「絶対に許さない。(中華まんの中にジャムを詰めるなんて)外国人の主だから個人の好みは関係無いのでしょう。顔も見たくない」
美鈴はその後、一週間の謹慎を食らった。
*
「めーりんめーりん、ぎゃおー」
「ああ、妹様……熊なのですね」
紅魔館の庭の片隅の小屋。膝を抱えていた美鈴のところに熊がやってきた。
「おねーさまにもらったの」
「似合ってますよ」
「ぎゃおー」
「でも私は食べないでくださいね」
もちろん捕食的な意味で。
「おねーさまがね、めーりんを好きにしていいって言ったの」
「お嬢様が……」
「えーと、政敵な意味で?」
「妹様になんて言葉を!」
「めーりんにまたがりたいの。ぎゃおー」
「だめです妹様、そんなはしたない!」
慌てて声をあげた美鈴に、フランは首を傾げた。
「めーりんはさくやにまたがってたよ?」
「あ、あれはその」
「おうまのけーこ?」
「プロレスごっこです」
「いち、にー、さん、だぁー」
「もちろん性的な意味で」
「だぁー?」
フランに意味が通じていないのは幸いである。
「パチュリーがね、こあくまにまたがってたの」
「春ですねえ」
「波留敏夫?」
「マシンガン打線の一番センターは関係ありません」
「パチュリーのみだれうち!」
「弾幕ですか」
「もちろん性的な意味で」
「意味わかってるでしょう妹様!」
純粋無垢な顔をして悪魔である。あ熊だけど。
「おねーさまはパチュリーにまたがりたいって」
「お嬢様もいつも通りですか」
「ねー、めーりんはさくやよりえらいの?」
「偉くないですよ?」
「だって、さくやにまたがってたから」
「昼は私が偉いんです」
「もちろん性的な意味で?」
「妹様は賢いですね」
「えへへー」
なでくりなでくり。着ぐるみはもふもふだ。
「咲夜さんは犬なんです」
「わんわんお?」
「夜はお嬢様の」
「あ、熊の犬~」
「お嬢様の寝ている間は私の」
「いぬにくー」
「キャラが違いますよ妹様」
あっちも赤い妹だが。
「ねーねーめーりん」
「なんですか?」
「パチュリーはこあくまに、おねーさまはパチュリーにまたがって、おねーさまがいちばんえらいんだよね」
「そうですね」
「私がめーりんにまたがれば、おねーさまとどっちがえらい?」
「それは難しいですね」
「私、おねーさまに食べられちゃう?」
「そういう困ったことを言わないでください妹様」
「駒田徳広?」
「マシンガン打線の五番ファーストは関係ありません」
「さくやの したでなめる!」
「こうかは ばつぐんだ!」
「ばつぐんなの?」
「咲夜さんエスパーで私格闘ですから……」
「私とおねーさまは悪だから咲夜よりつよいね!」
「はっ、そういうことか!」
美鈴は走りだした。
「めーりんどーしたの?」
「ちょっと下克上してきます。私格闘で向こうは悪なので」
「こうかは ばつぐんだ!」
「抜群ですね!」
「おねーさまを食べちゃうの?」
「がおー、といただきます」
「がんばれー。ぎゃおー」
フランの笑顔に見送られ、美鈴は館の中へ飛び込んだ。
*
「咲夜、ジャムまん美味しいわね」
「おかわりはいかがですか」
「いただくわ」
ジャムまん美味しいですよね。
……いや、すみません、言ってみたかっただけです
罰としてフラメイを倍プッシュしなさい。
いや、して下さい、お願いします。
そうか…強いベイ○ターズは幻想入りしてたのか…
「したでなめる」はゴースト技だからむしろ咲夜さんに効果抜群ですね
てなわけで咲夜さんなめてくr(殺人ドール
ジャムまんは肉まんと偽られて醤油ぶっかけたのを食わされて以来トラウマ
なるほど咲夜さんはエスパーか
毒男な俺じゃ紅魔郷5面でピチュるわけだ
いいぞもっとやれ
狙ってるのかと思って読んだらある意味本当に狙っていたようなので二度噴いた。
そして和む。
そしてスカ姉妹は飛行タイプも入ってるとしたら美鈴は相性が悪くなるような…
レバ剣的な意味で