「衣玖イク、イグゥゥゥゥゥ!!」
「総領娘様いきなりなんですか!?」
「衣玖のものまねしてみたのよ」
「私はそんな声出したことは」
「昨日の夜、電動マッサージ機、自家発電」
「……総領娘様。ちょっと二人っきりでお話したいことがあるのですが」
「え、ちょと待って。言わない、だれにも言わないから電気按摩の刑だけは許して! アッーー!」
衣玖さんが行く~受難編~
まったく。総領娘様にも困ったものです。
ちょっと気まぐれで総領娘様の家にお泊りして、隣の部屋で総領娘様が寝ていると思うときゅんきゅん来て、気が付いたら汗だくになっていただけじゃないですか。
それは前にも「声大きいね」と言われたことありますよ?
……隣の家のお姉さんにですけれど。
朝の挨拶の時に小声で言われた時は、顔から火が出るかと思いました。
だって仕方ないじゃないですか。
18歳の頃に初めて買った電動マッサージ機(ニトリ作)があまりにも、その……ね?
そういえば18歳くらいの若いとき(今でも若いですよ!?)は総領娘様も小さくて、「イクお姉ちゃん♪」っていつも後ろ付いてきてくれてましたね。
私も「てんしちゃん♪」って呼びながらスカートめくりして素早く潜り込んでスーハースーハーしてました。
あの頃の総領娘様は可愛かったし、甘酸っぱい匂いと味がしたものです。
おっと信仰心が鼻から……これでは紅魔館のメイドや、魔界のメイドと変わらないじゃないですか。
ロリコンとメイドは同意語だと、あの高名なパチュリー・ノーレッジさんの本にも書いてありましたし。
つまり、私はメイドではありませんからロリコンでもありません! Q.E.D. 証明終了。
それはともかくとして私は今、博麗神社に来ております。
正確には神社の縁側の下に潜り込んでいるのですが。
好きでここに潜んでいるわけではもちろんありません。
私としても霊夢さんに早く声をかけたいのですよ?
しかし、今霊夢さんに話しかけることは死を意味します。
だって目が、ギャグマ○ガ日和のうさ○ちゃんと同じ目なのですよ。
何をしているのか気になります? 気になりますよね。気にならないはずが無いです。
だって私は以前気になったので話しかけたら、10回ほどイクハメもとい、逝く破目になりましたから。
その時の霊夢さん曰く
「一秒でも茶葉の蒸しが狂ったらお茶の味が変わるじゃない! さらに次の出涸らしのお茶の味も変わるじゃない!! さらに次の次の……」
えぇ、それが20回ほど続きましたが、空気の読める私は近くに居た黒猫を身代わりにそそくさと帰りましたよ?
なので話しかけるとしたら……ここです! お茶を入れ終わって一口飲んで幸せそうな顔になった今しかありません!
あ、なんか霊夢さんの顔をみたらきゅんきゅんと来ました。
ここはキメセリフで登場しろと私の中の私が言ってます。
――やぁ霊夢君、今日もいい動きしているね。
よし、準備完了。いざ南無三!!
「よぅ霊夢。今日もお茶は出涸らしかい?」
「最近気が付いたのよ。そのへんの雑草って煎じたら美味しいかもしれないってね」
「いやー出涸らし茶うまいな! 4回目くらいがたまらんぜ!」
何なんでしょうこの白黒魔女さんは。
私の愛の告白~じゃなかった、霊夢さんに話しかけるタイミングを奪うとは空気が読めてません!
この場合の雑草はどっちの意味なのか。
本当に草のことなのか、それとも次から次から沸いてくる魔理沙やその他妖怪たちのことなのか。
せめて草のほうであると信じたい。少女の汗成分を含んだ白湯はさすがに飲みたくないですし。幼女なら大歓迎。
昨日、総領娘様のお風呂の残り湯を飲んで絶望しました。数年前までは……くぅっ!
とまぁそんな事も気になりますが、今は少し上げた腰の方が気になります。
胸を地面につけて、お尻を上げてる格好だなんてとても人には見せられません。
でもちょっとでも動いたら気付かれかねませんし……ここは我慢ですね。
本来、我慢とかドMは総領娘様の専売特許なのですが。といってもそうなるように育てたのは私ですけどね!
