「さてこいし、何か言訳でもあるかしら?」
さとりは全裸で死んでいる人間を指して言った。
腹に包丁が刺さって血がダラダラと出ている。
掃除大変なのに……。さとりは呟く。
「もー、すぐ私の所為にするんだからお姉ちゃんはー」
急にエントランスに呼び出されたこいしは不満そうに話す。
いきなり犯人扱いされたのが不服なようだ。
「エントランスに死体と言ったらこいしでしょ。さっさと白状しないと晩飯抜きよ」
「だから違うって言ってるのに。そんな事言ったらあの紅白巫女は殺人者だよ。お燐がどっからか持ってきたんじゃないの?」
お燐、そういう考えもあるか。さとりは大声でお燐を呼んだ。
するとにゃーんと言う鳴き声の後、お燐がさとりの隣に表れた。
「何の用ですかさとり様?」
「これよ! これ!」
さとりは再度、真下にいる死体を指指す。
するとお燐が感心したような目でこいしを見る。
「あちゃー、全裸な死体ですね。こいし様が持ってきたんですか?」
「だーかーらー! ちーがーう! 目潰しするわよお燐!」
お燐にまで疑われたこいしは、地団駄を踏み怒り出す。
こいしでもお燐でも無いなら誰が持ってきたんだか、さとりは疑問に思ったが、細かい事を気にするのはやめた。
「もう誰でもいいからこの死体どっか持って行って……。掃除が出来ないわ」
「任せてくださいさとり様。あたいが持って行きますよ。」
お燐が死体を持ち上げると、その人間の背中の下には一枚の紙が置いてあった。
何かしらこれ、さとりがその紙を拾い上げる。
その紙には遺書と書いてあった。
「この人間のかしら? 誰がこの人を殺したか書いてあったりして。ふふ、もし貴方達が犯人だったら、エントランスに真っ裸で飾ってあげるわ!」
さとりはニヤニヤとしながらその紙を見ると、そこにはこう書いてあった。
【初めましてさとり様、この度はエントランスの飾り役に志願するべく、こうして真っ裸で自殺させて頂きました。ぜひ、ぜひ自分を使ってください!】
ああ、全裸のさとり様を見に行くためだ。
ショタ・御耽美もしくはマッチョダンディはウチのエントランスに来なさい!
レッツ!核ロマン。See you,Goodbye!
全裸のさとり様見に行くためなら仕方ないですね!
>2さん
アッー!
>ずわいがにさん
シンもこれくらい執念があれば・・・
>ぺ・四潤さん
誤字指摘本当にありがとうございます。
修正させていただきました。
言訳は辞書見たところ(分)のほうの漢字じゃない場合(い)が入ってなかったのでこちらにしました。
あと血はすいません。一応死にたてホヤホヤだったら血がダラダラかと想ったんですが説明不足でしたね……。
最後に、(いらにゃい)が気に入ってもらえてよかったですw
こうして>1は目的を果たすことなくお空によって蒸発させられることとなった。
さて、さとり様の全裸が飾られたところで今から俺が行ってくる。
「いらにゃい……(´;ω;`)」が可愛いww
※コメント修正しました。