Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

結果から生まれる物

2010/03/09 10:27:39
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「霊夢さ~ん」
「おっ早苗が来たぜ。」
「また、五月蝿いのが来たわね。」
「よう、早苗。」
「魔理沙さんもいらっしゃたんですね。」
「暇だからな。」
「で、今日は何よ。」
「実は先日行なわれた人気投票の結果が出たんですよ。」
「あっそ」
「もう、霊夢さんは興味ないんですか?」
「どうでもいいわよ。」
「それで、結果は?」
「霊夢さんが1位で、私が2位、魔理沙さんが3位だったんです。私、魔理沙さんより上の順位なんですよ。」
「まぁ、後輩に勝ちを譲るのも先輩としては、大切だからな。」
「そんな事言っていいんですか?魔理沙さんは確かに3位ですけど、4位の咲夜さんと3ポイント差、5位のレミリアさんとも19ポイント差なんですよ。」
「何ポイントの差だろうと勝ちは勝ちだぜ。」
「それに、一押しキャラでは、1位霊夢さん、2位私、3位咲夜さん、4位アリスさんで、魔理沙さんは5位まで落ちるんですよ。」
「私が広く愛されている証拠だぜ。」
「どっちらかと言うと、枠が1つ余ったから魔理沙さんを入れたって人が多いだけじゃないんですか?」
「それでも勝ちは勝ちだぜ。」
「早苗、未だわかっていないみたいだから浮かれていられるんだろうけど、その内どうでもよくなるわよ。」
「どういう意味ですか?」
「人気があることは、決して良い事ばかりではないからですわ。」
「そうね。」
「何?咲夜とレミリアも来たの?」
「ちょっと暇を持て余してね。」
「ここは暇人の溜まり場じゃないわよ。」
「そういいながらもお茶を入れてくれる霊夢って好きよ。」
「吸血鬼に好かれてもね~」
「それより咲夜さん。さっきの言葉はどういう意味なんですか?」
「二次設定という言葉は御存知でしょうか?」
「はい、だいたいは・・・」
「例えば、魔理沙。死ぬまで借りると言って、勝手に人の物を持っていく盗人。そんなイメージがありますでしょ?」
「はい。」
「でも、ちがいますわ。魔理沙は確かに紅魔館から何十冊もの本を持ち出していますが、使い終わったら必ず返却に来ますわ。」
「そうなんですか?」
「あたりまえじゃない、早苗。死ぬまで借りるなんて、そんな言い分が通るなら、幻想郷は泥棒の楽園になってるわよ。」
「えっ、じゃぁなんで、死ぬまで借りるなんて・・・」
「魔理沙が裏で努力するタイプだけど決して天才じゃない。それに好奇心も旺盛なんで一度に複数の研究もやったりする。
そうすると必然的にいつ返せるか全く判らない。だから、死ぬまで借りるって言い方をしているだけ。」
「魔理沙は死ぬ気なんてないようだけど、不慮の事故という物もがありますわ。その時の事を考えて死ぬまでと言っているのでしょう。」
「それに、本を借りに来る時には、いつもうちの門番の弾幕ごっこの練習相手もしてくれるしね。」
「それに義理がたいし、面倒見も良いからね。そうでなかったら、とっくに誰からも相手にされなくなっているわよ。
まぁ、女たらしだから、人形遣いや、引き篭もりの魔女、河童はいくらでも相手してくれるでしょうけどね。」
「あぁ~私のことより、霊夢の方が酷いんじゃないか?」
「そうですわ。霊夢は怠け者と思われていますが、怠け者がこんなに綺麗にしていると思いますか?。」
「そう言えば、そうですね。宮内も綺麗ですし。」
「それに貧乏だけど、絶対に守銭奴じゃないからな。遊びに来ればお茶も出るし、宴会の時だって料理や酒も出す。」
「レミリアも酷いものよね。カリスマがいつの間にか、カリスマ(笑)のへたれになっているし。」
「そういう些細な事は有名税、人気のない者達のやっかみと思っているわ。何事にもうろたえないからこそのカリスマよ。」
「咲夜が一番酷いんじゃないか?履いてないとか、幼児嗜好の性犯罪者扱いだし・・・」
「それに偽乳とかパッドとかって、あんなに立派な胸しているのに。」
「へぇ~そうなんですか?」
「そうよ。こう掌に少し余るくらいで、それでいて張りもあって……」
「なぁ、霊夢。お前なんで咲夜の胸のことそんなに詳しいんだ?」
「何言ってるの?、あんたちも、この前一緒に温泉入ったでしょ?」
「あっ、そうだったな。忘れてたぜ。」
「えっでも、あの時、咲夜さんはタオルできっちりガードしていて私には全然判らなかったですよ。着替えとかも時間を止めて一瞬でしたし……」
「言われてみれば・・・それに張りとかなんて触ってみないと判らないじゃないか!」
「霊夢の勘違いですわ。多分、霊夢が見たのは一月前の宴会の片付けをした後に一緒に温泉に入った時の事ですわ。
その時に転びそうになった私を霊夢が支えてくれた事がありましたから。」
「そう!そうだったわ。」
「あら?咲夜。一月前の宴会は確か私と一緒に帰ったはずよね。」
「はい。お嬢様と一緒に帰ったのですが、流石にあの片付けを霊夢一人に押し付けるのは可哀想に思いまして、朝方に神社に戻り片付けを手伝いました。」
「あ~咲夜。1月前の宴会の翌日って私がここに忘れ物したから、朝一で、ここに来てたんだけどお前いなかったよな?」
「それは……」
「そんなことより!今は早苗の話でしょ。早苗、あんた人気が出てもね、そういう二次設定がついて、しかもいつの間にか公式になってしまうこともあるのよ。私の守銭奴みたいに。」
「早苗にも既に常識に囚われない、二足ロボットマニアとかあるから、その内オタクでイタイ腐女子って設定がつくかもしれないな。」
「それに、人気があっても自機落ちすることもありますわ。」
「そうなんですか。」
「まぁ、気を付けてどうなるものでもないけど頑張りなさい。」
「はい。」
「で、話を戻すけど、霊夢はいつ咲夜の胸を……」
「もういいじゃない。ねぇ、咲夜……って、いない。」
「逃げたな。レミリア、咲夜を追ってくれ。」
「ふぅ、娘の恋路を邪魔するのもなんだけど、主人の所有物に手を出す犬にはキツイ躾が必要よね。」
「誰が誰の所有物だ!」
「あら、改めて言う必要があるの?」
「そんな事はいいから早く追えよ。私らは霊夢から詳しく話を聞こうじゃないか。なぁ早苗・・・早苗?」
「クーデレの咲夜さんとツンデレの霊夢さんのカップリング・・・新鮮で良いかも・・・」
「おい、早苗・・・・・・そんなこと言ってると本当にイタイ腐女子になるぞ。なぁ、霊夢……って、霊夢も逃げやがった。おい、早苗、追うぞ!」
「そう、二人は手に手をとって愛の逃避行に・・・」
「もういい!私だけでつかまえて吐かせてやる!」

