「うにゅっ……?」
おかしい。何かがおかしい。微妙におかしい。変だ。奇妙だ。珍妙だ。
灼熱地獄で火力調節のお仕事をしている最中に、ふとそんな事を考えてしまった。
「むー。何か変だなあ。何が変なのかは分からないけれど、何かが変だ」
何て言うんだろうか。
違和感って奴かな。普段ならしっくりしている何かが今日に限ってちぐはぐだから、奇妙な居心地の悪さを感じてしまう。
お洋服を後ろ前に着ているだとか、靴の左右を間違えているだとか、そんな時に感じるのと似た様な違和感だ。
一応お洋服を確認してみる……大丈夫。きちんと胸元には八咫烏様の目が見える。普段着だ。
ふにふにと柔らかな左右のおっぱいに挟まれている八咫烏様は、今日も今日とて幸せそう。
融合している相手が幸せで居てくれるのだから、私も幸せな気持ちになれる。
うむ。これも持ちつ持たれつの関係なのだろう。実に良い事だね。
で、靴について。
灼熱地獄の作業中は足がムレちゃうから、靴はそもそも履いていない。
最近は素足で作業をする事が多くなった。当然ながら、今日も今日とて私は素足だ。
お洋服については特に問題無しらしい。
となれば、何が違和感の原因なんだろう?
お洋服以外に原因があるのだろうか。
「うにゅー?」
普段は使わない頭をフル稼働させて、どうにかこうにか原因を突き止めようとしてみる。
まずは、現時点での装備を確認。
お洋服については確認をしたけど、仕事道具は確認をしていなかった。
一応確認をしておこう。
胸には八咫烏様の目。相変わらずぽわぽわと幸せオーラを撒き散らしている。おっぱいって凄い。
背中にはマント。宇宙を描いたスーパーカッコイイマントだ。
そして愛用の制御棒。これが無いと私は気分が引き締まらない。
……おっけーだ。私の灼熱地獄におけるお仕事スタイルだよね。
「違うのかー。むむむー」
次に違和感の正体となりそうな物。周囲の環境を確認してみる。
灼熱地獄の温度はやや平熱より高め。でも、誤差の範囲内だ。
立ち上る溶岩柱。
降り注ぐ炎の雨。
少しでも気を抜けば肌が焼け爛れてしまいそうな熱。
何もかも普段通りだ。
普段と同じ、見慣れた灼熱地獄の風景だ。
違和感を感じる程の物じゃない。
所謂、3K職場。
カッコイイ私!
可愛い私!
かっ飛ばせ私!
立派な3K職場だね。普段通りだ。
「むぅ。これも違うのかなあ」
装備でも、環境でもない。
となると何なんだろうか。
一体、何が私に違和感を与えているのだろうか?
分からない。
どんなに考えても、分からない物は一行に分からないままだ。
困った。これじゃあお仕事に集中出来ない。
どうした物か……
「おーい! 次の死体を放り込むよー!」
悩んでいる最中に、上層フロアから友達のお燐の声が聞こえて来た。
どうやら、地上から新鮮死にたての死体を補給してきたらしい。
まったく。人が違和感の正体のせいで悩んでいると言うのに気楽な奴だ。
「おくうー? 居るなら返事しろよー!」
「はーい! 居るよー!」
返事が無かったのが気になったのだろうか?
お燐に大きな声を掛けられたので、とりあえず返事をした。
まったく……今の私は違和感の正体を探すのに精一杯だと言うのに、お燐ときたら能天気な奴だ。
とっととお燐の放り込む死体を炎にくべて、違和感の正体探しを再開しないと。
「んじゃ放り込む――お、おいおくう! お前何してるんだ!?」
燃料を放り込もうとした瞬間、お燐が素っ頓狂な声を上げていた。
何か、とんでもない物でも見つけてしまったのだろうか。
もしかすると、お燐が発見したとんでもない物がこの違和感の正体なのかもしれない。
灯台下暗し。案外、自分では分からない事だけど他人が見れば一目瞭然って事もあるのだろうか。
流石はお燐だ。猫だけあって直感に鋭い。
これでお燐が違和感の正体を見つけてくれたら、猫缶の1つや2つくらい買ってあげようか。
そして、お燐が上層フロアから大声で叫んでくれた。
「おいおくう! お前……どうして制御棒に刺さってるんだ!? 普通逆だろ!
