これは『私は我慢する~魔理沙の場合~ 』の設定を受け継いでいます。
でも、読まなくても大丈夫じゃと思います。
なんでもないような事が、幸せだったと想う
つまりは私の幸せはもう無いと言うことか
「ずっと霊夢にベタベタとくっ付いて霊夢困ってるじゃないこの馬鹿鬼!」
「ふん! 霊夢はおまえの着せ替え人形じゃないんだよこのマーガリン!」
「マーガドロイドよ!」
ドカドカバキバキ……
頬杖……ため息……
ため息をつくと幸せが逃げていくというけれど、もうすでに私の幸せメーターは0よ
その上なお幸せを持っていこうというのかこいつらは
「霊夢は私を一番愛してくれているのよ!」
「霊夢の胡坐の上は私の席だ!」
どかどかばきばき……
あーうるさい
昼寝しようにもこいつら後1時間はやりあってるだろうし
もう我慢できない
そうだ紫の布団を奪おう
紫は冬眠してるし潜り込んでも起きないでしょう
ついでに暖かい抱きマクラにもなるしちょうどいいわ
私も春まで冬眠しようかしら
<私は我慢する~幽香の場合~>
「おや、いらっしゃい。また来たんだね。
いやいや、君なら大歓迎さ。
今日も僕の話し相手になってくれるのかな?
そうか、ありがとう。では……こほん。
この話は幻想郷に住む少女たちが、我慢をする話だ。
といっても少女から直接僕が聞いた話を"ぼいすれこーだー"なるものでこっそりと録音したものだけどね。
それじゃあ始めようか。前回は魔理沙だったから……そうだな、僕が作った傘を大事に使ってくれる子の話にしよう」
――幽香の場合
店長生きてる? 突風で傘の骨が折れたから直してほしいのだけど
一時間くらいで直るのね。ではその時に……え?
なにか我慢した話をしてくれですって?
私も暇じゃないのだけれど、まぁいいわ。
ところで貴女は肩はこってないかしら?
「釈然としないわ」
「私はあんたに負けた。だから肩を揉んでる。それだけよ?」
博麗神社に穏やかな春の風が流れていた。
いつも騒がしい博麗神社にしては珍しく、二人の話し声しか聞こえない。
と言ってもさっきまでは騒がしかったのだ。
霊夢がお茶を飲んで和んでいるところに、風見 幽香がいきなり弾幕を打ち込んだ。
開始の合図も無い、幽香にとっては神社の鳥居をくぐったときから始まっていたのだろう。
「ん……貴女、夢想封印わざとはずしたでしょう?」
「そういうあんただって一撃目わざとはずしたじゃない」
「あれはただの挨拶よ。ぁん……幻想郷のね」
今日は風見 幽香にとって月に一回の特別な日。
霊夢との約束の日。
――負けたほうが勝ったほうの言うことをなんでも聞く
それは幽香が言い出した条件。霊夢に勝つための自分への戒めのつもりだった。
最初の勝負は幽香の負け。次もその次も幽香は霊夢に勝てなかった。
そしてその度に霊夢は幽香に命令を下した。
――次の宴会に参加しなさい。ただしそこで暴れることは禁止する。
そこでの宴会の事は語らないほうがいいだろう。幽香の尊厳の為に。
そして何度も負け続け、24回目の挑戦の時初めて幽香は勝った。
この勝負を続けてから実に2年の月日が流れていた。
それは「アルティメットサディスティッククリーチャー」と呼ばれなくなってから、3ヶ月経った日だった。
そして幽香から霊夢への初めての命令は今も同じ内容として続いている。
「あ、そこ……気持ちいいわぁ」
「今日は又一段と硬いわね」
絶妙な力を入れつつ肩を揉む霊夢。
そのマッサージテクニックに解されていく肩の筋肉と筋。
その解される快楽に、幽香は桃色な声を出てしまう。
さすがに恥ずかしいから我慢しようと力を入れると、ぽかりと頭を叩かれるから仕方が無いのだ。
「ん、肩は之くらいでいいでしょ? つぎは腰ね」
「腰? それは頼んでないわよ」
「肩と背中触ってたら分かるわよ。あんた背骨が曲がってるわ。ほら横になりなさい」
「大妖怪であるこの私が背骨曲がってるだなんて、周りに知られたら笑いものにされるわね」
幽香は霊夢に誘われるまま、神社の縁側に引いた布団の上にうつ伏せになって寝転んだ。
腕の頭の下で組み、それを枕にして目を瞑る。
旗から見たら日向ぼっこをしている美少女の図だった。お尻のちょっとしたにどっかりと座る霊夢がいなければ。
「土いじりしすぎよ。骨盤と右足の付け根までゆがんでいるじゃない」
「あら、私はフラワーマスター。花を愛でるためなら1時間でも10時間でも土をさわり続ける "ボキッ!!" わ!?」
「はいはい、あんまりしゃべってると舌噛むわよ。この際だし全身矯正してあげ……る!」
「ちょ、ちょっと、今背中に激痛が "バキッ!!" きゃあああああお尻が!!」
