夜の博麗神社にて
「ほら、いいかげん観念しなさい」
「いやでも、ほら。さすがに歯磨きを人にされるのっていうのは……」
今日も今日とて霊夢のところにご厄介になる紫。
ご飯も食べてお風呂も入った、後は寝るだけ、という状況で、
突然霊夢の歯磨きをしてやりたいと言い出したのだ。
「霊夢だって虫歯になるのはいやでしょう?
ただでさえ一度なったら治すのは大変なんだから、しっかり予防しないと。
この間からずっと気になってたのよ。
あなたみたいに適当に磨いてたら、いつ虫歯になってもおかしくないわ」
「うう~」
理性では霊夢も納得しているのだろうが、なかなか感情が納得しないらしい。
額にしわを寄せてうんうん唸る霊夢を見ながら、紫が考えているのは、
への字の口元もかわいいわあ。
という、とても霊夢には言えない様なことだった。
すでに霊夢の口元に釘付けである。
「し、かたない、わよね」
「そうそう仕方ないの♪ だからほら、あーん」
ついに理性が感情を説得したのか、霊夢はおずおずと正座をする紫の前に進み出た。
紫の勧めにしたがって口を大きく開ける。
だがやはり恥ずかしいのか、頬には朱色が散っている。
「じゃ、はーみーがーき、じょうずかなーぁー?」
定番の掛け声をして紫は、
自らの指を霊夢の口内に突っ込んだ。
「くちゅくちゅしゅわしゅわ♪」
自らの指をもって霊夢の歯を磨く紫。
嬉々とした様子は隠しきれない。
指を奥歯に届かせようとするたびに、霊夢の膝がびくっと動く。
つい指摘しそうになるが、含み笑いでそれをかみ殺してごしごし。
「はいおしまい」
歯磨きを終えた後には、真っ赤に茹で上がった霊夢が出来上がっていたそうな。
「ほら、いいかげん観念しなさい」
「いやでも、ほら。さすがに歯磨きを人にされるのっていうのは……」
今日も今日とて霊夢のところにご厄介になる紫。
ご飯も食べてお風呂も入った、後は寝るだけ、という状況で、
突然霊夢の歯磨きをしてやりたいと言い出したのだ。
「霊夢だって虫歯になるのはいやでしょう?
ただでさえ一度なったら治すのは大変なんだから、しっかり予防しないと。
この間からずっと気になってたのよ。
あなたみたいに適当に磨いてたら、いつ虫歯になってもおかしくないわ」
「うう~」
理性では霊夢も納得しているのだろうが、なかなか感情が納得しないらしい。
額にしわを寄せてうんうん唸る霊夢を見ながら、紫が考えているのは、
への字の口元もかわいいわあ。
という、とても霊夢には言えない様なことだった。
すでに霊夢の口元に釘付けである。
「し、かたない、わよね」
「そうそう仕方ないの♪ だからほら、あーん」
ついに理性が感情を説得したのか、霊夢はおずおずと正座をする紫の前に進み出た。
紫の勧めにしたがって口を大きく開ける。
だがやはり恥ずかしいのか、頬には朱色が散っている。
「じゃ、はーみーがーき、じょうずかなーぁー?」
定番の掛け声をして紫は、
自らの指を霊夢の口内に突っ込んだ。
「くちゅくちゅしゅわしゅわ♪」
自らの指をもって霊夢の歯を磨く紫。
嬉々とした様子は隠しきれない。
指を奥歯に届かせようとするたびに、霊夢の膝がびくっと動く。
つい指摘しそうになるが、含み笑いでそれをかみ殺してごしごし。
「はいおしまい」
歯磨きを終えた後には、真っ赤に茹で上がった霊夢が出来上がっていたそうな。
真っ先に偽物語のアレを思い出してしまった。
それはそれとしてゆかりん不意打ち過ぎるわw
ところでこれから寝るところって、このまま同衾ですか?