よし、テンション上がってきたところで二人の会話に耳を傾けましょう。
「あら分かってるじゃない。でも通になると10回目以降のほのかに残っているお茶の味が……」
「その話は今度聞くぜ」
「遠慮しなくてもいいのよ。ちなみに11回目以上は神の領域と言われ……」
「あ、霊夢。リボンが歪んでるぜ。直してやるよ」
「人の話は、ってなに素早い動作で後ろ回りこんでんのよ」
「ほらほら遠慮しなくてもいいんだぜ?」
「い、いいわよ自分でやるから」
「んー……髪の毛巻き込んでるな。一回解くぞ?」
「あっ……」
何ですかこの空気。
魔理沙さんはニコニコしながら、櫛で霊夢さんの髪の毛を梳いてますし、
霊夢さんは顔を赤らめて俯いてますし。両手も膝の上でぎゅっと握って……あ、またきゅんきゅん来ました。
「霊夢の髪の毛って柔らかいな。それにさらさらで羨ましいぜ」
「あんたの髪の毛だって金色で綺麗じゃない。まぁちょっとくせっ毛みたいだけど」
「やっぱり乙女ならさらさらヘアに憧れるんだぜ?」
「なら紫にもらった"とりーとめんと"を分けてあげるわ。7日間で効果抜群なのよ」
「おぉ、それは嬉しいぜ。ところでこのいい香りも"とりーとめんと"の効果なのか?」
「ちょ、嗅がないでよっ! 恥ずかしいじゃない……」
「いいじゃないかちょっとくらい。ん~頬に当てるとさらさらして気持ちいいぜ~。ずっとこうしてたいくらいだ」
「やめ、いい加減にしなさいよ!?」
「あと5分~」
「あんたねぇ……はぁ。本当に5分だけだからね」
百合の花が当たり一面に舞っているのが見えるのは私だけでしょうか?
二人だけの時ってこんなことしてたんですね。
いつもはアリスさんか萃香さんが一緒に居るから、ドタバタとしているイメージしかありませんでした。
さて、空気の読める私は気付かれないように抜け出しますか。
持ち上げた腰もそろそろ痛くなってきましたしね。
では霊夢さんが余所見している間に……あ、髪の毛を下ろした霊夢さんかわいい。さっき以上に幸せそうな顔をして……
だめ。もうきゅんきゅんが限界でちょっとの刺激で溢れ出そうです。
そして何故このタイミングで足にふわふわしたモノが当たってるんでしょう?
具体的に言うと猫の毛みたいな。さらに具体的に言うと二本の尻尾がある黒猫の毛みたいな。
足に当たってるという事はスカートの中に入っているということですよね? いつのまに……
や、ちょっと内股をスンスンとにおがないでください! 色々な意味で今危険ですから! どう危険かは言えませんけど!
近いです! デンジャーゾーンにすごく近いです! というか鼻先が当たってます! それ以上されると……
「にゃ~ん☆(ペロ♪)」
「ウェイクアップフィーーーバーーーー!!」
バリバリバリーーーーーー!!
「ニ"ャニ"ャニ"ャニ"ャニ"ャ!!!!」
「きゃああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
「だぜぜぜぜぜぜぜぜぜぜぜ!!!?」
あぁ……きゅんきゅんが溢れ出てしまいました。
だから言ったじゃないですか危険ですって。
言ってなくて思っただけですけど、それくらい空気を読んで分かってください。
ほら霊夢さんの綺麗な髪が全部逆立ってスーパー野菜人みたいになってます。
魔理沙さんなんかもう色的に、スーパー野菜人ですよね。
さて、この惨状どうしましょうか。
いつかのように黒猫に責任を押し付けようにも、焦げてますから無理ですし。
というか黒いから焦げてるかどうか分かりにくいですね。
でもこの状態を見ていると不思議と沸いてくる気持ちがありますね。
なんて言うんでしょうか。たしかこの気持ちを表す言葉があったはずです。
そうそうアレですよ!
「すっきり♪」
「総領娘様いきなりなんですか!?」
「衣玖のものまねしてみたのよ」
「私はそんな声出したことは」
「昨日の夜、電動マッサージ機、自家発電」
「……総領娘様。ちょっと二人っきりでお話したいことがあるのですが」
「え、ちょと待って。言わない、だれにも言わないから電気按摩の刑だけは許して! アッーー!」
衣玖さんが行く~受難編~
まったく。総領娘様にも困ったものです。
ちょっと気まぐれで総領娘様の家にお泊りして、隣の部屋で総領娘様が寝ていると思うときゅんきゅん来て、気が付いたら汗だくになっていただけじゃないですか。
それは前にも「声大きいね」と言われたことありますよ?
……隣の家のお姉さんにですけれど。
朝の挨拶の時に小声で言われた時は、顔から火が出るかと思いました。
だって仕方ないじゃないですか。
18歳の頃に初めて買った電動マッサージ機(ニトリ作)があまりにも、その……ね?
