【はじめに】
・SSというより設定集的な感じです。そういうのが許せない人は回れ右を推奨します。
事の始まりは、紫と諏訪子が戦いあったことから始まった。紫のスペル、廃線「ぶらり廃駅下車の旅」が発動し、諏訪子は電車にはねられた。ふっ飛ばされながらも諏訪子は、自分と同じ匂いを紫から感じとっていた。決着がついた後に問いただして見れば案の定、紫は鉄道ファンであり、よく外の世界のローカル線に変装しながら乗って一人旅をしているらしい。諏訪子もまた、外の世界に居たことは変装して幼女になりきり日本中の路線を乗り潰した経歴を持つ。つまり、同じ『鉄子』だったというわけだ。
「今の幻想郷には鉄道分が足りない!作ろうよ!」
「御意ですわ!!」
会議は一瞬で終わった。諏訪子の神の力、河童の技術力、そしてスキマのチート力を駆使し、幻想郷中に鉄道が張り巡らされ、人々の生活に根付いた。
これから、各路線と沿線の様子をそれぞれ紹介していく。
―――――――――紅魔線――――――――――
博麗神社駅から湖の周辺を通り、紅魔館の内部を進んでレミリア寝室前を終点とする路線。近年開放的となってきた紅魔館へと訪れるための交通手段となっている他、紅魔館の者(特にレミリア)が博麗神社へと向かうためにもよく用いられている。紅魔館の入り口である紅駅にて、門番兼駅長を務める紅美鈴による入館審査が行われるが、それは非常に簡易なものであり本人の人の良さもあいまってよほどのことが無い限りは入館を許される。その後は図書館駅、十六夜駅を経て終点であるレミリア寝室前へ到着する。なお、10本に1本図書館駅を出た後地下室のフラン地下室前へと続く電車が発車する。ここから地下鉄地霊殿線に乗り換えが可能なので需要はあるものの、間違えて乗ってしまいフランドールの遊び相手となってしまうことも珍しくはないようである。
博麗神社
↓
総七日
↓
丸九(丸九線、冥界線乗り換え)
↓
紅
↓
図書館前(フラン寝室前行き乗り換え)
↓
十六夜
↓
レミリア寝室前
図書館前
↓
小亜
↓
フラン寝室前(古明地線乗り換え)
――――――――――冥界線――――――――――
博麗神社駅を起点とし、丸九駅までは紅魔線と並んで走る。(ただし、総七日駅は通過する。)その後、白岩駅、橙駅、マガトロ駅、虹川駅、冥界入り口駅を経て、終点である白玉楼駅へと到達する。乗り換え駅が非常に多く、橙駅、マガトロ駅、虹川駅がそれぞれ別の路線の起点駅となっているため非常に利用者が多いが、終点の白玉楼駅まで乗る客はめったにいない。しかし、ガラガラに見える車内の中には実はたくさんの亡霊達も乗っているとかいないとか……
博麗神社
↓
丸九(紅魔線乗り換え)
↓
白岩(丸九線乗り換え)
↓
橙(八雲線乗り換え)
↓
マガトロ(魔界線乗り換え)
↓
虹川(彼岸線乗り換え)
↓
冥界入り口
↓
白玉楼
――――――――――八雲線――――――――――
橙駅を起点とし、藍駅、そして終点の紫駅へ到達する。3駅しかない過疎路線でほとんど利用客はおらず、電車の本数も1日に10本あるかないかという少なさである。しかし、朝と夕方の電車には八雲家に遊びにいく橙の友人達で車内がにぎわう。また、紫自身が鉄子なためスキマを使わずわざわざ電車を使って行く姿がたびたび目撃されている。
橙(冥界線乗り換え)
↓
藍
↓
紫
――――――――――永夜線―――――――――
博麗神社駅を起点とし、離来(りぐる)駅、屋台前駅を経て上白沢駅へと着く。この上白沢駅は人間達の利用者が集まるターミナル駅であり、博麗神社駅の次に栄えている。その後も路線は続き藤原駅、因幡駅、鈴仙駅、永遠亭診療所駅を経て終点である蓬莱山駅へと到達する。人里と永遠亭を繋ぐ重要な路線となっていて、特に風邪が流行る時期などは車内が患者でいっぱいになるのでうつされないように注意が必要である。また人里と博麗神社を繋ぐ路線でもあり霊夢は大歓迎したのであるが、こちらは利用者はあまりおらず博麗神社~上白沢間と上白沢~永遠亭診療所との間で乗客の数がまるで違うといった現象が起きている。ちなみに、永遠亭診療所~蓬莱山間の乗客はほとんどいない。利用するのは藤原駅から電車に乗って襲撃にやってくる妹紅と、永淋の元へと向かう輝夜のみである。
博麗神社
↓
離来(丸九線乗り換え)
↓
屋台前
↓
上白沢(守矢線乗り換え)