神社が騒がしくなった。
バキボキという聞いてるだけで痛くなりそうな音と、その度に響く幽香の悲鳴。
関節を無理やりずらされる(正確には元の位置に戻している)時の痛みを必死に我慢している。
それでも我慢しきれず、悲鳴をあげてしまう。さっきの快楽の声とは正反対にとても苦しそうだ。
布団を握りつぶす勢いで必死に掴んでいるが、布団がなかったら自分の爪で手を傷つけ血が出ていたかもしれない。
その様子を、たまたま神社の上空を飛んでいた春告妖精が、ビクビクした声で春を告げながら見ていた。
「ふぅ、こんなもんでしょう」
「はぁ…はぁ…」
いい汗かいたと額の汗を拭う霊夢が、息も絶え絶えで両手両足を力なく投げ出している幽香の上から退いた。
幽香は息も荒く、力が入らないからか目がとろーんとしているからか、傍から見たら"コト"が行なわれた後に見えてしまう。
人が来ない神社であることに幽香はそっと感謝した。あとで賽銭を入れておこう。
「ところで幽香」
「……ふぁに?」
"たれ幽香"という新ネームがつくくらいに脱力状態の幽香。
どうやら舌もまともに動かないようだった。
「服脱がしてもいいわよね?」
ここで霊夢のまさかの爆弾発言。
一応もう一度言っておくが、ここは神社の縁側である。
いくら人が来ないとはいえ、外から丸見えの場所なのだ。
そんな所で服を脱いだらただの変態ではないか。
というか何故脱がなければならなのかと、幽香は文句言いたかったが下が回らず、ふがふがと日本語にすらなってなかった。
「じゃぁ脱がすわよ。もちろん下着も邪魔だから脱がすけどいいわよね」
「いやぁぁぁぁ……」
力の入っていない悲鳴は鳥たちの鳴き声にかき消された。
そして数秒後、目に涙を浮かべた幽香が仰向けになって寝かされていた。
綺麗な裸体。それは絵から抜け出してきたように幻想的で、大きな胸からお尻までのラインは最早言葉に言い表せないほどに魅力的だ。
橋姫でなくとも女性ならば誰しもが嫉妬するような、そんな体が霊夢に全てを曝け出されている。
霊夢はそっと手を幽香の下腹部に手を伸ばすと、まるで動けない幽香の手の変わりに隠すかのように指を秘密の花弁に這わせた。
あらもう傘直ったの。さすがね
では御代はここに置いておくわね。
話の続き? ってなに息を荒くしてるのよ。刺すわよ?
そんなに聞きたいのかしら。別にこの後は面白くもなんとも無い、ただ私の頭が真っ白になった。それだけよ。
もういいかしら? 今から霊夢の所に行って勝負なんだから、これ以上邪魔したら傘の骨がまた折れてしまうことになるわよ?
そう、それが懸命な判断ね。物分りがいい人は好きよ。霊夢の次にね。
それではごきげんよう。
「以上が幽香が我慢している話だ。
顔が赤いが大丈夫かい? ちょっと暖房が強すぎたかな。
この石油ストーブというのは熱くなりすぎるのが難点だな……
幽香の特別な日はいつかって?
まさか見に行くのかい? ……やめておいたほうがいい。
僕もあの時、幽香の後をつけて影から見ていたんだが、全て終わった後に見つかって後遺症の無いように殺されかけたよ。
一部始終を見ていたのかって? そりゃぁ見ていたさ。といっても多分君が望んでいるような内容じゃないよ。
それでも教えてほしいと言われても困るんだが。
しょうがない、君にだけ特別に教えてあげよう。
実は幽香は霊夢に脱がされた後に……」
カランカラン
「店長生きてやがる? 突風で店長の骨が折れるだろうから二度と店長の口を開けないようにしてほしいのだけど?」
でも、読まなくても大丈夫じゃと思います。
なんでもないような事が、幸せだったと想う
つまりは私の幸せはもう無いと言うことか
「ずっと霊夢にベタベタとくっ付いて霊夢困ってるじゃないこの馬鹿鬼!」
「ふん! 霊夢はおまえの着せ替え人形じゃないんだよこのマーガリン!」
「マーガドロイドよ!」
ドカドカバキバキ……
頬杖……ため息……
ため息をつくと幸せが逃げていくというけれど、もうすでに私の幸せメーターは0よ
その上なお幸せを持っていこうというのかこいつらは
「霊夢は私を一番愛してくれているのよ!」
「霊夢の胡坐の上は私の席だ!」
どかどかばきばき……
あーうるさい
昼寝しようにもこいつら後1時間はやりあってるだろうし
もう我慢できない
そうだ紫の布団を奪おう
紫は冬眠してるし潜り込んでも起きないでしょう
ついでに暖かい抱きマクラにもなるしちょうどいいわ
私も春まで冬眠しようかしら
<私は我慢する~幽香の場合~>
「おや、いらっしゃい。また来たんだね。
いやいや、君なら大歓迎さ。
今日も僕の話し相手になってくれるのかな?