そういえば18歳くらいの若いとき(今でも若いですよ!?)は総領娘様も小さくて、「イクお姉ちゃん♪」っていつも後ろ付いてきてくれてましたね。
私も「てんしちゃん♪」って呼びながらスカートめくりして素早く潜り込んでスーハースーハーしてました。
あの頃の総領娘様は可愛かったし、甘酸っぱい匂いと味がしたものです。
おっと信仰心が鼻から……これでは紅魔館のメイドや、魔界のメイドと変わらないじゃないですか。
ロリコンとメイドは同意語だと、あの高名なパチュリー・ノーレッジさんの本にも書いてありましたし。
つまり、私はメイドではありませんからロリコンでもありません! Q.E.D. 証明終了。
それはともかくとして私は今、博麗神社に来ております。
正確には神社の縁側の下に潜り込んでいるのですが。
好きでここに潜んでいるわけではもちろんありません。
私としても霊夢さんに早く声をかけたいのですよ?
しかし、今霊夢さんに話しかけることは死を意味します。
だって目が、ギャグマ○ガ日和のうさ○ちゃんと同じ目なのですよ。
何をしているのか気になります? 気になりますよね。気にならないはずが無いです。
だって私は以前気になったので話しかけたら、10回ほどイクハメもとい、逝く破目になりましたから。
その時の霊夢さん曰く
「一秒でも茶葉の蒸しが狂ったらお茶の味が変わるじゃない! さらに次の出涸らしのお茶の味も変わるじゃない!! さらに次の次の……」
えぇ、それが20回ほど続きましたが、空気の読める私は近くに居た黒猫を身代わりにそそくさと帰りましたよ?
なので話しかけるとしたら……ここです! お茶を入れ終わって一口飲んで幸せそうな顔になった今しかありません!
あ、なんか霊夢さんの顔をみたらきゅんきゅんと来ました。
ここはキメセリフで登場しろと私の中の私が言ってます。
――やぁ霊夢君、今日もいい動きしているね。
よし、準備完了。いざ南無三!!
「よぅ霊夢。今日もお茶は出涸らしかい?」
「最近気が付いたのよ。そのへんの雑草って煎じたら美味しいかもしれないってね」
「いやー出涸らし茶うまいな! 4回目くらいがたまらんぜ!」
何なんでしょうこの白黒魔女さんは。
私の愛の告白~じゃなかった、霊夢さんに話しかけるタイミングを奪うとは空気が読めてません!
この場合の雑草はどっちの意味なのか。
本当に草のことなのか、それとも次から次から沸いてくる魔理沙やその他妖怪たちのことなのか。
せめて草のほうであると信じたい。少女の汗成分を含んだ白湯はさすがに飲みたくないですし。幼女なら大歓迎。
昨日、総領娘様のお風呂の残り湯を飲んで絶望しました。数年前までは……くぅっ!
とまぁそんな事も気になりますが、今は少し上げた腰の方が気になります。
胸を地面につけて、お尻を上げてる格好だなんてとても人には見せられません。
でもちょっとでも動いたら気付かれかねませんし……ここは我慢ですね。
本来、我慢とかドMは総領娘様の専売特許なのですが。といってもそうなるように育てたのは私ですけどね!
よし、テンション上がってきたところで二人の会話に耳を傾けましょう。
「あら分かってるじゃない。でも通になると10回目以降のほのかに残っているお茶の味が……」
「その話は今度聞くぜ」
「遠慮しなくてもいいのよ。ちなみに11回目以上は神の領域と言われ……」
「あ、霊夢。リボンが歪んでるぜ。直してやるよ」
「人の話は、ってなに素早い動作で後ろ回りこんでんのよ」
「ほらほら遠慮しなくてもいいんだぜ?」
「い、いいわよ自分でやるから」
「んー……髪の毛巻き込んでるな。一回解くぞ?」
「あっ……」
何ですかこの空気。
魔理沙さんはニコニコしながら、櫛で霊夢さんの髪の毛を梳いてますし、
霊夢さんは顔を赤らめて俯いてますし。両手も膝の上でぎゅっと握って……あ、またきゅんきゅん来ました。
「霊夢の髪の毛って柔らかいな。それにさらさらで羨ましいぜ」
「あんたの髪の毛だって金色で綺麗じゃない。まぁちょっとくせっ毛みたいだけど」
「やっぱり乙女ならさらさらヘアに憧れるんだぜ?」
「なら紫にもらった"とりーとめんと"を分けてあげるわ。7日間で効果抜群なのよ」
「おぉ、それは嬉しいぜ。ところでこのいい香りも"とりーとめんと"の効果なのか?」
「ちょ、嗅がないでよっ! 恥ずかしいじゃない……」
「いいじゃないかちょっとくらい。ん~頬に当てるとさらさらして気持ちいいぜ~。ずっとこうしてたいくらいだ」
「やめ、いい加減にしなさいよ!?」
「あと5分~」
「あんたねぇ……はぁ。本当に5分だけだからね」
百合の花が当たり一面に舞っているのが見えるのは私だけでしょうか?
