美鈴…美鈴!
屋敷の中にはともかく、門の前にも居ないわね…
まったく、門番が門の前に居ないってどういう事よ
……せっかくお茶を用意してきたのに…
はぁ、仕方ないわね……門の前で待っていたら来るでしょう
……それにしても、此処で座ってみて初めてわかったけど
門の前って随分と暖かいのね
これなら…あの子が居眠りするのも……少しは…わか…
すぅ……すぅ…
・・・
いや~妖精の悪戯も困った物ですね
思わず『禊』『魔神破天弾』『首掴み式極彩台風』かけちゃいました
…やりすぎましたかね?
まあ、それよりも急いで門の前に戻らないと咲夜さんにおこら…
あれ?咲夜さん?…寝てるみたいですね……
ん、少しだけうなされてます
此処だと少し暑いでしょうから門の陰に運ぶ事にしましょう
よいしょっと……此処ならよし
でも、何で咲夜さんが門の前に?
……ふあ~ぁ…考えてもわかりませんし
私も少しだけ…御休みなさい……ZZZ
・・・
まったく…この従事者二人ときたら
紅茶を頼んだのに姿が見えないと思って心配したら
こんな所で気持ちよさそうに…
……それにしても咲夜ったら美鈴の膝の上で安心して寝てるわね
美鈴の方は…ん、少しだけキリッとした表情ね
いつもこんな姿だったらいいのに
やれやれ…たまには従事者の為に力を使うのも主の勤めね
『門の前が平和な運命』っと……あったあった…
これでよしっと
ふぁ……私も眠くなってきたわね
美鈴の膝は咲夜が独占してるから、私は左腕ね…
ふふっ…主に力を使わせた代償は……重いわよ…すやすや
・・・
むぅ、屋敷の中に誰も居ないと思ったら
皆美鈴にくっついてずるい!
せっかく遊んでもらおうと思ったのに…
起こしちゃおうかな?
……でも…お姉様と咲夜も美鈴も皆幸せそうな顔をしてるから…
うん、やめておこう!
ふぁ……それに私も眠くなってきたし…
……美鈴の右腕空いてるから…よいしょっと
えへへっ……私もお休みなさい……すぅすぅ…
・・・
それで、屋敷の中はもぬけの殻って事
そのようですよ、パチュリー様
……やれやれ、門の前に行くわよ小悪魔
えっ?珍しいですね何でですか?
……こうも静かだと本も読めないわ
……はい!でしたらすぐに持って行く本を準備しますね
どうみてもЯМИДОКОКУです、本当に(ry
いくらハードでも負けすぎだろ俺orz