幻想郷、妖怪の樹海。
今日もここで厄を萃める厄神様こと、私、鍵山雛は後方からの声に振り向く。
「ひなー!!」
「あら、にとり、どうかしたの?」
「今日は何の日か知ってるよね!?」
今日は3月3日。
外の世界では「ひな祭り」と言って人形を並べる日じゃなかったっけ。
「えっと…ひな祭りでいいのかしら?」
「そうだよ! ついでに今年は何年!?」
「矢継ぎ早に聞くのね…2010年で合ってるわよね。」
にとりは何が聞きたいのかしら。
「だからさ、雛! 二つを合わせて見て!」
「合わせる…? 2010年3月3日…よね。」
「そう、それで後は読むだけ!」
…読む?
2010年3月3日。
どう読めというのかしら、普通に2010年のひな祭りでいいじゃない。
「違うよ、こう読むんだよ!」
「2010年3月3日」
「に と 雛祭り 」
「つまり、今日は私と雛がイチャイチャするためにある日なんだよ!!」
「いや、少し展開が読めなさすぎじゃないかしら?」
「ううん、展開とか無視して、とにかくイチャイチャしよう、雛!」
「何が悲しくて、にとりとイチャイチャしなきゃいけないのよ…私は厄萃めで忙しいの。」
というより、イチャイチャ…っておかしいわよね。
私は普通ににとりの友人であって、恋人でも何でもないのに。
「恋人じゃないとか、そんなこと気にしちゃだめだよ! とりあえずイチャイチャしよう!」
「さっきから人の心読むのやめてくれるかしら?」
「読んでないよ! 愛しい雛のためなら私は何だって出来るんだよ!」
私が愛しい…って、何時の間ににとりは壊れたのかしら。
「壊れてないよ、私は正常だよ! 雛は普通に可愛いもん!」
「可愛いって言ってくれるのは嬉しいけど、人の心読むのだけはやめて。」
「大好きな雛の心くらい簡単に読めるようになったんだよ!」
「うん、大好きって言ってくれるのも嬉しいけど、段々にとりが河童なのか疑わしくなってきたわ。」
だって、心を読むのは覚りの仕事だし。
「私は、魔理沙と間欠泉異変の時にさとりと知り合って、心の読み方を伝授してもらったからね!」
「何でそうなってるのよ…」「ちなみに大好きな雛限定で!」
「つまり、にとりは河童から覚りに種族を変えたのね?」
「いや、私の種族は覚り河童だよ!」
いや、そんなの聞いたことないし・・・
「って、私の経緯はどうでもいいの! とにかく! イチャイチャしよう、雛!」
「どうしてこうなったの…とりあえず断るわ。まだ厄萃めの途中だし。」
「だが断る! こうなったら強行手段!」
にとりが私から距離を取ってくれた。
よし、今のうちににとりからもっと離れ…
「ロケットブースター点火!」
え?
どすーん!!!
「つかまえた♪」
「に、にとり…痛いじゃない…」
この時、私は自らの置かれた状況に気づく。
私が見ていたのはにとりの顔で、少し首を傾けると石ころが同じ高さに見える。
つまり─、私は押し倒されている、といった状況で。
「さて、捕まえたし、いっぱいイチャイチャしようね、雛。」
「いや、にとり、だめ、そんなとこ…」
「雛ー、愛してる!」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
今日もここで厄を萃める厄神様こと、私、鍵山雛は後方からの声に振り向く。
「ひなー!!」
「あら、にとり、どうかしたの?」
「今日は何の日か知ってるよね!?」
今日は3月3日。
外の世界では「ひな祭り」と言って人形を並べる日じゃなかったっけ。
「えっと…ひな祭りでいいのかしら?」
「そうだよ! ついでに今年は何年!?」
「矢継ぎ早に聞くのね…2010年で合ってるわよね。」
にとりは何が聞きたいのかしら。
「だからさ、雛! 二つを合わせて見て!」
「合わせる…? 2010年3月3日…よね。」
「そう、それで後は読むだけ!」
…読む?
