お空。どうしたの?」
「お菓子ください!」
「? おやつにはまだ早いけど……分かったわ。ちょっと待ってね」
さとりは戸棚を開ける。が、さとりは顔をしかめた。
「あら。おやつがないわ……。困ったな……もうすぐお客様も来ると言うのに。あ、ここに飴玉がある。これでいいか。はい、お空」
「ありがとうございます! それじゃ!」
お空は急いで部屋から出て行く。
「忙しい子ね」
「お姉ちゃーん」
「こいし。どうしたの?」
「ここにあったサルミアッキ知らない?」
「サルミアッキ? 何かしら、それ?」
「世界一不味い飴なんだけど……」
「飴ならお空にあげたわよ?」
「え?」
「あー……腹減った。何か食うもんないかな……」
魔理沙が飛んでいるところ、向こうから猛スピードで飛んでくる物体に気が付く。
「おい、お空じゃないか。どうしたんだ?」
「うにゅ。構っている余裕ない!」
「まぁ、そう言うなって。お、お前飴玉持ってるじゃん。くれないか?」
「ダメ! これは神様のものなんだから!」
「神様って、神奈子とか諏訪子とかか? なら、これを持って行くといいよ」
魔理沙は一本のネジをお空に渡した。
「これはどんな食べ物も作り出すことが出来る機械の中でも特別な部品だ。その飴玉と交換してくれればやるぜ?」
「うにゅ!? ほんと!? それじゃ、はい!」
「っとと」
お空が乱暴に投げた飴玉を魔理沙は口でキャッチする。
そのままお空は行ってしまった。
「へへ。やっぱ鳥頭だな。あれは拾ったネジでそんなもんjabakana」
お空はネジを持って湖へと到着した。しかし、そこにチルノの姿はない。
『あれ~? どこにいったんだろう?』
そこでお空とにとりの声が重なった。
「うにゅ? どうしたの?」
「おぉ、お空じゃん。ちょうどよかった。ちょっとネジが無くなって困ってたんだよ。探してくれる?」
「ネジってこれ?」
「おぉ! それそれ! ありがとう!」
にとりは喜んで、お空からもらったネジを四角い機械に回す。
「うにゅ? それが食べ物作る機械?」
「はぁ? 何言ってるんだよ。これはだね。紅魔館のわがままなお子様が私の科学を散々バカにした結果の報いを受けるための装置を発動するための――スイッチだよ」
にとりは赤いボタンを勢いよく押した。紅魔館は爆発した。
「ここにあったサルミアッキ知らない?」
え? アルミサッシ?! 他に思った奴手を挙げて。
またか