にとりが超巨大炬燵を作ったんで、みんなして、宴会時に使用することになった。
それにしても寒い時期の炬燵というのは、気持ちすらとろけさせて、和ませるものである。
霊夢は炬燵のなかに足を入れて、寝そべっていた。それだけでなんともいえない心地よさ。
「あー、気持ちいいわ。極楽だわ。このまま死んじゃってもいいぐらい」
「だめよ。霊夢」
霊夢が薄目を開けると、紫が同じく炬燵のなかに入りながら、横に寝ていた。
いつのまに――。
そんなことを思いつつも、まあいつものことかと霊夢は思い、また目を閉じた。
「だって、キモチイイんだもの」
「本当に霊夢って自由な子ねぇ」
紫は霊夢の頭をなでる。いまさら目をあけるのも面倒くさいし、紫の手を振り払ったりするのも面倒くさいんで、そのままされるがままである。
「なにがしたいのよ」
もにょもにょとした口ぶりで霊夢が言った。
「霊夢がカワイイから、ついついなでちゃうのよ」
「カワイイ? ボコりたりなかったかしら」
「あらあら怖いこと言うのね。でもね。霊夢。あなたにはとても感謝してるの。人間と妖怪のことを同じように考えてくれるのは貴方ぐらいなものよ」
「べつに、私は、どっちでも……いいってだけで」
眠たげな声だった。
「年相応の子どもなのよね……。なんだか不思議」紫はいつも手にもっている扇子から口を離した。「霊夢、おやすみなさい。私が見守っててあげるわ」
すやすやと寝息をたてる霊夢。
紫は穏やかな顔で、霊夢の寝顔を見つめていた。
霊夢側の隣には、萃香が霊夢にくっつくようにして、すでに酔いつぶれている。
お酒を呑んで寝つぶれるのは、はっきり言えば気絶に近いので、熟睡からは程遠いが、妖怪なので健康的に問題はなかった。
腕をからませるように寝ているのは勇儀。彼女も酔いつぶれて豪快に寝ている。
逆サイドの紫の隣では、藍と橙が、紫と霊夢の仲の良さにひとまず安心して、眠っている。
なによりも特記すべきは藍のもふもふ尻尾であろう。
橙にとっては、藍のもふもふ尻尾は特等席であり、なによりも大事な居場所だった。
「橙、冷えないようにしなさい」
「藍様の尻尾。あったかいです」
隣のエリアでは、魔理沙とアリスが隣り合うようにして寝ている。
炬燵からの暖気はいよいよもって眠りの国へといざなうようであるが、アリスはもともと耐性があるのかあまり眠くなっていないようである。
魔理沙は眠たげだった。
ただ、ちょっと眠りに落ちるのを見られるのも恥ずかしいと思ったり。
「魔理沙。眠たいの?」
アリスが聞いた。
「んー。そんなこと、ない」
「そんなことあるでしょ。我慢しなくていいわよ。魔理沙のことはちゃんと見てるから、安心して寝ていいわ」
「魔理沙さまは自分のことは自分でできるぜ……」
「わかってるわよ」
アリスは魔理沙の胸のあたりまで炬燵の耳の部分をのばした。
寒くないようにという配慮からだった。
魔理沙はむにょむにょと言った後、安心しきった顔で眠りに落ちていった。
アリスは姉のように親のように魔理沙の身体に柔らかいタッチを与えて、子守り歌を歌い始める。誰にも聞こえないような小さな声だった。
それは魔理沙のためだけの歌だったから。
紅魔勢は、レミリア咲夜フランパチュリー小悪魔美鈴と連なって横になっていた。
「それにしても、にとりが作ったこの炬燵、とてつもない気持ちよさだよ」
レミリアは例のカリスマなポーズで言った。
「お嬢様、肩が冷えます」
「かまわない。どうせ吸血鬼だ。この程度では風邪を引くこともないだろう。むしろ私が心配なのは人間の咲夜のほうだよ。ほらもっと身を沈めて」
レミリアは腕の力をいれて、咲夜の身体を炬燵の中心部へと沈めた。
「強引ですね。お嬢様」