↓
藤原
↓
因幡(星蓮都市モノレール乗り換え)
↓
優曇華院
↓
永遠亭診療所
↓
蓬莱山
――――――――――彼岸線―――――――――
虹川駅を起点とし、白春駅、黒春駅、三途の川駅を経て終点の裁判所駅へと到達する路線。和気藹々とした他の路線とは違い、目的地が目的地なため車内は非常に陰鬱とした空気に包まれている。しかし小野塚小町が通勤のために利用する際にはその雰囲気もいくぶんか和らぐ。電車が通じたことにより小町の橋渡しという役割が薄れてしまったが、本人は楽できるということであまり気にしていないようだ。
虹川(冥界線乗り換え)
↓
白春
↓
黒春
↓
三途の川
↓
裁判所
――――――――――守矢線――――――――――
上白沢駅を起点とし、秋駅、鍵山駅、河城駅、犬走駅、射命丸駅と妖怪の山を上っていき、終点の守矢神社へと到達する路線。守矢神社と人里を結ぶ路線であり、永夜線の博麗神社~上白沢間よりも距離があるにも関わらず利用客はこちらの方が多い。基本的に上白沢駅と守矢神社駅だけで乗客の九割を担っており、途中の4駅は地元に住む妖怪しか利用しておらず、そうでない者が降りても山の中で何もない上に下手したら侵入者とみなされ排除される危険もある。それでも一部のファンからは秘境駅として人気があり、守矢神社目的でなく美しい景色を楽しむために乗るといったローカル線ならではの光景もみられる。
上白沢(永夜線乗り換え)
↓
秋(丸九線乗り換え)
↓
鍵山
↓
河城
↓
犬走
↓
射命丸
↓
守矢神社(星蓮都市モノレール乗り換え)
――――――――――魔界線――――――――――
マガトロ駅を起点とし、霧雨駅、森近駅と魔法の森の各地を巡った後、皿駅、雪舞駅、パンデモニウム入り口と経て終点の神綺駅へ到着する。幻想郷の外へと通じる電車はこれと星蓮都市モノレールだけである。本来作る予定は無かったものの神綺がダダをこねむりやり作ったのである。全ては幻想郷のアリス宅へ電車一本で向かえるようにするために。
マガトロ(冥界線乗り換え)
↓
霧雨
↓
森近
↓
皿
↓
雪舞
↓
パンデモニウム入り口
↓
神綺(星蓮都市モノレール乗り換え)
―――――地下鉄地霊電鉄(地霊殿線・古明地線・旧地獄線)―――――
博麗神社を起点とし、伊吹駅の後地底へと進んでいく。桶駅、水橋駅、星熊駅を経て地霊殿前駅に到達する。この後は覚、小石、洩矢、八坂と続き守矢神社へと繋がる古明地線と、火焔猫駅、空駅を経てフラン寝室前へ通じる旧地獄線とに分かれる。これらの路線は他の路線が完成した後に作られた。そのため、他の路線よりも他の路線への接続を意識した路線となっている。特に古明地線とフラン寝室前が繋がったことは大きなサプライズであり、これまで避けられていた駅の知名度と利用頻度が一気にあがる結果となった。
【地霊殿線】
博麗神社
↓
伊吹
↓
桶(丸九線乗り換え)
↓
水橋
↓
星熊
↓
地霊殿前(古明地線、旧地獄線乗り換え)
【古明地線】
地霊殿前
↓
覚
↓
小石
↓
洩矢
↓
八坂
↓
守矢神社(守矢線、星蓮都市モノレール乗り換え)
【旧地獄線】
地霊殿前
↓
火焔猫
↓
空
↓
フラン寝室前(紅魔線乗り換え)
――――――――――丸九線――――――――――
こちらも他の路線が完成した後に作られた路線。環状線となっており、起点、終点は存在しない。総七日駅、丸九駅、白岩駅、離来駅、屋台前駅、秋駅、桶駅、黒谷駅と続き再び総七日駅へと戻ってくる。この路線が作られる以前は博麗神社駅が乗り換えのターミナル駅となっており、路線から別路線へ乗りかえるためには必ず博麗神社を通るという構図になっていた。始めは人がたくさんやってくると喜んでいた霊夢であったが、利用者が増えるにつれ負担が大きくなっていった。その負担を和らげる目的で作られたのがこの路線である。各路線の比較的始点から近い駅を環状に結ぶことで、他路線への乗り換えがしやすくなった。前述したとおり始点・終点が存在しないため、列車はずっとぐるぐる回り続ける。
総七日
↓
丸九(紅魔線乗り換え)
↓
白岩(冥界線乗り換え)
↓
離来(永夜線乗り換え)
↓
秋(守矢線乗り換え)
↓
桶(地霊殿線乗り換え)
↓
紅(紅魔線乗り換え)
↓
総七日
星蓮都市モノレール