咲夜と霊夢は、レミリアと魔理沙に追撃されたが、妄想を暴走させた挙句、二人の保護に乗り出した早苗によって守矢神社に匿われる事になった。
しかし、天狗(特にパルシィー状態になった文)による情報漏洩によって、妖怪の山を舞台とした大弾幕戦が始まることになるのだが、それはまた別の話。
ネタも脳内映像もできているので、咲霊のシリアスSSを書こうと思っていたのですが、どういう書き方がいいか悩んで、
いざとなったら、アニメの台本にキャラの心情を書き加える様な形で書こうかと思っていた矢先に、人気投票結果発表。

それを見てネタが浮かんでしまったので、書いてみました。今回は実験的に会話のみで構成してみました。
その為、誰の台詞か判り辛いです。キャラ名を台詞前に入れたほうが良かったかな?
魔理沙の口調は難しいです。
基本、咲霊、霊咲になっているのは、私の仕様なので、ご勘弁を。

書いている最中は、○愛サーキュレーションの紫+幽香+早苗+萃香+レミリア+文→霊夢のキャラコンバート版と
美鈴→咲夜のキャラクターコンバート版が脳内に流れていました。(私は咲霊、霊咲派なのに。)
でも、最後の「~ずっと、ずっと」のフレーズ直後に、画面が切り替わって、微笑みながら赤ん坊を抱く咲夜さんと、一緒になって笑顔でその赤ん坊をあやす霊夢さん。
そして後ろで呆然とする紫、幽香、早苗、萃香、レミリア、文、美鈴と言う素晴らしいオチ絵が出てくれるので、私としては大変満足でした。

しかし、やっぱり絵で見たいので、『微笑みながら赤ん坊を抱く咲夜さんと笑顔で一緒に赤ん坊をあやす霊夢さん』部分だけでも誰か描いてくれないかとか思ってます。
(私に画力があったら、その絵を使った咲霊、霊咲バージョンの恋○サーキュレーションを作るんですが。)
伏狗
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
いいセンスだ(咲霊妄想的な意味で)
2.奇声を発する程度の能力 in 携帯削除
素晴らしい発想ですね!
私も、その絵を見てみたいです。誰かお願いします!(他力本願……私にも画力さえあればorz
3.ぺ・ど四潤削除
咲夜さんペドはともかく穿いてないなんて聞いたことないぞ?
墓穴を掘ったな霊夢。もう公式にしちゃえばいいじゃない。

クーデレとツンデレ二人合わせてデレデレだ!! かつて見たことのない甘々カップルの誕生か?
なんか前にも書いたような気がするがまあいいや。  
4.伏狗削除
読んで下さった方、コメントを下さった方ありがとうございました。

一番の心配は実は、○愛サーキュレーションのキャラコンバート版(略称:恋愛咲霊夢ション)みたいな妄想をした私が一番不味いものかと思っていたので。

例大祭行ったのですが、咲霊が少なかったのはひたすら涙でした。