「咲夜さんは確かに一番身体的にはかよわいのですから、当然ですよ」美鈴だった。
美鈴は向こう側の端にいる。
いつものように紅魔館の家族を外敵から守ろうとしているようでもある。
それで、パチュリーはすでに眠たげな声で言った。分厚い本を読みながら、
「レミィもいっしょになって寝てあげればちょうどいいかもしれないわ」
「お姉様だけズルイ。わたしも咲夜といっしょに寝るー」
「フランは本当に甘えんぼさんね」
レミリアは咲夜ごしにフランに手を伸ばした。フランも同じように手を伸ばすと、ちょうど咲夜をまたぐ形で、指先を絡めることになる。
咲夜は少し緊張してしまって、眠気が覚めているようだ。
「あら、咲夜。眠くないの?」
「従者が眠るわけにはいけないですから」
「いや、主の命令だよ。咲夜は起きてなくていい」
「お嬢様……」
「おやすみなさい。咲夜」
「はい」
パチュリーはレミリアたちが眠りについたのを見て、ようやく本から目を離した。
「こぁー。咲夜さんが羨ましいです」
「なにがよ」
「寝かしつけられて、あんなに子どもみたいに安心した顔で眠りにつくなんて」
「あなたが銃で殺されそうになっても沈黙を保っててあげるから、安心して眠りにつきなさい小悪魔」
「ああ、すごい私好みのマゾプレイです。さすがパチュリーさま」
よくわからないが、とりあえず安心したのか、小悪魔は眠りに落ちた。
パチュリーはフゥと溜息とも普通の長い吐息ともつかない息を吐き出したあとに、小悪魔の柔らかそうな紅い髪に手を伸ばす。
眠っているだけなら、小悪魔もただの可愛らしい少女にすぎなかった。
「美鈴。あなたも適当に頃合を見て、寝てもいいからね」
「あ、いえ、おかまいなく」
「いつだって、昼間寝てるのは夜に外敵から身を守るためだものね。知ってるわ」
「いえいえ……」
「今日はいいのよ。誰も敵はいないから」
「はい。パチュリー様」
白玉楼では、妖夢と幽々子のふたりしかいないから、自然とふたりの距離は近くなった。
「紫様のほうへ行かなくてもよろしいのですか?」
「紫は霊夢と遊ぶのが忙しそうだし、今はいいわよ。それに、今日はあなたと遊びたい気分だし」
「こたつのなかでどうやって?」
「遊ぶのかって? なんでもできるわよ。たとえばあなたの半霊をぎゅっとしてみたり」
「ひゃ」
「感覚共有してるのね」
半霊に対して、桜の花びらのようなあとをつけていく。つまりキスの嵐。
「あ、あん。やめてください。幽々子さま。セクハラです」
「あらあら、優雅な遊びじゃないの」
「ち、ちが。ひえ。そこはダメ。そこはダメなところです」
「そこがどこなのかわからないのよね。半霊ってのっぺらぼうだし、どこに感覚が対応しているのか本当にわからないわ」
「ひぃぃぃぃぃぃん」
「食べられないだけマシだと思いなさいな」
「それって――」
「んふ。どうしたの」
「それって掛詞?」
「どうかしらね。極楽にいかせてあげましょうか」
「遊ばれてるー!」
「ふふ。やっぱり妖夢で遊ぶのって楽しいわ」
「いま『で』って、『で』っておっしゃいましたか」
「あら、ごめんなさい。妖夢『と』遊ぶとに訂正しとくわ。今のところはね」
最後に、半霊の口元あたりに優しいキス。
そこは確実に妖夢の唇を捉えていて。
やはり幽々子も亡霊の端くれだけあって、感覚の対応した場所など、すべて了解済みなのであった。
永遠亭組は、姫様がてゐを抱っこして、姫様の真向かいにはうどんげ、そして姫様の背中側には、永琳がいるという配置のようだ。
「炬燵の暖かさは異常。でも私の活動時間は夜からなんで、目がギンギンに冴えてるわ。寝られないわ」
「吸血鬼よりも夜行性ってどういうことなの……」
永琳が頭を抱える。