そうか、ありがとう。では……こほん。
この話は幻想郷に住む少女たちが、我慢をする話だ。
といっても少女から直接僕が聞いた話を"ぼいすれこーだー"なるものでこっそりと録音したものだけどね。
それじゃあ始めようか。前回は魔理沙だったから……そうだな、僕が作った傘を大事に使ってくれる子の話にしよう」
――幽香の場合
店長生きてる? 突風で傘の骨が折れたから直してほしいのだけど
一時間くらいで直るのね。ではその時に……え?
なにか我慢した話をしてくれですって?
私も暇じゃないのだけれど、まぁいいわ。
ところで貴女は肩はこってないかしら?
「釈然としないわ」
「私はあんたに負けた。だから肩を揉んでる。それだけよ?」
博麗神社に穏やかな春の風が流れていた。
いつも騒がしい博麗神社にしては珍しく、二人の話し声しか聞こえない。
と言ってもさっきまでは騒がしかったのだ。
霊夢がお茶を飲んで和んでいるところに、風見 幽香がいきなり弾幕を打ち込んだ。
開始の合図も無い、幽香にとっては神社の鳥居をくぐったときから始まっていたのだろう。
「ん……貴女、夢想封印わざとはずしたでしょう?」
「そういうあんただって一撃目わざとはずしたじゃない」
「あれはただの挨拶よ。ぁん……幻想郷のね」
今日は風見 幽香にとって月に一回の特別な日。
霊夢との約束の日。
――負けたほうが勝ったほうの言うことをなんでも聞く
それは幽香が言い出した条件。霊夢に勝つための自分への戒めのつもりだった。
最初の勝負は幽香の負け。次もその次も幽香は霊夢に勝てなかった。
そしてその度に霊夢は幽香に命令を下した。
――次の宴会に参加しなさい。ただしそこで暴れることは禁止する。
そこでの宴会の事は語らないほうがいいだろう。幽香の尊厳の為に。
そして何度も負け続け、24回目の挑戦の時初めて幽香は勝った。
この勝負を続けてから実に2年の月日が流れていた。
それは「アルティメットサディスティッククリーチャー」と呼ばれなくなってから、3ヶ月経った日だった。
そして幽香から霊夢への初めての命令は今も同じ内容として続いている。
「あ、そこ……気持ちいいわぁ」
「今日は又一段と硬いわね」
絶妙な力を入れつつ肩を揉む霊夢。
そのマッサージテクニックに解されていく肩の筋肉と筋。
その解される快楽に、幽香は桃色な声を出てしまう。
さすがに恥ずかしいから我慢しようと力を入れると、ぽかりと頭を叩かれるから仕方が無いのだ。
「ん、肩は之くらいでいいでしょ? つぎは腰ね」
「腰? それは頼んでないわよ」
「肩と背中触ってたら分かるわよ。あんた背骨が曲がってるわ。ほら横になりなさい」
「大妖怪であるこの私が背骨曲がってるだなんて、周りに知られたら笑いものにされるわね」
幽香は霊夢に誘われるまま、神社の縁側に引いた布団の上にうつ伏せになって寝転んだ。
腕の頭の下で組み、それを枕にして目を瞑る。
旗から見たら日向ぼっこをしている美少女の図だった。お尻のちょっとしたにどっかりと座る霊夢がいなければ。
「土いじりしすぎよ。骨盤と右足の付け根までゆがんでいるじゃない」
「あら、私はフラワーマスター。花を愛でるためなら1時間でも10時間でも土をさわり続ける "ボキッ!!" わ!?」
「はいはい、あんまりしゃべってると舌噛むわよ。この際だし全身矯正してあげ……る!」
「ちょ、ちょっと、今背中に激痛が "バキッ!!" きゃあああああお尻が!!」
神社が騒がしくなった。
バキボキという聞いてるだけで痛くなりそうな音と、その度に響く幽香の悲鳴。
関節を無理やりずらされる(正確には元の位置に戻している)時の痛みを必死に我慢している。
それでも我慢しきれず、悲鳴をあげてしまう。さっきの快楽の声とは正反対にとても苦しそうだ。
布団を握りつぶす勢いで必死に掴んでいるが、布団がなかったら自分の爪で手を傷つけ血が出ていたかもしれない。
その様子を、たまたま神社の上空を飛んでいた春告妖精が、ビクビクした声で春を告げながら見ていた。
