「ナズーリン、ナズーリン」
「やぁやぁ、どうしたんだいご主人」
「正座用のイスをなくしてしまいました」
「いつも本堂で真面目に座っていると思ったら、そんなものを使っていたのか」
「どうしましょう、これではお仕事がままなりません」
「あー、将軍の肘掛けみたいなアレだろう? 探しておいてあげよう」
「わーい! ありがとうございます、ナズーリン!」
「すまないご主人。今日は見つけられなかった」
「そうですか…仕方ありません。正々堂々と正座しましょう」
(ぅぅ……ナズーリン、早く見つけて下さい……)プルプル
(涙目でプルプル震えるご主人ハァハァ)
「……しかし、その時颯爽と現れたのが我らが毘沙門天でありまして…………」
(聖の説法も…今日は耳に入りまs…にゃっ!? 脚が…!!)ビクンッ
(よっしゃーーー!! 顔を真っ赤にしながらビクビク震えるご主人ゲッーーーート!!!!)
「……斯くして、かの乳首敏々丸は敗れ、毘沙門天による太平が…………」
(ふぇぇ、助けてナズーリン……にゃんッ!!)ビクンビクンッ
(いよぉーーし!! いいぞ子鼠! もっとよがらせるんだっ!!)
「……そして毘沙門天は財宝を民に分け与えるようになった、と言われています。
これで本日の説法は終わりです。長きにわたるご静聴、感謝致します。そしてお疲れ様でした」
(ぁぅぅ……なんとか終わりました…………)
(眼福、眼福……さて、隠していたイスを返してあげるk「 ナ ズ ー リ ン ? ちょっとお話があるのですが……」
「ひ…聖……何時の間に後ろに……!?
あ、いやその…これには深いわけが……」
「 南 無 三 っ ! ! 」
ギニャァァァァァァァァァァァァ…………
「あれ? ナズーリーン、どこですかー? 私のイスはー…?」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ナズーリン、ナズーリン」
「おやおや、なんだいご主人」
「私の秘蔵のお煎餅が無くなっているのです」
「昨日食べたでしょ」
「……そうでしたっ!」
(このお方は何かもう色々とダメだ)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ナズーリン、ナズーリン」
「今度はなんだい、ご主人」
「羽衣を水洗いしたら、ちっちゃくなってしまいました」
「またやったのかい、これで七回目だよ?」
「も…申し訳ありません……」
「予備と取り替えてくるから、ちょっと待ってなさい」
「ガオーン……」
(ハァーーン!! ご主人の服ッ!! 新鮮なご主人の匂い!! ご主人の福っ!!!!)ハァハァスンスンハァハァ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ナズーリン、ナズーリン」
「今日はなんだい、ご主人」
「タンスの隙間に万年筆を落としてしまったのです」
「そりゃまた、器用なことを」
「あとちょっとで取れそうなのですが…子鼠さんに取って頂けませんか?」
「ふむ…ご主人、あと少しで取れるというのに、私に助けを乞うのかい」
「そ、それは……」
「たまには自分の力で拾ってみることも大事だ、と私は思うのだがね」
「……わかりました! 頑張りますっ!」
「微力ながら、私は後ろで見守っていよう。なぁに、ご主人ならきっと取れるさ」
「あ…ありがとうございますっ!」
「ぅ~~ん……あとちょっと……!」
(合法的に眺めるご主人のお尻ハァハァ)
「ぅ……ん、ふぅ……ん…………」
(苦しげに漏れる声がたまらんのぅ……ハァハァ)
「……え~~い!!」
(そんなにプリっとお尻をを突き出して……誘っとんのかご主人ハァハァ)
「……や、やりましたっ! 取れましたよナズーリン!!」
「うん、良い物を見せて貰ったよ。いろんな意味で」
「……?」
そんな毎日。
「やぁやぁ、どうしたんだいご主人」
「正座用のイスをなくしてしまいました」
「いつも本堂で真面目に座っていると思ったら、そんなものを使っていたのか」
「どうしましょう、これではお仕事がままなりません」
「あー、将軍の肘掛けみたいなアレだろう? 探しておいてあげよう」
「わーい! ありがとうございます、ナズーリン!」
「すまないご主人。今日は見つけられなかった」
「そうですか…仕方ありません。正々堂々と正座しましょう」
(ぅぅ……ナズーリン、早く見つけて下さい……)プルプル
(涙目でプルプル震えるご主人ハァハァ)
「……しかし、その時颯爽と現れたのが我らが毘沙門天でありまして…………」
(聖の説法も…今日は耳に入りまs…にゃっ!? 脚が…!!)ビクンッ
(よっしゃーーー!! 顔を真っ赤にしながらビクビク震えるご主人ゲッーーーート!!!!)