最も新しく出来た鉄道であり、輸送は船を利用している。ワープ機能もついているため、妖怪の山~天界~魔界~人里というダイナミックな路線となってる。もはや鉄道ではないと言ってはならない。守矢神社を起点とし、名図駅、多々良駅、永江駅を経て天界入り口駅に着く。その後雲居駅、水蜜駅と続き因幡で永夜駅と接続した後、寅丸駅、封獣駅と続きワープして魔界線の神綺駅と接続する。寅丸駅、再び魔界線と分かれた後は再びワープして地上に出て人里に入り命蓮寺駅、そして終点の上白沢駅へと到着する。路線の長さ、駅の長さは全路線で一番であるが、船であること、そしてワープ機能を使っていることから所要時間は短く、守矢線を始点から終点まで乗り継ぐよりも早く上白沢駅に着くことが可能。しかしネックなのは料金の高さである。最新の技術を用いた路線であるので値段が高く、そのため時間がかかるにも関わらず守矢線を使う者の方が多い。始点から終点まで乗ると、守矢線の3倍の金額がかかるのだ。
守矢神社(守矢線、古明地線乗り換え)
↓
名図
↓
多々良
↓
永江
↓
天界入り口
↓
雲居
↓
水蜜
↓
因幡(永夜線乗り換え)
↓
寅丸
↓
封獣
↓
神綺(魔界線乗り換え)
↓
命蓮寺
↓
上白沢(永夜線、守矢線乗り換え)
――――――――――博麗神社駅――――――――――
これで全路線の紹介が終わった。最後に、多くの駅の起点となっている博麗神社駅を紹介する。この駅は紅魔線、冥界線、八雲線、地霊殿線の起点駅であるが、この駅自体はどの路線にも属していない。あらゆる路線の乗り換え駅が必要になった際に霊夢が自ら手をあげこの駅がJR東方の中心的駅となった。人が増えることで賽銭が増えるのではないかという狙いがあったためである。しかし実際は皆乗り換えに必死で博霊神社駅で降りる者はあまりおらず、賽銭もそれほど変わっていない。丸九線が出来たことからこの駅も落ち着きを取り戻し、今では霊夢も今まで通りのだらけた生活を送っている。
「ていうか、電車なんか使わなくても飛んだ方が早いし。」
そんなことは思っていても言ってはならない。例え遅くとも、電車に乗るということ自体がロマンなのである。
了
多分毎日人身事故 JR東方
>多分毎日人身事故 JR東方
えらいこっちゃwwwww
水橋とか多々良はどっかにありそうだ。離来も。
「外の世界に居たことは変装して幼女になりきり」居たときはでしょうか。
さっき人身事故起こされました。投稿した瞬間噴いたww
路線図が本格的すぎて保存余裕でした
でも、これは人によって評価が両極端になりそうだわな
そんでもって山の近くを通る守谷線が射命丸による強風でよく止まる中央線、と。
しかし彼岸線は夏場にアイスがよく売れるからいいじゃないですか。
総七日がパチュリーの事かと思ってた自分が恥ずかしっ
嫌いではないけどオタは勘弁してくれ…
写真取り巻くって駅を占拠するのは止めてくれとしかいいようがない下手な暴動よりひどいことなるし
お客様混雑で遅延とか放送したくないんですから。
しかし文中にある黒谷駅が路線図に無いような
電車ごっこしたひ
日本の苗字てそのまま駅名にしても違和感無いのですね
検索かけても見れません…orz
すずらん畑と太陽の花畑をどこかと繋いであげて(泣)魅魔さまはずっと電車に乗ってそう
・永「淋」の元へと
東部伊勢崎線だけど。
で気づいた後で吹き出しました
ただまぁ、オタクとして一般人に迷惑かけるのはいくない・・・。
冥界線:103系 体質改善車(全線)博麗神社駅から丸九駅まで快速。
八雲線:東急3000系(全線) 終日ワンマン運転。
永夜線:205系(永遠亭診療所~蓬莱山間以外の全線) クモハ123-1系(永遠亭診療所~蓬莱山間のみの運用)
彼岸線:キハ120系(全線)月一運休あり。
守矢線:115系(長野色)(全線)
魔界線:105系(全線)
地下鉄地霊電鉄:営団01系 (全線)致しフラン寝室前行きの列車はスカート、パンタ等強化仕様。
丸九線:2⑨系(209) 京浜東北線仕様 (水色)(全線)
星蓮都市モノレール:MRM100 超体質改善車(全線)
全車両、博霊神社前総合車両所所属(東ハク)
・・・と妄想してみる。
橙→藍→紫が妙に笑える
総ー七日ーwww
次は「月の都駅」をお願いします。(999的な意味で)
正直鉄道には詳しくないのですが、楽しめました!
橙→藍→紫はなんかいいですね~