とりあえず今この場でまったく眠気を感じていないのは輝夜ぐらいなものらしい。
これでは永遠亭の恥になると考えた永琳は、背後からハンカチーフにしみこませた睡眠薬を、輝夜を羽交い絞めにして無理やりかがせる。
「ちょ、おま」
輝夜は眠りに落とされた。
「姫さま寝ちゃいましたね」とてゐ。
「あなたも今はいたずらをやめて寝てなさいね」
「師匠。私はわりと場をわきまえているほうですよ。そうでなければ、こんなに長生きできません。姫様に抱っこされてるんで逃げることもできないですし」
「うさぎは抱っこされていると死んじゃうんじゃなかったかしら」
「さて、どうでしたかね」
「まあいいわ。面倒くさいんで、あなたも寝なさい」
永琳は顔に似合わず、どSだった。
「ちょ、そっちのほうが危険……zzz」
小動物に麻酔をかけるときには、人間と同量でいいわけがなく、だいたいにおいて少量でなければならなかった。
うどんげと永琳はしばし、真ん中にいるふたりの寝顔を見つめる。
長い溜息。
「寝てれば」
ふたりの声が重なった。
「寝てればカワイイんだけど」
また守矢か。
そういわれそうであるが、守矢は実のところ妖怪の山ともねんごろにしていて、ひとまとまりのエリアを形成しているらしい。こたつが四角いとすると、その一角をしめているのが、守矢一家である。
まず余類である神様たちについて。
鍵山雛はこたつのなかでぐるぐると寝返りを繰り返しており、秋姉妹たちはキャーキャー喚いている。非常に厄い状況であるが、秋姉妹の存在感の薄さがこの場合は、他に類が及ぶことを遠ざけていると言えた。
にとりはなんと、炬燵の一部を掘炬燵形式にして、そのなかに水を忍ばせていた。知らない人がそこに入ったら、なにかの罠だと思うかもしれない。しかし、にとりにとってはあったかいよりも冷たいほうが望ましいらしい。
神奈子早苗諏訪子については、当然のことながら早苗をまんなかに据えて、いつもの配置。
「風を起こして、温度調節すればもっと気持ちいいかもしれないねぇ」
神奈子はフランクに笑いをこぼす。
「いやいや、この場合は水気がなくて乾いているから、私が内部の水分調節をしてあげたほうが気持ちよくなるよ」
諏訪子も負けてはいない。
「いや、私の風が」
「いや、私の水が」
「諏訪子は黙っていればいいのよ。私に負けた分際で」
「あー、また今更な話を持ち出すとか、どんだけしみったれた神様なんだか」
ふたりにサンドイッチされている早苗は、どちらの顔をみればいいかわからずおろおろするばかり。
やがて、二柱は、早苗を挟んで、パンチの応酬をし始める。
一発あたりの攻撃力は、天を割り、地を割るほどの威力であり、もしも早苗にあたれば、神様的な要素を持っているとしても肉体的には人間であるから無事ではすまないだろう。
しかしながら――、神奈子も諏訪子もいずれも広大な地上をおさめてきた神である。
パンチの応酬も、内破することを目的としており、早苗の上空を通過するときはまるで風が凪ぐようであったし、ふたりがクロスカウンター気味に頬をへこませているときも、その威力は外部に漏れ出すことはなかった。
痛いのは痛いが、愛しい早苗の前で泣き言を言って、弱いところを見られるのが一番嫌なので、黙々と殴りあう。
実をいうとラグナロク級の力が交差しあってる、炬燵の中である。
「もう、おふたりともやめてください」早苗が言った。「仲良くしてくれないと、ご飯作りませんよ」
「はぁい」
生活の雑務をほぼすべて早苗に任せきっている二柱である。
是非もなければ、むげもない。
怒られた子どものように、ふたりの神様は素直に従うのだった。
人里組と呼称して良いかはわからないが、妹紅と慧音はふたりでいっしょの場所にいた。