「……斯くして、かの乳首敏々丸は敗れ、毘沙門天による太平が…………」
(ふぇぇ、助けてナズーリン……にゃんッ!!)ビクンビクンッ
(いよぉーーし!! いいぞ子鼠! もっとよがらせるんだっ!!)
「……そして毘沙門天は財宝を民に分け与えるようになった、と言われています。
これで本日の説法は終わりです。長きにわたるご静聴、感謝致します。そしてお疲れ様でした」
(ぁぅぅ……なんとか終わりました…………)
(眼福、眼福……さて、隠していたイスを返してあげるk「 ナ ズ ー リ ン ? ちょっとお話があるのですが……」
「ひ…聖……何時の間に後ろに……!?
あ、いやその…これには深いわけが……」
「 南 無 三 っ ! ! 」
ギニャァァァァァァァァァァァァ…………
「あれ? ナズーリーン、どこですかー? 私のイスはー…?」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ナズーリン、ナズーリン」
「おやおや、なんだいご主人」
「私の秘蔵のお煎餅が無くなっているのです」
「昨日食べたでしょ」
「……そうでしたっ!」
(このお方は何かもう色々とダメだ)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ナズーリン、ナズーリン」
「今度はなんだい、ご主人」
「羽衣を水洗いしたら、ちっちゃくなってしまいました」
「またやったのかい、これで七回目だよ?」
「も…申し訳ありません……」
「予備と取り替えてくるから、ちょっと待ってなさい」
「ガオーン……」
(ハァーーン!! ご主人の服ッ!! 新鮮なご主人の匂い!! ご主人の福っ!!!!)ハァハァスンスンハァハァ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ナズーリン、ナズーリン」
「今日はなんだい、ご主人」
「タンスの隙間に万年筆を落としてしまったのです」
「そりゃまた、器用なことを」
「あとちょっとで取れそうなのですが…子鼠さんに取って頂けませんか?」
「ふむ…ご主人、あと少しで取れるというのに、私に助けを乞うのかい」
「そ、それは……」
「たまには自分の力で拾ってみることも大事だ、と私は思うのだがね」
「……わかりました! 頑張りますっ!」
「微力ながら、私は後ろで見守っていよう。なぁに、ご主人ならきっと取れるさ」
「あ…ありがとうございますっ!」
「ぅ~~ん……あとちょっと……!」
(合法的に眺めるご主人のお尻ハァハァ)
「ぅ……ん、ふぅ……ん…………」
(苦しげに漏れる声がたまらんのぅ……ハァハァ)
「……え~~い!!」
(そんなにプリっとお尻をを突き出して……誘っとんのかご主人ハァハァ)
「……や、やりましたっ! 取れましたよナズーリン!!」
「うん、良い物を見せて貰ったよ。いろんな意味で」
「……?」
そんな毎日。
あれっ? そこは辛抱たまらなくなったナズーリンが動けない星ちゃんの後ろから襲い掛かる流れじゃないの?
>かの乳首敏々丸は
おい ちょっと 待て
良いぞもっとやれ。