Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

キャプテンムラサ!

2010/02/14 10:20:29
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「錨は友達! 怖くない!」

 おぉっと! 一輪君吹っ飛ばされたー!


 
 命蓮寺の面々は、日頃の運動不足を解消すべく、フットサルに励んでいた。
 小柄でニヒルな司令塔、ナズーリン。
 暴走機関車、キャプテンムラサ。
 ゴールは任せろ、雲居一輪。
 頼れる点取り屋、寅丸星。
 全てのポジションをそつなくこなす、聖白蓮。

 ついに彼女らは、幻想郷最強のフットサルチームを賭けて、紅魔館レッズと戦うのだった。



「だめだよ一輪! 紅魔館の連中はこんなもんじゃないよ!」
「うるせぇ馬鹿。ルールぐらい……守……れ……」

 一輪はそう言い残し、血を吐いて動かなくなった。
 
「いちりーん!」
「ダメね、骨が折れてるわ……。これじゃ、紅魔館の戦いには」

 白蓮が首を振り、ナズーリンはゼッケンを叩きつけた。

「最初から無茶だったんだよ……! 私たちが優勝するなんて」
「ナズ!」
「ご主人だってわかってるだろう! ぬえがいないと勝ち目がないってことぐらい」
「ぬえは、必ず帰ってくる。信じて待ってやろうって誓ったじゃないか」
「はんっ! 鵺だからって雷獣シュートを完成させるって夢物語じゃないか! 試合は明日なんだぞ!」

 命蓮寺の絶対的エース、封獣ぬえを欠いたままでは、SGGK(スーパーがんばりやゲートキーパー)紅美鈴の守る紅魔館チームに勝つことはできない。

「うろたえるな、! ぬえは私たちと約束したんだよ! きっと帰ってくる」
 
 一輪は静かに息を引き取った。



「前半だけで152:0……これは決まったわね」
「ええ。案外つまらなかったわね」

 大会主催の八雲紫と西行寺幽々子は、時間を止めてはゴールを決める紅魔館チームを最初から失格にすべきだったと後悔していた。
 
「ふん。もう終わりだよ。私たちじゃ最初から無理だったんだ。紅魔館チームに勝つなんて」
「ナズ……」
「152点差だよ!? もはやフットサルの点数じゃないでしょこれ!?」
「ごめんナズ。私が不甲斐ないばっかりに」
「ご主人……。いいんだ。私が悪かったよ」

 意気消沈する命蓮寺の面々の中で、ムラサだけがまだ試合を諦めてはいなかった。

「試合は終わるまでわからない。諦めなきゃ、何かが起こる!」
「その通り!」

 思わぬ方向からの声に、命蓮寺の面々は振り返った。
 
「待たせたねみんな……! 雷獣シュートが完成したよ!」
「N・U・E!!」
「私も居るよ!!」
「一輪!! 死んだはずじゃ!!」
「私が守らなきゃ、命蓮寺の皆を誰が守るっていうのさ!!」
「さあ行こう!! 後半戦だ!!」

 そう言ってムラサは、笑顔で雲山をゴールキーパーとして送りこんだのだった。
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
僕もキャプ翼大好きです。
2.名前が無い程度の能力削除
キャプ翼芸人乙。ガッツが足りない!
3.名前が無い程度の能力削除
時間を止めるなw
4.ぺ・四潤削除
ゴールの中に雲山をみっちり詰めれば時を止めてもどうにもならんが
一輪wwwwwwwwwww (涙
5.名前が無い程度の能力削除
色々ひでぇwww
6.名前が無い程度の能力削除
ムラサがタイトルの割りには目立ってない…
7.名前が無い程度の能力削除
もうわけわからねえ(誉め言葉)
8.奇声を発する程度の能力削除
キャプ翼wwwwwww
9.ずわいがに削除
これはフットサルではない、戦争だ
10.名前が無い程度の能力削除
うん、取り敢えず作者、毛を刈るからこっちにおいでなさい
錨は友達って無理だから~
11.名前が無い程度の能力削除
ホイッスルなって即ゴールしてまたボールを真ん中に持ってきてすぐ始めてのループを繰り返して45分たったら地味に152点くらいになるんだな

…え?命蓮寺もう無理じゃね?
12.名前が無い程度の能力削除
紅魔館ずりいwwww
あれ?でもそれって咲夜さん以外いらな( 紅球「スカーレットシュート」
13.名前が無い程度の能力削除
いやwwwわかりきってただろwwwなぜ止めなかったwww
14.名前が無い程度の能力削除
だが後半の敵のゴールにはレティの姿が!
15.名前が無い程度の能力削除
ここまで酷いの久々に見たwwwww