〈博麗神社〉
霊夢「来るんだったら賽銭くらい入れなさいよね。」
魔理沙「そのうちな。」
霊夢「その台詞を何度聞いたことか。」
魔理沙「とりあえず参拝客を増やす方法でも考えるんだな。私は考えない。」
霊夢「もういい。」
魅魔「そして神社は寂れていくのでしたっと。」
霊夢「縁起でもないこと言わないで。」
魔理沙「魅魔様いつの間に・・・。」
魅魔「私から逃げようったってそうはいかないよー?」
魔理沙「別に逃げる気は無いぜ。」
霊夢「何か用?また神社を壊す気?」
魅魔「壊したっていいけど生憎そんな気は無いんでね。ところでここに懐かしい写真があるんだが。」
魔理沙「げ、何でそれがっ!!じゃあな霊夢っ!!」
霊夢「あれ、どうしたんだろ。」
魅魔「さぁね。」
霊夢「あらほんと懐かしいわね。魔理沙がうふふだった頃じゃない、どこにあったの?」
魅魔「あの馬鹿の家さ。」
霊夢「だから逃げたのね・・・。」
魅魔「馬鹿はさておき、今日は思い出に浸るってのはどうだい?」
霊夢「どうせやることないし・・・いいわよ。」
霊夢「これって明羅さんよね、今なにしてるのかしら。」
魅魔「未だにお前さんを倒す為に日々奮闘しているんだろ。」
霊夢「私はいつでも良いって言ったのに明羅さんったら恥ずかしがり屋さんなんだから。」
魅魔「はぁー、男ってのはどうしてこう積極的に来ないのかねぇ・・・。」
霊夢「霖之助さんもそろそろ魔理沙の気持ちに気づいてあげればいいのよ。」
魅魔「誰だいその霖之助ってのは?」
霊夢「今度紹介するわ、あまりの鈍感っぷりに感心するわよ。」
魅魔「そらぁ楽しみだ。」
霊夢「ねぇ魅魔、これって誰?」
魅魔「え?・・・あーお前さん会話せずに倒したもんなー、知らなくて当然か。」
霊夢「そうだったっけ?てかこんな天使みたいなの居た?」
魅魔「居たもなにも、あいつはあたしの娘だよ?」
霊夢「嘘ぉっ?!」
魅魔「嘘。」
霊夢「・・・。」
魅魔「でも似たようなもんさ。あたしが悪霊としてあの霊魔殿に居座ってからいつの間にか現れてあたしの世話を勝手にしはじめたんだ。炊事に洗濯、何でもこなしてくれたよ。」
霊夢「咲夜みたいね。」
魅魔「魔理沙が弟子になる前から居たからあれも知ってるはずなんだけどね。」
霊夢「今度聞いてみるわね。」
魅魔「まっ、今はどこに行ってるのか知らないけどね。因みに天使っぽいからてっちゃんと呼んでいた。」
霊夢「センス悪・・・。」
〈魔法の森〉
てっちゃん「あのぉ魔理沙さん・・・ここは何処でしょう?」
魔理沙「何でお前がここにいるんだよ・・・。」