二人だけの時ってこんなことしてたんですね。
いつもはアリスさんか萃香さんが一緒に居るから、ドタバタとしているイメージしかありませんでした。
さて、空気の読める私は気付かれないように抜け出しますか。
持ち上げた腰もそろそろ痛くなってきましたしね。
では霊夢さんが余所見している間に……あ、髪の毛を下ろした霊夢さんかわいい。さっき以上に幸せそうな顔をして……
だめ。もうきゅんきゅんが限界でちょっとの刺激で溢れ出そうです。
そして何故このタイミングで足にふわふわしたモノが当たってるんでしょう?
具体的に言うと猫の毛みたいな。さらに具体的に言うと二本の尻尾がある黒猫の毛みたいな。
足に当たってるという事はスカートの中に入っているということですよね? いつのまに……
や、ちょっと内股をスンスンとにおがないでください! 色々な意味で今危険ですから! どう危険かは言えませんけど!
近いです! デンジャーゾーンにすごく近いです! というか鼻先が当たってます! それ以上されると……
「にゃ~ん☆(ペロ♪)」
「ウェイクアップフィーーーバーーーー!!」
バリバリバリーーーーーー!!
「ニ"ャニ"ャニ"ャニ"ャニ"ャ!!!!」
「きゃああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
「だぜぜぜぜぜぜぜぜぜぜぜ!!!?」
あぁ……きゅんきゅんが溢れ出てしまいました。
だから言ったじゃないですか危険ですって。
言ってなくて思っただけですけど、それくらい空気を読んで分かってください。
ほら霊夢さんの綺麗な髪が全部逆立ってスーパー野菜人みたいになってます。
魔理沙さんなんかもう色的に、スーパー野菜人ですよね。
さて、この惨状どうしましょうか。
いつかのように黒猫に責任を押し付けようにも、焦げてますから無理ですし。
というか黒いから焦げてるかどうか分かりにくいですね。
でもこの状態を見ていると不思議と沸いてくる気持ちがありますね。
なんて言うんでしょうか。たしかこの気持ちを表す言葉があったはずです。
そうそうアレですよ!
「すっきり♪」
個人的には大歓迎だが、いいのかこれ?
「甘酸っぱい匂いと味」…………味?!
猫の舌は直接だとザラザラして大変危険ですが、一枚間に挟むとちょうどいい感じなのですね。勉強になります。
自家発電でいつでもどこでも電動マッサージ器が使えるのか……いいな。
おいぃぃいぃい!!!!!何やってんだwww
すっきり♪じゃないよwww
あと、このお話はセーフの範囲?
ちょ、こいすはshれんならんでそ?
俺っちのまたにてぃ~がウェイクアップフィーバーしちまってんじゃないすか
衣玖「総領娘様の健康状態を調べる為です!」
>猫の舌は直接だとザラザラして大変危険ですが、一枚間に挟むとちょうどいい感じなのですね。
衣玖「どこを指して直かは分かりませんが、あえて言うならば私は先っぽに蜂蜜をつけて舐めさせるのが好きですね(指ですよ?)」
>自家発電でいつでもどこでも電動マッサージ器が使えるのか……いいな。
衣玖「でも電動よりも生のほうがいいので、今度霊夢さんにしてもらいに行ってきます(指圧ですよ?)」
>おいぃぃいぃい!!!!!何やってんだwww
衣玖「何って……正しい衣玖流教育ですよ? あ、ちなみにわがままに育ったのは私のせいではないですからね?」
>あと、このお話はセーフの範囲?
衣玖「私の頭の中くらいセーフですよ?」
>ちょ、こいすはshれんならんでそ?
>俺っちのまたにてぃ~がウェイクアップフィーバーしちまってんじゃないすか
カカッっと投稿してしまったから、時すでに時間切れ。
さぁそのまたにてぃ~ぱうわーを糧にSSを投稿する作業にもどるんだ!
>ギリギリセーフ…かこれ!?
衣玖「作者の頭の中くらいセーフですよ?」
>駄目だwwウェイクアップフィーバーで吹いたww
>衣玖さんww5さんと同じくウェイクアップヒィーバーに吹いたw
衣玖「場合よって馬鹿犬とかお魚天国とか口下手とかもありますよ? あまり使われることはありませんが(本編的な意味で)」