桜舞い散る穏やかな春である。
富士見の娘と呼ばれる少女は庭の大きな桜、西行妖の根元に何かが落ちているのを発見した。
「ゆゆノート……?」
興味本位でそれを開いた少女はそこに書かれていた文字に驚愕する。
『このノートは死を操る程度のノートです。このノートに名前を書かれた者は例外なく死にます』
実際はもっと長く色々な説明が書かれていたのだが、要約するとこうである。
「死を操る……ってまさかねぇ」
言いながらも少女は部屋の奥にしまわれた筆をとりだしていた。
そしてノートの魔力に吸い寄せられるように名前を記していく。
どうせこんな物、誰かの悪戯に違いない。
それならば早々に偽物だと判別して捨ててしまおうではないか。
そう自分に言い聞かせながら、ノートに一つの名前を書きあげる。
そこに書かれていた者の名は―――――
西行寺 幽々子
自分自身であった。
いくら偽物の可能性が高くても、誰かを殺すかも知れないという恐怖心が彼女にはあった。
そして何より、彼女には自分自身以外名前を知っているような相手がいなかった。
友達いないとか思った人はノートに名前書かれるから気をつけよう。
しかしやはり偽物であったのか、幽々子の身体に目だった変調は現れない。
勝った……!
幽々子は勝利を確信し――――何に勝ったのかもわからないが――――ノートに名前を書いてから35秒で勝利を宣言した。
「ノート、私の勝ち……あら?」
ぐらり、と。
幽々子はその場に倒れ込んだ。
ノートを良く見ると、どうやら死の効果が訪れるのは名を書いてから40秒後らしい。
「こ、これは罠よ……!」
それが幽々子の生前最後の言葉だった。
そして――――――
「ゆ、ゆゆノート……本物だ!」
がばちょ、と。
幽々子は亡霊として生まれ変わった。
死を操る程度の能力を持ったノートを手に入れて。
富士見の娘と呼ばれる少女は庭の大きな桜、西行妖の根元に何かが落ちているのを発見した。
「ゆゆノート……?」
興味本位でそれを開いた少女はそこに書かれていた文字に驚愕する。
『このノートは死を操る程度のノートです。このノートに名前を書かれた者は例外なく死にます』
実際はもっと長く色々な説明が書かれていたのだが、要約するとこうである。
「死を操る……ってまさかねぇ」
言いながらも少女は部屋の奥にしまわれた筆をとりだしていた。
そしてノートの魔力に吸い寄せられるように名前を記していく。
どうせこんな物、誰かの悪戯に違いない。
それならば早々に偽物だと判別して捨ててしまおうではないか。
そう自分に言い聞かせながら、ノートに一つの名前を書きあげる。
そこに書かれていた者の名は―――――
西行寺 幽々子
自分自身であった。
いくら偽物の可能性が高くても、誰かを殺すかも知れないという恐怖心が彼女にはあった。
そして何より、彼女には自分自身以外名前を知っているような相手がいなかった。
友達いないとか思った人はノートに名前書かれるから気をつけよう。
しかしやはり偽物であったのか、幽々子の身体に目だった変調は現れない。
勝った……!
幽々子は勝利を確信し――――何に勝ったのかもわからないが――――ノートに名前を書いてから35秒で勝利を宣言した。
「ノート、私の勝ち……あら?」
ぐらり、と。
幽々子はその場に倒れ込んだ。
ノートを良く見ると、どうやら死の効果が訪れるのは名を書いてから40秒後らしい。
「こ、これは罠よ……!」
それが幽々子の生前最後の言葉だった。
そして――――――
「ゆ、ゆゆノート……本物だ!」
がばちょ、と。
幽々子は亡霊として生まれ変わった。
死を操る程度の能力を持ったノートを手に入れて。
この後小町には映姫様のお仕置きがまってるんだろうな。
あ、俺もだった(^ω^)
ゆゆ様、忘れないでー
※6
同じく
死神つながりか、面白っ!
あなたの思考って面白っ!
しかし面白っ!
新しい解釈だなwwwww
まぁ確かにこの幽々子は面白いwww