冬姉妹「秋姉妹がやられたようだな……」
春姉妹「ククク…奴は四季姉妹の中でも最弱…」
夏姉妹「人間ごときに負けるとは八百万の神の面汚しよ…」
「っていうのを考えたんだけど、どうかなみのりん」
「帰れ家具屋、お値段異常」
「誰が家具屋だコノヤロー!」
妖怪の山の麓、秋姉妹邸。
雪が積もったその日、河城にとりと鍵山雛がそこへ遊びに来ていた。
楽しげな河童と厄神に対して、秋姉妹は不機嫌である。冬だから仕方ない。
「でも実際、他に四季を司る神様って居ないの?」
「そういえば、私も見たことないわ」
にとりの問いかけに、雛も首を傾げる。
穣子は静葉と顔を見合わせ、それから肩を竦めた。
「知らないわよ」
「えー? 四季の神様が集まって自分たちの季節を巡ってバトルしたりしないの?」
「しないっつーの。つうか、私らを勝手に最弱にするな」
「でも実際みのりんもしずしずもあんまり強くな」
「芋ぶつけんぞコラ」
サツマイモを振りかぶった穣子に、「ひゅい!?」とにとりは飛び上がる。
投げた。打った。
rー、
」´ ̄`lー) \
T¨L |_/⌒/
`レ ̄`ヽ〈 ←にとり
| i__1
_ゝ_/ ノ
L__jイ´_ )
| イ
| ノ--、 r'⌒ヽ_
ゝ、___ノ二7 /´ ̄l、_,/}:\
|ーi | l_/ /__ィ::. ゝ~_ィ´:; ,ゝ
__〉 { (T´ |1:::. \_>、};;_」 ←穣子
'ー‐┘ ! ` ̄''ァ一 、\ ヽ}
〈` ̄ ̄^`¬ノ .::〔 ̄´
1 ヽ .:::レ ヽ、
|_イー-、_;;j|_:. ゝ、
__,,,... -- |. {―――‐フゝ、 〉 -- ...,,,__
_,, -‐ ´ ,r|__ト, 1ニノ ー'´ ` ‐- ,,_
, ‐ ´ └―'´ `
ホームランだった。
「心の叫びをーバットにぶつけろー♪ 立ち上がれー今見せろー燃える河童の魂をー♪」
「かっとばせーにーとーりー♪」
それにしてもこの河童と厄神、ノリノリである。
「食べ物粗末にすんなよ!」
「投げたのそっちじゃん!」
「……風、寒い……」
逆ギレする穣子の傍らで、割れた窓から吹き込む寒風に静葉が身を竦めていた。
外は雪景色である。ヤバイ寒い。
「ああもうどうしてくれんのよこの窓」
割れた窓に歩み寄って、穣子は外に視線を向けた。
レティの姿が見えた。
全力でカーテンを閉じた。
「私は何も見てない何も見てない」
「どうしたの? 厄いわね」
「とりあえず寒いからストーブ点けるよー」
にとりがそう言ってストーブを点けた。ちなみににとり謹製である。
「おお、ぬくいぬくい」
「いや、窓塞ぐ方が先でしょにとりん。つうかストーブ前占拠するなってーの」
「このストーブは私が作ったんだから私のだもんねー」
「……寒いわ」
もぞもぞと静葉は布団に潜り込んでしまった。「厄いわね」と雛は肩を竦める。
「ストーブが欲しかったら力づくで奪い取るんだ、みのりん」
「我が家のストーブだっての」
「今の季節はストーブリーグ、即ちストーブ争奪戦なのですよ!」
意味が違う。
「あ、私は雛と契約更改したから。愛の一発サインで」
「ぽっ」
「みのりんはちゃんと人里と契約更改した?」
「いや、契約更改って――」
「ほら、新しい神様とか神社とか来てここんとこ人里の信仰レギュラー怪しいじゃん?」
守矢神社と命蓮寺のことか。穣子は唸る。
「いっそFA宣言しちゃう? 巨人時代の駒田みたく」
「どこに移籍しろっていうのよ」
「冥界行けば需要あるじゃん? エンゲル係数高そうだし」
「私は人里の豊穣神だっての。生涯人里の神」
「生涯○○宣言って移籍フラグじゃ」
「赤松の人的補償で持ってかれたAのことは言うな」
「そういえば人里の近くに来たお寺は虎だったわね。厄いわ」
確かに、ここのところ人里からの信仰は目減り気味ではあるのだけれども――。
「ともかく、ちゃんとサインしておかないと駄目だよ、みのりん」
「いやだから書面契約してるわけじゃ」
「自由契約になってからじゃ遅いよ」
「…………」
まさか、ねえ。
ぶるりと寒気がしたのは、割れた窓と外にいる冬妖怪のせいだと思うことにした。
春姉妹「ククク…奴は四季姉妹の中でも最弱…」
夏姉妹「人間ごときに負けるとは八百万の神の面汚しよ…」
「っていうのを考えたんだけど、どうかなみのりん」
「帰れ家具屋、お値段異常」
「誰が家具屋だコノヤロー!」
妖怪の山の麓、秋姉妹邸。
雪が積もったその日、河城にとりと鍵山雛がそこへ遊びに来ていた。
