博麗神社の一室に、苦痛で表情を歪ませる、魔理沙と霊夢が居た。
どちらも眼の下にクマが出来ている。
「本当に、ここを終わらせるのか霊夢……」
神妙な顔つきで魔理沙は霊夢に尋ねる。
「ええ、もう飽きたのよ。雑魚達を虐殺する事にね」
そう答える霊夢の決意は固かった。
「考え直してはくれないのか?」
「さらさらないわね。私はここのボスを殺して、終わらせる事にするわ」
霊夢の言葉に一片の迷いなど無かった。
そんな霊夢の態度に魔理沙は焦り、心の底から叫んだ。
「なんのためにここまでやったんだよ霊夢! 諦めるのはまだ早いだろ!」
「残念だけど、もうこれ以上強くなれないのよ。どれだけ敵を殺しても、強くなれないの……。そんなの、つまらないわよ!」
悲痛な声が、霊夢の喉から漏れた。
「紫は、きっとこうなる事がわかっていたんでしょうね。多分、あいつがこの遊びを作ったんだから。持ってきたのも、あいつだしね……」
霊夢は握りこぶしを作り、畳を思いっきり叩く。
「行かないでくれ霊夢!」
魔理沙は霊夢の体を力強く抱きしめた。しかし、霊夢の覚悟は揺るがなかった。
「私はもう王者なんていらないのよ! 普通に遊びたいのよ!」
それは悲しい叫びだった。霊夢がどんなにやっても手に入らなかったもの。どうしても欲しいのに諦めなきゃならないという、悲痛な叫びだった。
魔理沙は霊夢から離れ、プープーと叫びながら涙を流した。
「ごめんね魔理沙。でも、これで終わりよ。さようならスター」
そして、霊夢はPK腋をボスに喰らわせる。
このステージが、終わった……。
こうじゃね?
確かに言われてみればそっちのほうがらしいですね
というわけで変更しました
ゆかりん、確率調整しといてやればいいのに。
しかし手に入ったら入ったでそんなに強くないという……