Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

永遠を生きるための楽しみ -Because it is eternal pleasure.-

2010/02/21 13:42:29
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幻想の鎖は繋がり離れる。
鎖は互いが互いを掴まないと、絡まりあわないと解けてしまう。

そう、鎖は相互依存の関係にあるのかもしれない。

それはもちろん、無機物の間だけではない。

『人の絆』という鎖にも相互依存は必要。
片方が一方的に手を伸ばしても無駄なだけ。
その供となる方が手を伸ばしてこそ初めてそれは成立する。

これは、小さな幻想の庭で巻き起こる、小さな鎖の物語。

それのたったほんの一部、鎖が僅かに組み合う小さな物語。


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…これが、貴女の一族を貶めた罰?

「そう、お前は私と私の父さんを貶めた。」

そうなの…それなら軽い罰ね。私には何とも無いわ。

「…ッ! うるさい! お前にはそれでも罰を受けてもらう必要がある!」
「燃えて灰になれ!!」

その時、私の周りに炎が上がり、私を封じていた縄に引火。
そのまま私の服に燃え移って、私は熱を味わう。

「そのまま、骨も残らなくなってしまって、私達に償いをしろ!」

…それが償い、ね。 その程度ならお安い御用よ。

「ふっ、今更命乞いか? 言っても遅いんだ。諦めろ、かぐや姫。」
「お前に、乞う命なんて無い。そのまま死んで罰を受けろ。」

…そうみたいね。 じゃあ、素直にこのまま罪を受けて死ぬわ。

「それでいいんだ、お前みたいな色魔はそうして消え去れ。」

色魔だなんて失礼するわね…でも、もう…喋れない。

ふふっ…またいつか会いましょう…藤原の娘さん。

































それから1000年と少し。
私は今も尚、かぐや姫が遺した「蓬莱の薬」の力で生き続けている。

無数の生き死に、そして幾戦もの殺戮。ただ、ただ人を殺すだけの日々。
そんな自堕落な人生を200年ほど送っていたこともあった。

でも、今は違う。
慧音や永琳、鈴仙と言った友人にも恵まれ、充実した生活を送っている。


そして、あの宿敵とも。

「輝夜! 今日こそお前を殺してやる!」「ふふっ、妹紅ったらはしゃいじゃって。」

そう、私が1000年前に殺したはずのかぐや姫は生きていた。
「蓬莱の薬」を飲み、地上の穢れを纏って永遠亭に住んでいる。

「うるさい、今日こそ燃やしてやる! 「火の鳥 ‐鳳翼天翔‐」!!」
「無駄よ、私だってみすみすやられるわけじゃないの。 「ブリリアントドラゴンバレッタ」!」

もう、父のことなんて関係ない。

「どうしたの、妹紅? 今日はスペルカードにキレが無いわよ?」
「くっ…輝夜も同じことだろ! 今度はこれで! 「正直者の死」!!」
「あら、失礼するわね、私は今日は絶好調なの! 「月のイルメナイト」!」

永い時を経た今はただ輝夜と戦うことだけが楽しくって。

「ふふっ、大丈夫? 疲れてきてるみたいね、妹紅!」
「何を言うか、お前こそ! 「サンジェルマンの忠告」!!」
「その程度で私は倒せないわよ? 「サラマンダーシールド」!」











今日も今日とて争いは終わらない。
私と輝夜は共に死ねないのだから勝負の決着すら付かない。

でも、それだって面白い。

永遠を生きていく蓬莱人という人間だから。
私は見てみたい。
何百、何千、何万年先のことか分からないけど、見てみたい。

この目の前の宿敵の最後を。

それだけのために私は輝夜と争い続ける。








だって、それが─











-Because it is eternal pleasure.-

永久の楽しみなんだから。
これは小さな鎖の物語。
次に鎖を結ぶのはだれとだぁれ?

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もうシリーズでいいや。kyouhaです。

輝夜と妹紅って個人的には背景設定が豊富で一番書きやすい人たちです。
ただ、どちらもまともに倒せたことないけどね!

いつもの事ながら誤字、脱字などございましたらご指摘ください^^;
kyouha
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
おお!まさか本当に書いてくれるとは!
そして本格的にシリーズになった!やった!
2.ずわいがに削除
永遠に遊び続けられるとか不老不死マジ羨ましいと思う。
リスクを考えなければ……