楽しげな河童と厄神に対して、秋姉妹は不機嫌である。冬だから仕方ない。
「でも実際、他に四季を司る神様って居ないの?」
「そういえば、私も見たことないわ」
にとりの問いかけに、雛も首を傾げる。
穣子は静葉と顔を見合わせ、それから肩を竦めた。
「知らないわよ」
「えー? 四季の神様が集まって自分たちの季節を巡ってバトルしたりしないの?」
「しないっつーの。つうか、私らを勝手に最弱にするな」
「でも実際みのりんもしずしずもあんまり強くな」
「芋ぶつけんぞコラ」
サツマイモを振りかぶった穣子に、「ひゅい!?」とにとりは飛び上がる。
投げた。打った。
rー、
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T¨L |_/⌒/
`レ ̄`ヽ〈 ←にとり
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ゝ、___ノ二7 /´ ̄l、_,/}:\
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'ー‐┘ ! ` ̄''ァ一 、\ ヽ}
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|_イー-、_;;j|_:. ゝ、
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_,, -‐ ´ ,r|__ト, 1ニノ ー'´ ` ‐- ,,_
, ‐ ´ └―'´ `
ホームランだった。
「心の叫びをーバットにぶつけろー♪ 立ち上がれー今見せろー燃える河童の魂をー♪」
「かっとばせーにーとーりー♪」
それにしてもこの河童と厄神、ノリノリである。
「食べ物粗末にすんなよ!」
「投げたのそっちじゃん!」
「……風、寒い……」
逆ギレする穣子の傍らで、割れた窓から吹き込む寒風に静葉が身を竦めていた。
外は雪景色である。ヤバイ寒い。
「ああもうどうしてくれんのよこの窓」
割れた窓に歩み寄って、穣子は外に視線を向けた。
レティの姿が見えた。
全力でカーテンを閉じた。
「私は何も見てない何も見てない」
「どうしたの? 厄いわね」
「とりあえず寒いからストーブ点けるよー」
にとりがそう言ってストーブを点けた。ちなみににとり謹製である。
「おお、ぬくいぬくい」
「いや、窓塞ぐ方が先でしょにとりん。つうかストーブ前占拠するなってーの」
「このストーブは私が作ったんだから私のだもんねー」
「……寒いわ」
もぞもぞと静葉は布団に潜り込んでしまった。「厄いわね」と雛は肩を竦める。
「ストーブが欲しかったら力づくで奪い取るんだ、みのりん」
「我が家のストーブだっての」
「今の季節はストーブリーグ、即ちストーブ争奪戦なのですよ!」
意味が違う。
「あ、私は雛と契約更改したから。愛の一発サインで」
「ぽっ」
「みのりんはちゃんと人里と契約更改した?」
「いや、契約更改って――」
「ほら、新しい神様とか神社とか来てここんとこ人里の信仰レギュラー怪しいじゃん?」
守矢神社と命蓮寺のことか。穣子は唸る。
「いっそFA宣言しちゃう? 巨人時代の駒田みたく」
「どこに移籍しろっていうのよ」
「冥界行けば需要あるじゃん? エンゲル係数高そうだし」
「私は人里の豊穣神だっての。生涯人里の神」
「生涯○○宣言って移籍フラグじゃ」
「赤松の人的補償で持ってかれたAのことは言うな」
「そういえば人里の近くに来たお寺は虎だったわね。厄いわ」
確かに、ここのところ人里からの信仰は目減り気味ではあるのだけれども――。
「ともかく、ちゃんとサインしておかないと駄目だよ、みのりん」
「いやだから書面契約してるわけじゃ」
「自由契約になってからじゃ遅いよ」
「…………」
まさか、ねえ。
ぶるりと寒気がしたのは、割れた窓と外にいる冬妖怪のせいだと思うことにした。
どんなサインだー!!!
途中のAAで吹いたwwwww
Aは残念でしたね。
新井を返して今からでも取り返すべきですね。
欲を言えばあのAAを使うのなら「ホームラン」ではなくて「ホムーラン」と書いて欲しかったです。
AA使ったSSはもっと流行るべきだ
PCを活かしたいいアイデアでした
・・・赤い彗星いなくなってますますその傾向強くなったけどさ。
AAともども笑わせてもらいました。いいぞもっとやれ
しずねえ可愛いよ