「最近思ったんだけど、小悪魔の尻と私の顔って間に空間があるだけじゃない?
だからその空間をうまく制御すれば私の顔は常にお尻に包まれてるのと同義じゃないかしら」
「間にあるスカートとかぱんつとかはどうなのよ」
「? タイトスカートがないと味気ないじゃない」
「さいでっか」
レミリアは諦めたようにテーブルに突っ伏した。
まあいい。パチュが意味のわからないことを言い出すのは珍しいことではない。
自分の言い出したアイデアが気に入ったのか、ぎゅんぎゅん頭を回転させ始めた親友(らしきもの)を横目で見ながら
レミリアは自分を諦めさせる作業に入った。
一週間後。
パチュリーは本棚でふりふりゆれる小悪魔の尻を凝視していた。
(一発で決めるっ)
一週間の不眠不休は今日のためにあったのだ。
レミリアの冷たい目にも負けず、小悪魔が心配するのもなだめて。
パチュリーは、今までの人生でも五指に入る集中を見せていた。
パチュリーはまず自分の顔と小悪魔の間にある物質を把握することからはじめた。
扱うのは魔体と気体。
自分の望む結果を実現させるには、魔体と気体をきちんと解析することが重要となる。
なぜなら、パチュリーは魔法によって魔体は制御できるが、気体を直接操ることはできないのだ。
パチュリーに物理的に触れることができるのは気体のみである以上、魔気の両方を高い精度で計算する必要がある。
よって、
(気魔二層流をシミュレートすることが肝要っ)
ゆっくりとパチュリーの目に二層の流れが見えてきた。
たゆたう流れに満足げにうなずくと、それを数値解析により詳しく解析する。
特に重要な流れの速度ポテンシャルを解析し終えると、
(魔体に入力を行って私の顔周りの気体を制御)
今回の制御ではここが最も難しい。
特にパチュリーは直接気体を制御できないために、魔体、気体の相互作用を伴う膨大な計算量をこなす必要がある。
それは実用上、ほぼ無理であることはパチュリーにもわかっていた。
だが、諦めるわけにはいかない。悩んだパチュリーが採用したのは、とあるアイデアであった。
格子分割による空間の制圧である。
そのアイデアは、やはり、小悪魔の尻にあった。
行き詰っていたパチュリーが、何時ものように尻に救いを求めて凝視しているときに気づいたのだ。
(タイトスカートの生地って、実は結構荒い!)
普段ならばふんふん鼻息が荒くなるだけだったかもしれないが、常にテーマが頭なの片隅にあるときの研究者はモノが違う。
(もし、あの生地の網目、一つ一つを味わえたならっ)
こうした執念が実を結んだのが、格子分割再現法である。
手順は簡単だ。
まず小悪魔の尻までの距離を有限の格子に分割する。
そして自らの顔の近くの魔体によびかけるのだ。
「お前、尻だろう?」
最初はいや、私はあくまで一介の魔力であります、という顔をしている魔体も、
パチュリーの説得後には、あ、俺尻かも。というくらいに変わってしまう。
あとはそれを繰り返せばよい。
「お前、尻だろう?」
「お前、尻だろう?」
「お前、尻だろう?」
そして気がつくと、パチュリーの前には。
(ああっ……)
空間が尻へと変貌していた。
思う存分に空間に頬ずりするパチュリー。
無理もない。不眠不休で目指した境地がここにある。
パチュリーはそのまま意識を失うまで尻に包まれていた。
だからその空間をうまく制御すれば私の顔は常にお尻に包まれてるのと同義じゃないかしら」
「間にあるスカートとかぱんつとかはどうなのよ」
「? タイトスカートがないと味気ないじゃない」
「さいでっか」
レミリアは諦めたようにテーブルに突っ伏した。
まあいい。パチュが意味のわからないことを言い出すのは珍しいことではない。
自分の言い出したアイデアが気に入ったのか、ぎゅんぎゅん頭を回転させ始めた親友(らしきもの)を横目で見ながら
レミリアは自分を諦めさせる作業に入った。
一週間後。
パチュリーは本棚でふりふりゆれる小悪魔の尻を凝視していた。
(一発で決めるっ)
一週間の不眠不休は今日のためにあったのだ。
レミリアの冷たい目にも負けず、小悪魔が心配するのもなだめて。
パチュリーは、今までの人生でも五指に入る集中を見せていた。
パチュリーはまず自分の顔と小悪魔の間にある物質を把握することからはじめた。
扱うのは魔体と気体。
自分の望む結果を実現させるには、魔体と気体をきちんと解析することが重要となる。
なぜなら、パチュリーは魔法によって魔体は制御できるが、気体を直接操ることはできないのだ。
パチュリーに物理的に触れることができるのは気体のみである以上、魔気の両方を高い精度で計算する必要がある。
よって、
(気魔二層流をシミュレートすることが肝要っ)
ゆっくりとパチュリーの目に二層の流れが見えてきた。
たゆたう流れに満足げにうなずくと、それを数値解析により詳しく解析する。
特に重要な流れの速度ポテンシャルを解析し終えると、
(魔体に入力を行って私の顔周りの気体を制御)
今回の制御ではここが最も難しい。
特にパチュリーは直接気体を制御できないために、魔体、気体の相互作用を伴う膨大な計算量をこなす必要がある。
それは実用上、ほぼ無理であることはパチュリーにもわかっていた。
だが、諦めるわけにはいかない。悩んだパチュリーが採用したのは、とあるアイデアであった。
格子分割による空間の制圧である。
そのアイデアは、やはり、小悪魔の尻にあった。
行き詰っていたパチュリーが、何時ものように尻に救いを求めて凝視しているときに気づいたのだ。
(タイトスカートの生地って、実は結構荒い!)
普段ならばふんふん鼻息が荒くなるだけだったかもしれないが、常にテーマが頭なの片隅にあるときの研究者はモノが違う。
(もし、あの生地の網目、一つ一つを味わえたならっ)
こうした執念が実を結んだのが、格子分割再現法である。
手順は簡単だ。
まず小悪魔の尻までの距離を有限の格子に分割する。
そして自らの顔の近くの魔体によびかけるのだ。
「お前、尻だろう?」
最初はいや、私はあくまで一介の魔力であります、という顔をしている魔体も、
パチュリーの説得後には、あ、俺尻かも。というくらいに変わってしまう。
あとはそれを繰り返せばよい。
「お前、尻だろう?」
「お前、尻だろう?」
「お前、尻だろう?」
そして気がつくと、パチュリーの前には。
(ああっ……)
空間が尻へと変貌していた。
思う存分に空間に頬ずりするパチュリー。
無理もない。不眠不休で目指した境地がここにある。
パチュリーはそのまま意識を失うまで尻に包まれていた。
論文発表したのか…尻しか書いてないこれを…
日本語でおk (文系的な意味で)
天才と馬鹿は紙一重と云う言葉の意味がわかった気がします。
だがそんなパチュリーはこの作品のパチュリーではない。
そこをどう説得すれば尻になるのか(笑)
…とりあえず腹筋返してくだしぁ(笑)
( ゚∀゚)!!
やっぱアステルパームさんのパチェこあは期待を裏切らないなぁ
あと変態
次号のmagicも期待してます。
「お前、尻だろう?」
「お前、尻だろう?」
死ぬほど笑ったw