Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

さて、冬です

2009/11/14 05:17:52
最終更新
サイズ
1.2KB
ページ数
1

分類タグ


「う~ん……」

日めくりのカレンダーを見つつ、豊穣の神 秋穣子はなんとも渋い顔をしていた。
日付は11月6日。今年の立冬の日である。

「今年ももう冬かぁ……なんで近年はこんなに秋が早いのかしら?」
秋が終わってしまえば秋の神は当分することがない。
精々、豊穣祈願の祭に呼ばれたり山の槭を眺めていたり、それくらいである。
それすらも夏ごろのことだったりするので、つまり冬は本当にすることがないのだ。
春は花見をしているらしいが。

「気分の問題じゃないのかしら?ほら、最近穣子頑張ってるじゃない。」
ほんわかした顔で秋静葉は話す。彼女の言うとおり、人々の秋に対する感情がどんどん薄くなっているので、穣子は近年、躍起になって様々な試みをしているのだ。

「そうじゃないのよ。だってちょっと前まではこんなに早く感じることはなかったのよ?」

「うーん……」

穣子が行っていた試みとは、要は外の世界の体育祭とか文化祭とか、そういうことである。実際、この試みはそれなりに有効ではあるし、効果も上がっている。

しかし、それでも毎年秋は短いのだ。


秋穣子は悩む。
どうして? 秋の祭典の試みは成功しているし、人間の里の浸透も上々だし。
9月から10月にかけて人間の子供達が本番に向けて熱心に練習に勤しむ姿ももはや風物詩となっているし。
皆「この季節は忙しいねー」「忙しすぎて何もできないよねー」って


・・・・・・・・・・・・あ
翌年、秋の祭典を縮小開催したら、紅葉を見る人とか、そういうのがかなり増えたらしいです。
おかげで秋が前年比30%長く感じたそうです

   *   *   *   

思いついたので自由気ままに投稿しました。
文丸
http://merliborn.ho-zuki.com/
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
すみません、ちょっとどういう話か理解出来ませんでした;