とある日の命蓮寺での出来事──
「ナズーリン、ナズーリン♪」
ほっくり笑顔でナズーリンを呼び止めるのは寅丸星。
何だかとってもご機嫌の様子……ううん、彼女はきっとナズーリンと一緒なら、何時だってご機嫌。
「なんだい、ご主人?」
振り返ったナズーリンは小さく首を傾げます。
「え~と、ですね。ナズーリンは鼠の妖怪ですよね?」
星はニコニコと笑顔を絶やさぬまま、そう尋ねました。
「なんだい藪から棒に?」
一方のナズーリンは、質問の意図が読めず首を傾げたまま言いました。
「いいから。答えて下さい♪」
今日のご主人は何だかおかしいな。ナズーリンはそう思いました。
ちなみに星は、首を傾げるナズーリン可愛いよ、と思っています。
「如何にも。私は鼠の妖怪だよ。」
答えてやったぞ。と、言わんばかりに胸を張るナズーリン。
その絶壁加減が、またもや星の○欲をそそります。
はぁはぁ、ナズーリン可愛いよ、はぁはぁ。
「では……鼠の鳴き真似、してみて貰えますか?」
モジモジとしながら、星はナズーリンにそうお願いしました。
「な、なんでまた?」
ナズーリンはまたもや首を傾げました。
傾けすぎて、首はもはや90度です。嘘です。
「良いから! お願いします!」
しかし、何時になく強引な星に押される形で、渋々やることにしたナズーリン。
「ちゅ、ちゅうちゅう……///」
何だか改まってやると、とても恥ずかしいみたいです。
「きゃーーー! あのナズーリンが、キスをねだってますぅ!!」
どこか興奮した様子で、そう宣うご主人様に、ナズーリンは赤い顔で溜息を付きました。
その様子に、はっとなる星。
このままでは大好きなナズーリンに嫌われてしまう。
そう思った星は、直ぐにフォローの言葉を捜そうとしますが……見つかりません。
おろおろと一人で慌てる星に、ナズーリンはもう一度だけ深い溜息を付きました。
「全くっ……! ご主人と来たら! き、キスがしたいのなら、最初からそう言えば良いんだっ……!」
ナズーリンはそう言って、小さい背を補うように大きく背伸びをすると、両手で星の頬を掴み──。
ちゅ。
真正面から、キスをしました。
「こ、これで満足かい…………!?」
真っ赤っ赤になった顔で、精一杯の虚勢を張るナズーリン。
星は素直に、カッコいいと思ってしまいました。
「……………………は、はい///」
なんだかんだ言って、星が大好きなナズーリンだから、星もナズーリンに甘えてしまうんですね。
二人はしばらく、幸せに頬を赤く染めながら、その場に佇んでいましたとさ。
「うん。今日も素敵な一日でした♪」
そう言って私こと、聖白蓮は目覚めてから書き始めたこの日記帳を閉じて今日という日を締めくくりました。
「ナズーリン、ナズーリン♪」
ほっくり笑顔でナズーリンを呼び止めるのは寅丸星。
何だかとってもご機嫌の様子……ううん、彼女はきっとナズーリンと一緒なら、何時だってご機嫌。
「なんだい、ご主人?」
振り返ったナズーリンは小さく首を傾げます。
「え~と、ですね。ナズーリンは鼠の妖怪ですよね?」
星はニコニコと笑顔を絶やさぬまま、そう尋ねました。
「なんだい藪から棒に?」
一方のナズーリンは、質問の意図が読めず首を傾げたまま言いました。
「いいから。答えて下さい♪」
今日のご主人は何だかおかしいな。ナズーリンはそう思いました。
ちなみに星は、首を傾げるナズーリン可愛いよ、と思っています。
「如何にも。私は鼠の妖怪だよ。」
答えてやったぞ。と、言わんばかりに胸を張るナズーリン。
その絶壁加減が、またもや星の○欲をそそります。
はぁはぁ、ナズーリン可愛いよ、はぁはぁ。
「では……鼠の鳴き真似、してみて貰えますか?」
モジモジとしながら、星はナズーリンにそうお願いしました。
「な、なんでまた?」
ナズーリンはまたもや首を傾げました。
傾けすぎて、首はもはや90度です。嘘です。
「良いから! お願いします!」
しかし、何時になく強引な星に押される形で、渋々やることにしたナズーリン。
「ちゅ、ちゅうちゅう……///」
何だか改まってやると、とても恥ずかしいみたいです。
「きゃーーー! あのナズーリンが、キスをねだってますぅ!!」
どこか興奮した様子で、そう宣うご主人様に、ナズーリンは赤い顔で溜息を付きました。
その様子に、はっとなる星。
このままでは大好きなナズーリンに嫌われてしまう。
そう思った星は、直ぐにフォローの言葉を捜そうとしますが……見つかりません。
おろおろと一人で慌てる星に、ナズーリンはもう一度だけ深い溜息を付きました。
「全くっ……! ご主人と来たら! き、キスがしたいのなら、最初からそう言えば良いんだっ……!」
ナズーリンはそう言って、小さい背を補うように大きく背伸びをすると、両手で星の頬を掴み──。
ちゅ。
真正面から、キスをしました。
「こ、これで満足かい…………!?」
真っ赤っ赤になった顔で、精一杯の虚勢を張るナズーリン。
星は素直に、カッコいいと思ってしまいました。
「……………………は、はい///」
なんだかんだ言って、星が大好きなナズーリンだから、星もナズーリンに甘えてしまうんですね。
二人はしばらく、幸せに頬を赤く染めながら、その場に佇んでいましたとさ。
「うん。今日も素敵な一日でした♪」
そう言って私こと、聖白蓮は目覚めてから書き始めたこの日記帳を閉じて今日という日を締めくくりました。
この寅はもうダメだww
この日記帳には他にもムラ一だったりムラぬえだったりこがぬえだったりがびっしりと書き込まれているのだろうか?