阿求は少々遠慮気味ではあるものの、慧音は守護者としてそばにいるように言い聞かせているらしい。今は何事もない炬燵のなかではあるものの、脆弱な人間では、何事かに対処しきれないということもあるし、なにより阿求はからだが弱いというのもある。
それで、妹紅も拗ねるほど子どもというわけではない。
「ごめんなさい。慧音先生を私が半分とっちゃうことになってしまいました」
「な、なにを言ってるんだ。と、とるとかとらないとか関係ないだろ。な、慧音」
「ああ、そうだな。まったくだよ。だいたいいつも妹紅の小屋でいっしょにいるから問題な――ハッ! 今のは書くな。歴史から抹消しろ」
「そんなことしませんてば……」
人里組の近くでは、小さなものたちが寄り添うようにいる。
チルノ大妖精リグルミスティアルーミアあたりはここにいた。
「あたいったら溶けちゃいそうだよぉ」
「チルノちゃん、らめぇぇぇぇぇ」
「そーなのかー?」
「虫の知らせってこのことを言うのかも」
「レクイエムってあんまり得意じゃないんだよねぇ」
地下にうごめくものたちは、ここでも炬燵の中央部にいて、他のみんなとは隔絶していたといえる。
なにしろ、炬燵の内部にいるのである。
あたたかい。
死にそうになるほどあたたかい。
だが、さすが妖怪というべきか。地下に住む者たちはまったく表情に翳りがなかった。
まずは地霊殿とはさほど関わりのない、キスメヤマメパルスィは寄り集まって一つのエリアにいた。
キスメは桶に入りつつ、じーっとパルスィを見つめている。
パルスィも緑色をした瞳で睨み返す。
「なんなのよ。あんたは」
「ああ、キスメはパルスィといっしょに寝たいんだってさ」
ヤマメは明るい声をだした。
コクコク。
キスメが頷く。
それで、パルスィは『なんてリア充なのかしら妬ましい妬ましい』と自分の境遇に嫉妬しつつ、結局三人でいっしょに寝た。
地霊殿といえば、まさに同じ家に住む真の家族といえるだろう。
燐は炬燵で丸くなり、核融合の熱にも耐えうる空も同様である。
燐はさとりが抱いて、空はこいしが抱いていた。
そして、さとりとこいしの寝ている様子は、俯瞰すれば、ちょうどハートマークのような形である。
つまり、対面した状態で、しっかりと手をつなぎあっているのだった。
「うるさくない?」
「なにがですか?」
「こんなにたくさん人がいると、心の声がうるさくて眠れないんじゃない?」
「いいえ。第三の目が今意識を向けているのは、こいし、あなたの静かな心だけですよ」
「何も見えないの、怖くない?」
「妹を怖がる姉なんていませんよ」
「お姉ちゃんの近くで寝るのって久しぶりかも?」
「無意識にどこかにいなくならないように気をつけなさいね」
「大丈夫だよ。だって私の無意識はお姉ちゃんに向いているもの」
「?」
「お姉ちゃん大好きってことだよ」
「……」
さとりの顔は見るものが見れば、いつもの余裕たっぷりな顔とは違い、戸惑いが読み取れたかもしれない。
しかし、そういった表情を読み取れるであろう燐と空はすでに夢の国へと旅立っていたし、心を読む能力は、当の本人が有していたので、誰にも知られることはなかった。
命蓮寺グループ。
通称、寺組。
聖はみんなのお姐さんで、ムラサと一輪は聖にべたべたくっついて、ふたりで取り合っている。そこに、ぬえが乱入して、三人がぎゅうぎゅう聖に詰めよっている。暑苦しい状況だった。それでも、聖は嫌な顔ひとつせず、むしろ嬉しそうに、三人の頭を撫でた。
そこに――、ちょっと離れたところに小傘が寂しそうにして、ごろりと横になっていた。
聖はクスっと笑って、小傘を手招いた。
「わちきを呼ぶとは恐れを知らない人間だな」