「ふぅ、こんなもんでしょう」
「はぁ…はぁ…」
いい汗かいたと額の汗を拭う霊夢が、息も絶え絶えで両手両足を力なく投げ出している幽香の上から退いた。
幽香は息も荒く、力が入らないからか目がとろーんとしているからか、傍から見たら"コト"が行なわれた後に見えてしまう。
人が来ない神社であることに幽香はそっと感謝した。あとで賽銭を入れておこう。
「ところで幽香」
「……ふぁに?」
"たれ幽香"という新ネームがつくくらいに脱力状態の幽香。
どうやら舌もまともに動かないようだった。
「服脱がしてもいいわよね?」
ここで霊夢のまさかの爆弾発言。
一応もう一度言っておくが、ここは神社の縁側である。
いくら人が来ないとはいえ、外から丸見えの場所なのだ。
そんな所で服を脱いだらただの変態ではないか。
というか何故脱がなければならなのかと、幽香は文句言いたかったが下が回らず、ふがふがと日本語にすらなってなかった。
「じゃぁ脱がすわよ。もちろん下着も邪魔だから脱がすけどいいわよね」
「いやぁぁぁぁ……」
力の入っていない悲鳴は鳥たちの鳴き声にかき消された。
そして数秒後、目に涙を浮かべた幽香が仰向けになって寝かされていた。
綺麗な裸体。それは絵から抜け出してきたように幻想的で、大きな胸からお尻までのラインは最早言葉に言い表せないほどに魅力的だ。
橋姫でなくとも女性ならば誰しもが嫉妬するような、そんな体が霊夢に全てを曝け出されている。
霊夢はそっと手を幽香の下腹部に手を伸ばすと、まるで動けない幽香の手の変わりに隠すかのように指を秘密の花弁に這わせた。
あらもう傘直ったの。さすがね
では御代はここに置いておくわね。
話の続き? ってなに息を荒くしてるのよ。刺すわよ?
そんなに聞きたいのかしら。別にこの後は面白くもなんとも無い、ただ私の頭が真っ白になった。それだけよ。
もういいかしら? 今から霊夢の所に行って勝負なんだから、これ以上邪魔したら傘の骨がまた折れてしまうことになるわよ?
そう、それが懸命な判断ね。物分りがいい人は好きよ。霊夢の次にね。
それではごきげんよう。
「以上が幽香が我慢している話だ。
顔が赤いが大丈夫かい? ちょっと暖房が強すぎたかな。
この石油ストーブというのは熱くなりすぎるのが難点だな……
幽香の特別な日はいつかって?
まさか見に行くのかい? ……やめておいたほうがいい。
僕もあの時、幽香の後をつけて影から見ていたんだが、全て終わった後に見つかって後遺症の無いように殺されかけたよ。
一部始終を見ていたのかって? そりゃぁ見ていたさ。といっても多分君が望んでいるような内容じゃないよ。
それでも教えてほしいと言われても困るんだが。
しょうがない、君にだけ特別に教えてあげよう。
実は幽香は霊夢に脱がされた後に……」
カランカラン
「店長生きてやがる? 突風で店長の骨が折れるだろうから二度と店長の口を開けないようにしてほしいのだけど?」
諏訪子が読みたいです。
いつか白蓮の話でお願いします。
でも、下腹部の秘密の花弁につぼマッサージってどういう意味?!
……それって「蜜つb(削除されました) 」
無茶しやがって……敬礼!
>諏訪子が読みたいです
ようござんす♪
>お賽銭をいくら入れれば霊夢の整体を受けられますか?
霊夢の整体を受けるには彼女から信頼を勝ち取らないといけないんや
でも一度信頼してもらえると全身くまなく徹底的に親身にしてくれると思います!
>最近腰が悪いから霊夢の整体受けたいよ
あぁ今日も博霊神社から悲鳴が聞こえる……
>いつか白蓮の話でお願いします。
これはなかなか難しいけれど閃いた!パリィ! ちがう本当に閃いたのでちょっとメモしてきます
>どういう意味?!
しつているか。そこ周辺にはちゃんとしたツボが存在するんだぜ
効果はしらべてくだち!
いや、アウトだと思うやつがアウトなんだ!
マッサージは素肌にタオルを置いてやるとすごくいいんだよ?
さぁずわいがにさんそこに寝るんだ。我がマッサージしてあげr(ry