2010年3月3日。
どう読めというのかしら、普通に2010年のひな祭りでいいじゃない。
「違うよ、こう読むんだよ!」
「2010年3月3日」
「に と 雛祭り 」
「つまり、今日は私と雛がイチャイチャするためにある日なんだよ!!」
「いや、少し展開が読めなさすぎじゃないかしら?」
「ううん、展開とか無視して、とにかくイチャイチャしよう、雛!」
「何が悲しくて、にとりとイチャイチャしなきゃいけないのよ…私は厄萃めで忙しいの。」
というより、イチャイチャ…っておかしいわよね。
私は普通ににとりの友人であって、恋人でも何でもないのに。
「恋人じゃないとか、そんなこと気にしちゃだめだよ! とりあえずイチャイチャしよう!」
「さっきから人の心読むのやめてくれるかしら?」
「読んでないよ! 愛しい雛のためなら私は何だって出来るんだよ!」
私が愛しい…って、何時の間ににとりは壊れたのかしら。
「壊れてないよ、私は正常だよ! 雛は普通に可愛いもん!」
「可愛いって言ってくれるのは嬉しいけど、人の心読むのだけはやめて。」
「大好きな雛の心くらい簡単に読めるようになったんだよ!」
「うん、大好きって言ってくれるのも嬉しいけど、段々にとりが河童なのか疑わしくなってきたわ。」
だって、心を読むのは覚りの仕事だし。
「私は、魔理沙と間欠泉異変の時にさとりと知り合って、心の読み方を伝授してもらったからね!」
「何でそうなってるのよ…」「ちなみに大好きな雛限定で!」
「つまり、にとりは河童から覚りに種族を変えたのね?」
「いや、私の種族は覚り河童だよ!」
いや、そんなの聞いたことないし・・・
「って、私の経緯はどうでもいいの! とにかく! イチャイチャしよう、雛!」
「どうしてこうなったの…とりあえず断るわ。まだ厄萃めの途中だし。」
「だが断る! こうなったら強行手段!」
にとりが私から距離を取ってくれた。
よし、今のうちににとりからもっと離れ…
「ロケットブースター点火!」
え?
どすーん!!!
「つかまえた♪」
「に、にとり…痛いじゃない…」
この時、私は自らの置かれた状況に気づく。
私が見ていたのはにとりの顔で、少し首を傾けると石ころが同じ高さに見える。
つまり─、私は押し倒されている、といった状況で。
「さて、捕まえたし、いっぱいイチャイチャしようね、雛。」
「いや、にとり、だめ、そんなとこ…」
「雛ー、愛してる!」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
展開が急すぎて、ついていけません。
文法規則について。
三点リーダーは2つ並べる、カギ括弧の終わりの読点は必要としない、などの基本が押さえられてないため読みにくいです。
また、三点リーダーでは無く半角点三つに表記揺れしてる箇所も見受けられます。
次回の投稿、面白い作品を期待しています。
あと読点じゃなく句点です。指摘するならまずはきっちり調べましょう。
>私が愛しい…って、何時の間ににとりは壊れたのかしら。
さらっと酷いこと言う雛の方が、よりツボにはまりました。なんかこう、さくっと。
で、ちょっと気になったのですが
>「何でそうなってるのよ…」「ちなみに大好きな雛限定で!」
ここだけ改行が抜けてるのはなんででしょうかね?
あと、鍵括弧の最後の句点は付けるかどうか結構迷いますよねぇ。
小学校じゃあ「絶対に付けろ。」と教わりますが、小説なんかじゃ付けてある方が圧倒的に少数派ですし……悩みますね。
とにかく、勢いがあって面白かったです。
また何か面白いネタがあったら作品を書いて下さい。楽しみにしてます。
確かにこの発想は無かったw
また刺激を受けたら書きなぐってください。
ツイッターやってませんが面白かったです。
雛にその気がないのが笑えましたw