「あ、こら。狭い狭い。これ以上無理だから。人の波に溺れちゃう。トラウマがトラウマがぁ!」
「ちょ、おま、雲山は反則! 反則!」
「綺麗な顔してるだろ。入道雲なんだぜ、それ……」
わずかに離れていたせいで、難を逃れたのは星とナズーリン。
星はみんなのドジッ娘なお姉さんで、ナズーリンは星にべったりしている。
「ああ、ナズーリン。良いところに」
「どうしたんですか。ご主人様」
「なくしてしまったものがありまして」
「こんな眠くなるような状況で、今にも眠りに落ちそうな私に向かって、何かを探してこいと、ご主人様は、そうおっしゃるわけだね」
「私、実はねずみの形をしたぬいぐるみが無いと寝られないのですよ。ほら、よくあるでしょう。枕が替わると寝れないと」
「ふぅん……。そんなもの一度も見たことないけど」
「そう、それでですね。あの、ナズーリンがそのぬいぐるみの代わりになってくださいませんか」
「私が、ぬいぐるみ代わりに抱かれろと、そうおっしゃりたいわけだね。ご主人様は」
「そ、そうですよ! なにか問題でも」
すがすがしい逆切れ。
でも、目はぎゅっとつぶっていて、拒絶されるのを真に恐れているようなご様子。
もちろん仏がこんなねずみ一匹に心を乱されるようでは、失格であるが、ナズーリンはたいして嫌そうな顔もしないで、やれやれといった感じで、星の胸のなかにとびこんでいく。
安心のナズーリン。ほっとしている星。
そこに、聖から手が伸ばされてきた。
星はその手をつかんだ。
「じゃあ、おやすみなさい。星」
「おやすみ。聖」
「えーっと、レティについては冬はまさに活動期なので炬燵のなかであったまっている場合ではない。リリーについても春に向けて準備中。三月精は家でごろごろしてるんでしょうかね。あと閻魔様たちは忙しそうですし、天人たちはおいそれとは来れないと。道具屋の主人はもともとこういった場には来ない方ですし、ひまわり畑の人は今ごろ花が枯れないようにがんばっているんですかね。こんなところですか」
超巨大炬燵の取材に来た射命丸文だった。
文は書きためたメモに目を通し、まずまずといった表情である。
「文先輩は、炬燵の中に入らないんですか。できれば、その、私とか……どうでしょう」
隣を見ると、椛がいた。
もじもじしていた。
かわいかった。
お持ちかえりしたくなるほどかわいかった。
しかし――、状況を俯瞰していた文は首を振った。
「記者は状況に埋没したらダメなんですよ。客観的に見なければ……、それにごらんなさい。あの炬燵のなかに入りたいと思いますか。あの桃色空間に――あのなかに入ったらどういうことになるか。椛、あなたでも想像はつくでしょう」
椛のもじもじは、がくがくに変わった。
下の状況は、阿鼻叫喚であった。それほどに恐ろしい状況だったといえる。
なにしろ甘すぎる。
本来殺伐としているはずの幻想郷が、枕詞に桃色をつけてもいいぐらい、ピンクな空間だった。べつにえっちなことをしているわけではないが、思わず赤面してしまいたくなるほどの甘い空間だったのである。
もしかすると、明日の朝に生き残っている人間・妖怪はひとりもいないかもしれない。
文と椛は戦慄を禁じえなかった。
しかし結局――、彼女たちも炬燵の魅力に勝てなかったのである。
椛がかわいすぎるのがいけない。
いない人たち増やした加筆版を要求しますっ!w
あとプリズムリバー三姉妹は何故いないんでしょう?
私も糖死しそう…。
ナズーリンが抱き心地よさそうだ。
昨日本当に10年ぶりに炬燵を出したのですが、一人ぐらい来てくれませんか?
ウィナッツォねたで全員風邪をひくオチが浮かんだのは自分だけでいい。
インスリン足りませーん
しょうがないわね仏さま呼んで
先ほどご臨終なされましたー