て言うか何だよそのでっかい制御棒は! 土管みたいじゃないか! 下半身を制御棒に食われたみたいになってるぞ!」
「あ」
つい、うっかり。
おかしい。何かがおかしい。微妙におかしい。変だ。奇妙だ。珍妙だ。
灼熱地獄で火力調節のお仕事をしている最中に、ふとそんな事を考えてしまった。
「むー。何か変だなあ。何が変なのかは分からないけれど、何かが変だ」
何て言うんだろうか。
違和感って奴かな。普段ならしっくりしている何かが今日に限ってちぐはぐだから、奇妙な居心地の悪さを感じてしまう。
お洋服を後ろ前に着ているだとか、靴の左右を間違えているだとか、そんな時に感じるのと似た様な違和感だ。
一応お洋服を確認してみる……大丈夫。きちんと胸元には八咫烏様の目が見える。普段着だ。
ふにふにと柔らかな左右のおっぱいに挟まれている八咫烏様は、今日も今日とて幸せそう。
融合している相手が幸せで居てくれるのだから、私も幸せな気持ちになれる。
うむ。これも持ちつ持たれつの関係なのだろう。実に良い事だね。
で、靴について。
灼熱地獄の作業中は足がムレちゃうから、靴はそもそも履いていない。
最近は素足で作業をする事が多くなった。当然ながら、今日も今日とて私は素足だ。
お洋服については特に問題無しらしい。
となれば、何が違和感の原因なんだろう?
お洋服以外に原因があるのだろうか。
「うにゅー?」
普段は使わない頭をフル稼働させて、どうにかこうにか原因を突き止めようとしてみる。
まずは、現時点での装備を確認。
お洋服については確認をしたけど、仕事道具は確認をしていなかった。
一応確認をしておこう。
胸には八咫烏様の目。相変わらずぽわぽわと幸せオーラを撒き散らしている。おっぱいって凄い。
背中にはマント。宇宙を描いたスーパーカッコイイマントだ。
そして愛用の制御棒。これが無いと私は気分が引き締まらない。
……おっけーだ。私の灼熱地獄におけるお仕事スタイルだよね。
「違うのかー。むむむー」
次に違和感の正体となりそうな物。周囲の環境を確認してみる。
灼熱地獄の温度はやや平熱より高め。でも、誤差の範囲内だ。
立ち上る溶岩柱。
降り注ぐ炎の雨。
少しでも気を抜けば肌が焼け爛れてしまいそうな熱。
何もかも普段通りだ。
普段と同じ、見慣れた灼熱地獄の風景だ。
違和感を感じる程の物じゃない。
所謂、3K職場。
カッコイイ私!
可愛い私!
かっ飛ばせ私!
立派な3K職場だね。普段通りだ。
「むぅ。これも違うのかなあ」
装備でも、環境でもない。
となると何なんだろうか。
一体、何が私に違和感を与えているのだろうか?
分からない。
どんなに考えても、分からない物は一行に分からないままだ。
困った。これじゃあお仕事に集中出来ない。
どうした物か……
「おーい! 次の死体を放り込むよー!」
悩んでいる最中に、上層フロアから友達のお燐の声が聞こえて来た。
どうやら、地上から新鮮死にたての死体を補給してきたらしい。
まったく。人が違和感の正体のせいで悩んでいると言うのに気楽な奴だ。
「おくうー? 居るなら返事しろよー!」
「はーい! 居るよー!」
返事が無かったのが気になったのだろうか?
お燐に大きな声を掛けられたので、とりあえず返事をした。
まったく……今の私は違和感の正体を探すのに精一杯だと言うのに、お燐ときたら能天気な奴だ。
とっととお燐の放り込む死体を炎にくべて、違和感の正体探しを再開しないと。
「んじゃ放り込む――お、おいおくう! お前何してるんだ!?」
燃料を放り込もうとした瞬間、お燐が素っ頓狂な声を上げていた。
何か、とんでもない物でも見つけてしまったのだろうか。
もしかすると、お燐が発見したとんでもない物がこの違和感の正体なのかもしれない。
灯台下暗し。案外、自分では分からない事だけど他人が見れば一目瞭然って事もあるのだろうか。
流石はお燐だ。猫だけあって直感に鋭い。
これでお燐が違和感の正体を見つけてくれたら、猫缶の1つや2つくらい買ってあげようか。
そして、お燐が上層フロアから大声で叫んでくれた。
「おいおくう! お前……どうして制御棒に刺さってるんだ!? 普通逆だろ!
て言うか何だよそのでっかい制御棒は! 土管みたいじゃないか! 下半身を制御棒に食われたみたいになってるぞ!」
「あ」
つい、うっかり。
USBポートはありまくりで困るが
そして八咫烏様は早く俺に場所を受け渡すべき。
俺も融合させて下さいお願いします
うっかりうつほ、可愛い。
だから八咫烏はお空にしっくりしてたのか
…ちょっと灼熱地獄の就職試験にエントリーしてくる。
何処か抜けているお空ちゃん可愛いよお空ちゃん。
さとり様のサードアイなら、彼女の膨らみに日夜ぺったりくっつけるのではなかろうか
俺はサードアイを志望する
……いや、バカだろwww